マーベリック。それは一匹狼であり、“異端児”。落語界の異端児、故・立川談志に“お前は俺と同じ人間”と言わしめた愛弟子は、師匠の想像どおり、落語家として活躍し、落語界を元気にしている。“何にでも首を突っ込め”という師匠の言いつけどおり、テレビはもちろん、山田洋次監督の映画にまで出演を果たす。今度は何をやってくれるのか? 彼のもつマーベリックな世界観に迫ります。


MAVERICK OF THE MONTH:SHIRAKU TATEKAWA


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立川志らく「たとえテレビでも、忖度しないのが落語家です。」
立川志らく「たとえテレビでも、忖度しないのが落語家です。」 thumnail
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年をとると難しくなるんだけど、
怖くて尊敬できる人は
常にいるべきです。


 もしもその人が今も元気であったなら、まっ先にこの連載に登場願ったであろうと思われるのが落語家・立川談志である。落語家としてまごうことなき天才だが、『笑点』を企画して初代司会者になり、かと思えば参議院議員になったり、果ては真打昇進試験制度をめぐって師匠・柳家小さんと対立して落語協会を脱退。落語立川流を設立した。確信犯的に次々と“事件”を起こす彼に多くの人が魅了されたが、そんな談志にもっとも可愛がられたと自負する弟子が立川志らくである。彼に聞いてみる。立川談志は異端児であったのか。

「談志自身は、そういう言われ方をするのは好んでいなかったでしょうね。自分こそが正統で王道。違っているのはほかの連中。そういう意識が強かった気がします。私もいろんなことをやるからか、落語界の異端児と言われることがあるんだけども、やっている落語は現代においては王道だと思っています。ただ、テレビに出るようになって、あの場では異端児だというのは理解しました。ほかの人は忖度しながら話をするんだけれども、私はそれをしませんから。それで毒舌と言われたり、上から目線と言われたりするんでしょう」

 人気者の多い立川流のなかでも、屈指の売れっ子落語家である。が、彼の名を世間に広く知らしめたのはテレビの影響が大きい。一昨年からレギュラーコメンテーターを務める『ひるおび!』をはじめ、多くの番組に出演。昨年はその数、実に246本。貴乃花親方の騒動のときはニコリともせず、池坊保子氏のことを池坊親方と呼んだりするのだから、波風も立つ。

「落語会では当たり前にそういう話をしているわけで、それをそのままテレビでやっただけなんです。ただ、世間の落語家に対するイメージは『笑点』なんです。少し腰が低くて、いつもにこにこしていて陽気で、まわりの機嫌をうかがいながらダジャレを言ったり、なぞかけをしたりする人。でも、私はテレビだからといって自分のスタイルを変えなかった。いつもどおりにやったら話題になった。テレビにとってそれでは不都合なら声がかからなくなるんでしょうけど、逆でした」

 しかし彼の発言で“炎上”が起きることもしばしばである。

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「落語会に来るのは、お金と時間を割いて私の落語を聞こうという人がほとんどです。でもテレビは不特定多数の人がたまたま目にするわけで、いろんな反応があって当然です。ただ、昔だったらよほどひどいことを言えば投書がきますけど、今みたいにテレビの前でつぶやいた“ばかじゃねえの”みたいな言葉がネットでパーッと広がることはなかった。最初は驚きましたよ。同じことを言っても落語会なら笑って終わることが、テレビだとネットで総攻撃です。向いてないんだと思いました。遠からず『ひるおび!』のレギュラーも終わるだろうと思っていました。ところが逆だった。そもそもワイドショーのコメンテーターってのは大喜利ですよね。タレントだとか作家だとか、いろんな人が同じお題に対して面白いことを言おうとしている。そのなかで私が人と違うことを言うから面白がられたんでしょう。本来、落語家に向いた役割なんです。たぶん、同じようなことを言っても、(北野)たけしさんだったら炎上しない。テレビの前の人が彼がどういう人か理解しているから。私は落語家としては30年以上やっていますけど、テレビでは新参者。キャラが定まってない。視聴率数パーセントでも何百万人が見ているのがテレビ。そうなればいろんな人がいる。芸人だからといって許してはくれません」(次ページへ続く)

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 落語家には凝り性な人が多い。彼もまた実に守備範囲が広いのだが、そのなかで“博士”の異名をとるのが、映画『男はつらいよ』。

