今はスキニージーンズではなく
別のパンツを選ぶべき?
この話を始めるにあたって、ひとつ言わせてください。スキニージーンズをはいた四人の若者たち――もしこれを読んでいるなら、私(筆者トリシュナ・リッキー)はあなたたちのことが大好きです。本当にそう思っています。
ときには、足首にさえ届かないほどの超スキニージーンズをはくことで共有される仲間意識は、美しいと思います。ですが、あなたたち4人を結びつけ、インターネット集団の心を引き込んだものがなくなって、私はとてもほっとしています。
FLIJ(=Four Lads In Jeans)の歴史をご存じない人は、ぜひ知っておいてください。
彼らはイギリス人の友人同士で、アレックス・レイシー、ジェイミー・フィリップス、ケビン・ルーニー、コナー・フンパージの4人組です。2019年7月に投稿し、2020年にはすっかり有名になったスキニージーンズをはいた写真は、ミームに次ぐミーム(そして銅像にまで)の対象となって、つい最近まで話題を継続していました(2021年にはマクドナルドのCM、そして2022年には銅像までできました<BBCの記事参照>)。
…が、そんな彼らが4月18日(木)にカムバックを果たしたのです。しかも、(奇跡的に)バギータイプのパンツでの再会です。これは悲劇になる可能性もありましたが、結果的に美しい完璧なカムバックで終えた物語と言えるでしょう。
「友情や兄弟愛はスキニージーンズさえも超越することができる」ということと私は解釈しています。そして彼らがこのように一歩引いて、自分のスキニーを見つめ直し、別のパンツを選ぶ決心ができるのですから、あなたにもできるはずです。いえ、そうすべきということだと私は思っています。
今にして思えば、「スキニージーンズは、それをはくだけで4年間もミームで有名になれるほど怪しげなもの」と言えるわけです。FLIJがルーズなパンツで戻ってきたことで、私の推察は間違っていないと再確認できました。
スキニージーンズをはかなくても、仲間と出かけたり、楽しい時間を過ごしたり、Instagramに載るような着こなしで写真を撮ったりすることはできるのです。もし2024年になってもスキニージーンズをはいているあなた、それは内緒に一人で楽しむのがおすすめです。
以下には、おすすめのデニムを紹介します。
Translation & Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳です