電動化戦略「Vorsprung 2030」に基づき、プレミアムモビリティ企業として電動化を進めるアウディ。
日本が秘める再エネの現場を視察し、持続可能な社会の実現について考えるツアーを過去数年にわたって企画するなど、電気自動車の環境づくりにも積極的です。EV先進エリア・ヨーロッパにおいては、特に先行して急速充電施設の開発や実験を進めています。その象徴の一つと言えるのが「アウディチャージングハブ(Audi charging hub)」、都市型の急速充電ステーションです。
都市部は充電器の個人所有が難しい集合住宅の居住者が多く、充電施設の絶対数も不足しがちです。たとえ充電施設があったとしても、充電スピードの遅さから充電待ちの長い列…という事態も珍しくありません。
そんな現状を背景に好アクセスの立地で、短時間(高出力)の充電を特別な時間として過ごせるコンセプト施設として存在するのが、その「アウディチャージングハブ」なのです。
現在、ヨーロッパに6カ所(ニュルンベルク、ベルリン、ミュンヘン、フランクフルト、チューリッヒ、ザルツブルク)あり、ニュルンベルクの施設では専用ラウンジを完備するなど、充電の待ち時間に付加価値を与える取り組みも進められています。
世界7拠点目。欧州以外では初
そして2024年4月26日(金)に世界7拠点目となる、欧州以外のエリアでは初の「Audi charging hub紀尾井町」が東京千代田区にオープンしました。
最大150kW(2台同時使用時は最大120kW)で充電が可能な急速EV充電器を2基4口備え、最大4台の同時充電が可能です。使用する電気には再生可能エネルギー由来のものも活用し、脱炭素化にも取り組みます。対応する充電規格は、「CHAdeMO 2.0.1」(CHAdeMOアダプターの利用は不可)です。施設屋上には太陽光パネルを設置し、運営に必要な電気を補います。
アウディは同じ、フォルクスワーゲングループのBEVオーナー(フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ)のみが利用可能な充電ネットワーク「プレミアム・チャージング・アライアンス(PCA)」を設けていますが、今回オープンした充電施設ではPCAメンバー以外の利用も可能です。多くのBEVユーザーにこの利便性を体験してもらうことで、都心部におけるBEVユーザーの掘り起こし、BEV普及へのコミットメントを示す狙いがあるとのこと。
ちなみに、2基ある充電ポートのうちの1基2口はPCAメンバー専用となり、優先利用が可能です。また今後は、PCAメンバー向けの予約システムの導入も予定されています。
今なら無料体験も実施中
「Audi charging hub紀尾井町」オープン記念として、急速充電無料サービスのキャンペーンも実施中です。2024年6月30日(日)までの期間中、1ユーザーにつき上限2回まで、急速充電30分無料体験ができます。BEVユーザーのこの機会に、急速充電の快適さを実際に体験してみてはいかがでしょうか。
なお、紀尾井町に続き2025年には港区芝公園にも、「Audi charging hub」が開設予定であることも明らかにされました。
Audi charging hub 紀尾井町
住所:東京都千代田区麹町5丁目7番15
時間:年中無休・24時間利用可能
利用料金:75円/分(PCA月額会員)、200円/分(PCA都度会員)、250円/分(一般)
公式サイト