「小さいころから親の影響で映画をよく観ていました。親が観せたのはただ子ども映画じゃなくて、はなから大人用。小学1年生の夏休みに『猿の惑星』でしたから。そこからずっと洋画中心でした。映画はドリームです。観たことのない風景のなかでフランス語や英語で男と女がペラペラしゃべってるから夢が見られるんであって、歌舞伎町だのセンター街で普段の言葉でやられたんじゃ面白くない。というんで、邦画はあまり観てきませんでした。ただ、30歳も過ぎると観る映画がなくなってきて、それで木下惠介、小津安二郎、川島雄三といった人たちの作品を観るようになったんです。あの時代のものは、同じ東京の風景でもちょっと夢があるでしょう。知らない世界に見えたし、言葉遣いも、お父さま、そうではございませんわ、みたいな。これはいいというんで有名どころの作品はビデオやフィルムセンターに通って片っ端から観ました。『男はつらいよ』はリアルタイムで何本か観てはいましたが、普通に面白いなぐらいでハマるほどではなかったんです。でも、あらかた邦画を観たあと、自分には『男はつらいよ』が抜けてるんだと気づいた。ただ寅さんは48作ありますから、ちょっと興味をもったぐらいではなかなかぜんぶ観ようってことにはならない。話の大筋も、寅さんが喧嘩して柴又からどこかへ行って、マドンナに出会って恋して、柴又に戻ってきたらマドンナもそこへ来て、でも結局は振られて、また旅に出て、さくらが泣いている。すべてこのパターンです。でも、私は映画が好きだから観るならすべて観ようというんでぜんぶ観ました。結果、ここには邦画のありとあらゆるよさが詰まっているのだとわかった。山田洋次監督の撮り方が美しいんです。変わった撮り方はしてません。普通に観てたらテレビのホームドラマとの違いに気付かないかもしれない。でも実はとことん映像をきれいに撮っているんです。もちろん、渥美清の名人芸にマドンナや寅さん一家のアンサンブルの面白さもあります。でも絵の完璧ぶりがやっぱりすごい。29作目の「寅次郎あじさいの恋」の1シーンなんてルノアールですよ。うまくいきそうな恋から逃げちゃう寅さんが船に飛び乗る。それを船着き場にちょこんと座って見送るいしだあゆみ。台詞は一切ないんだけれど、二人の気持ちがぜんぶわかるカットです。何度も観た作品ですが、たまたま、あの前夜にも観てしまったんです。どうしよう。俺、明日この中に入るんだと思ったら、震えました」(次ページへ続く)

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 彼が“あの”と言ったのは、その山田洋次監督の最新作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』に出演することになった彼が、ロケに臨む日のことである。落語好きの山田洋次監督は落語家を配役することが少なくない。本シリーズにも林家正蔵がメインキャストのひとりとして出演している。

「想像どおりの撮り方をしていました。正蔵さんなんかは、歩き方から、顔を上げるタイミング、笑う間まで細かく指示されて、パニックになっていたくらいです。ダメ出しもすごい。なのに私は何も言われないんです。控室で正蔵さんが、山田監督は落語家にはものすごく優しいと評判で、確かに志らくさんには本当に優しい。なのに僕にはものすごく怖いんだよね、って言うから、それは正蔵さんを役者だと思ってるんですよ。落語家だと思ってないって言ったら、ふざけるな!って(笑)」

 敬愛する山田監督に、自分にもダメ出ししてほしいと思わなかったのだろうか。

「思いませんね。そもそも私はすべて放任主義で育てられてきた人間なんで、そんなことされたら壊れちゃいます。両親もですが、談志もほかの弟子には厳しかったけど、私には抽象的なアドバイスしかしませんでした。私がテレビで落語をやったときに、侍が道端でしゃべるくだりで手をついていたらしいんです。それは間違いです。私が間違っている。けれど、そのことを談志に注進した先輩にはこう言いました。志らくはそんなことはどうでもいいと思っているんだよ。そんなところで落語をやろうとしてないんだからいいんだ、って」(次ページへ続く)

修業なんてものはいくらやったって落語はうまくなりません。ただ、毎日同じことをやっていると見えてくるものがある。無駄が熟成するんです。

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 落語家の師弟関係は特別である。というか現代において特殊と言ってもいいかもしれない。前座の間は師匠の身のまわりの世話をし、かばん持ちのようにしてついて歩き、高座に上がるときには着物を着せ、終われば畳む。無茶なことでも師匠の言うことは絶対。とことん心酔する。赤の他人にどうしてここまでの想いを抱けるのだろうか。

「年をとるとだんだん難しくなるんですが、怖くて尊敬できる人というのは常にいるべきです。若いうちは親や学校の先生であったり、職場の上司がそうなのかもしれないけれど、親には甘えが出るし、上司に対しても同じ。でも、師匠は自分が好きな芸をくれる人。この人の芸をもらいたいから傍にいる。でも怖い。そこに特別な関係が生まれてくるんじゃないでしょうか。でもただ傍にいたってダメです。どうやったら好きな芸をもらえるかを考えなきゃどうにもならない」

