ルイ王子の洗礼式が2018年7月9日にセント・ジェームズ宮殿で行われることを発表したケンジントン宮殿…。やっと、また王子の姿が見られると今から楽しみにしているロイヤルファンも多いはずではないでしょうか。
Princess Charlotte
しかし、コアなファンのなかには、ルイ王子の洗礼式がが兄ジョージ王子と同じロンドンのロイヤル・チャペルで行われるのに対し、シャーロット王女は、ノーフォーク州にある英王室別邸サンドリンガム・ハウスにあるセント・メアリー・マグダレーン教会で行われたということに気付いた人たちに多いのです。それは、なぜなのか?(次ページへ続く)
その理由は実はシンプル。
実は、これはあくまで“個人の好み”の問題で、その当時ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻がどこに住んでいたかによるものだったのです。ケンジントン宮殿は、UK版「Prima」に「夫妻がお選びになりました」と語っているのです。
また王室専門家で記者のペニー・ジュノー氏は、シャーロット王女が兄弟と違う場所で式を受けたのは、利便性と移動の問題もあるのでは、と指摘しています。「シャーロット王女が洗礼を受けた際、一家はノーフォーク州で過ごすことが多かったのでサンドリンガムは混乱を最小限に抑えるベストな選択でした。しかし、現在はケンジントン宮殿で過ごすことの方が多いでしょうから、ロンドンのほうがより便利ですよね」と説明しています。(次ページへ続く)
セント・メアリー・マグダレーン教会で行われた、シャーロット王女の洗礼式。
2017年、ウィリアム&キャサリン夫妻は、ウィリアム王子がイースト・アングリア・エア・アンビュランスでの救急ヘリパイロットの仕事のため、住んでいたノーフォークからロンドンに引っ越すと発表。
王子は“フルタイム”で王族としての公務に就くためその仕事を辞め、ちょうどその頃は、ジョージ王子がロンドン市内南部バタシーにある学校に入学するタイミングでもあったのです。
どちらの教会と礼拝堂も、ウィリアム王子とキャサリン妃にとっては重要な意味を持つ場所なのでありました。1997年にダイアナ妃が亡くなった際、9月6日の葬儀まで、その棺はセント・ジェームズ宮殿のロイヤル・チャペルに安置されていました。また、キャサリン妃は2011年の結婚式を前にそのチャペルで聖餐式を受けており、さらにダイアナ元妃は1961年にセント・メアリー・マグダレーン教会で洗礼を受けているのですから…。(次ページへ続く)
夫婦にとってスペシャルな2つの場所。ルイ王子の洗礼式も、きっと忘れられないものになるに違いありませんね。当日がいまから楽しみです。
From Prima
Photography / Getty Images
Translation / Mitsuko Kanno