 彼はひたすら談志を見た。それが彼にとっての修業だった。

「現代においては修業なんて無駄だと言う人もいるわけで、ホリエモンなんかは10年修行しなけりゃ一人前のすし職人になれないなんていうのは、一種のいじめだと言ってますよね。スクールへ行って半年もやれば握れるようになるんだからと。そういうケースもあることは否定しません。修業が無駄なのは確かですから。うちにも弟子がいますが、家の掃除をさせて、荷物を持たせて、着物を畳ませて、それでうまくなるのは家事で、落語がうまくなるわけじゃない。ただ、無駄なことを毎日やっていると無駄が熟成してくるんです。よく、相手の身になって考えなさいと言うけれど、そんなこと、頭でわかったって、できることじゃありません。ところが毎日同じことをやって同じことで怒られていると、想像力の訓練になる。あの人、今、こんなこと考えているんだ、と。そうすると落語をやる場合でも、お客の求めていることがわかるようになるんです。俺が言いたいことはこれだけれど、そのままやったのでは今日の客とはズレるな、といったことが察知できるようになる。客だけじゃありません。プロデューサーや席亭が何を考えているんだろう、ってこともわかるようになる。それができなかったらはじかれます。そういったことのために修業は必要だなということがわかるんです」

 立川流は落語協会から脱退したので寄席には出られない。談志はその代わりに前座を築地の河岸へ無給で働きに行かせた。もちろん、志らくにもその命は下った。が、彼はそれを拒否する。

「あれは師匠の教えに従っただけです。兄弟子が師匠の言うことは間違ってたって絶対ですよねと言ったら、談志はケースバイケースだと答えたんです。だって、お前の女房とやらせろと言ったらどうすんだ、って。それを聞いて、なんてすごいんだって思いました。でも、ということは築地行きも拒否していいってことなんだ、と。なので嫌です!と言ったら、ならば出てけ!と。それも嫌です!と言ったら、しょうがねえなあ、ですんじゃいました」(次ページへ続く)

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 愛され、恐れられた談志。その懐にポンと入っていけるこの感じはなんなんだろう。

「談志は私のことを同じ種類の人間だと言っていました。性格とかじゃありませんよ。芸の好みというのかな。あと、師匠は異常なくらい映画や懐メロが好きだったんです。が、たくさん弟子がいてもその相手をできるのがいなかった。私は映画は元来好きだったのでまあまあ話ができる。でも観てないものもあるわけで、じゃあ、これを観ておけと師匠からマルクス・ブラザースのビデオを渡されたりしましたが、そういうときはほかのマルクス・ブラザースの作品もぜんぶ観ました。懐メロは知りませんでしたが、テープを整理しろと言われたときすべて聞いて、へえ、と思いつつ、そこにないものも調べて聞く。そうなると何を言われてもたいてい答えられます。こいつ、俺の好きなものを片っ端から好きになっていきやがる、って。それが可愛がってくれたいちばんの理由じゃないでしょうか。でも、当たり前だと思うんですよ。好きな師匠が好きなものなんだから聞いてみよう、観てみよう。それがたまたま面白かったから次から次へと広がった。しまいには師匠なんかどうでもよくなって、今じゃただの自分の趣味ですけれども(笑)」

 今、志らくをはじめ、人気落語家のチケットは即日完売することが珍しくない。落語ブーム、とすらいわれている。

「私が入門した時代に比べれば、賑わってることは確かでしょう。あのころは談志ですらそんなにマスコミに取り上げられなかった。ただ、本当に賑わってるかというと違うと思いますね。人気のある演者のところにお客が集まってるだけです。相変わらず、落語を聞きに来る日本人は1パーセントもいない」

 それを改めて感じたのは、さまざまな演芸ジャンルの芸人が次々自分の芸を披露するテレビ番組『ENGEIグランドスラム』だったという。

「8分という時間制限がありますから難しいんですが、あるとき、円楽師匠が大トリに出て『猫の皿』をやったんです。オチで初めて笑いが起きるようなガチガチの古典だし、円楽師匠にしては格別出来がいいわけではなかった。なのに若い客に大受けし、人気芸人たちを差し置いて、ネットでダントツの評判になりました。『笑点』はお化け番組ですが、そのせいで大喜利が落語だと思っている人が少なくない。そうじゃないんだということをこのときに知った人が多かったんでしょう。つまり初めて落語を知った。元来、落語はテレビに不向きです。一席が15分、30分かかりますし、途中から見て面白いもんじゃない。ただ8分なら見てくれるということがわかった。のちに私も『ENGEI…』に出ましたが、そんときは大ネタの『死神』を巻きに巻いて、ドカジャカに笑いを入れてやりました。ええ、大評判になりましたよ。落語ファンからはテレビに魂を売ったと非難されましたが、いいんです。落語ファンは落語会に来ればいいんだから。ほかの落語家ももっとこういうのに出て、あとはバラエティ番組にも出ればいい。あれは即興大喜利みたいなもんなんだから。テレビ使って、落語界にはこんな面白い人がたくさんいるってことを知らしめてやればいい。そうしたら本当の落語ブームが来るんじゃないでしょうか」


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>>>立川志らくさんへ一問一答!
   動画「けん玉チャレンジング」


KENDAMA CHALLENGE

落語家・立川志らくさんの「素顔」に迫るべく、一問一答のインタビューを決行! 今回は、「けん玉」に挑戦しながらご回答いただきました。果たして、立川志らくさんの腕前は!?

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 
・好きな色は? 青です

・いま乗っている車は? 軽に乗ってます

・好きな音楽は? 昭和歌謡曲

・好きな映画は? 洋画全般。ゴッドファーザー、チャップリン、それから小津安二郎

・今日はどの映画監督の作品を観たい気分ですか? 大林監督

・好きな言葉は? 自信と怯えの共存 

・競馬好きと聞きましたが、好きな馬は? トウカイテイオーと、それからサクラホクトオーっていう昔の馬なんだけどね

・やめたい癖はありますか? 癖といえば、お酒を飲まないので、ジュースみたいなものをやたら飲んでしまう

・人生の必需品は? 今はスマホ、原稿から調べものまでやるから

・好きな食べ物は? 生姜

・苦手な食べ物は? レッドオニオンが大嫌い。見るのも嫌い

・家でどんな料理を作りますか? 餃子やカレー、なんでも。カレーはルーから作ります

・東京でいちばん好きな場所は? 練馬(談志師匠の住居を借りて住んでいる)

・海外で好きだった場所は? ニューヨーク

・一番のリラックス方法は? うちで娘と一緒にいること

・火星人がお客さまだったら何の演目をえらびますか? 時そば

・猫派?犬派? 猫派

・甘党?辛党? 両方

・師匠に教わった一番の教訓は? 何にでも首を突っ込め

・共演してみたい女優さんいますか? 薬師丸ひろ子

・親しい友達は何人ぐらいいますか? いないです。もう死んじゃった、一人いたけど

・本番前のルーティンとかあるんですか? いや、ルーティンはまったくない。ただ『ひるおび!』のときは必ず3回トイレに行く

・最近感動したことは? 1歳の娘がパパっていった。1回だけ。聞き間違いかもしれないけど…

・最近気になったニュースは? ドラゴンズが広島に3×したこと

・生まれ変わったら何になりたい? 歌手になりたい、演歌歌手

・天国の師匠にひと言声をかけてください 師匠の想像どおり、死んでから結構よくなったでしょ?

・自分の人生にタイトルをつけるとしたら? 「滅茶苦茶」


PROFILE
立川志らくさん
…1963年、クラシックギター奏者の父と長唄の母の師匠の間に生まれる。日大の落研を経て、85年、立川談志に入門。88年二つ目昇進。95年に真打に昇進。現在は20人の弟子を抱える大所帯。落語家としての顔のほかに、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団下町ダニーローズ主宰(脚本・演出も手がける)でもあり、テレビコメンテーターとしても活躍。また「寅さん博士」「昭和歌謡曲博士」の異名をもつ。6/7~6/17に下北沢で作、演出、出演の舞台「人形島同窓会」全15公演開催。

 
INFORMATION
『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』
映画界の巨匠・山田洋次監督が、国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了から20年の時を経て作り上げた、ファン待望の喜劇映画『家族はつらいよ』の第三作。大の映画ファンで知られる立川志らくが山田組初参加。
監督・原作:山田洋次 
脚本:山田洋次 平松恵美子 
音楽:久石譲 
出演:橋爪功 吉行和子 西村まさ彦 夏川結衣 中嶋朋子 林家正蔵 妻夫木聡 蒼井優 立川志らく他 
制作・配給:松竹  2018年5月25日(金)全国ロードショー 
http://kazoku-tsuraiyo.jp
©2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会










Photograph / Jan Buus
Styling / Babymix
Text / Yukiko Yaguchi
Edit / Emiko Kuribayashi
Video / Tsuyoshi Hasegawa
Web / Hikaru Sato