軽やかで涼やかな足元と、
エレガントな
たたずまいを一挙両得
Gurkha Sandals
LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン
ストリートはもちろん、モードファッションやラグジュアリーかいわいをも長らく席巻したスニーカーブームは、ようやく終息。だが、スニーカーという“ぬるま湯”に慣れきった足は、カチッとした本格派のレザーシューズを、そうやすやすとは受け付けない。かくして、スニーカー感覚の軽快さとソフトな足入れ、着脱のしやすさに優れたスリッポンに人気が集まるのは、至極当然なのである。
季節が進み暖かさが増すなかで、より“快適”なサンダルが好まれるのも合理的だ。だが、サンダル選びについては慎重に行う必要がある。なぜなら、俗にいうビーチサンダルのようなトングタイプのサンダルは、歩くときにペタペタと音が響き、およそ上品とは言えない。なにより男性の足という、誰も見たくないものを過剰に露出することは慎み、遠慮するのが紳士の嗜みだからだ。
そこでおすすめしたいのが、ファレル・ウィリアムスによる最新コレクションから登場したグルカサンダル。つま先が包まれ、アッパーにほどよい通気性と肌見せ感を確保したこのサンダルは、シティでもリゾートでも、どんな場面でもピタリとハマる。そして絶妙に控えめなデザインと一目瞭然の上質さが、何げないリゾートスタイルをより洗練されたたたずまいへと昇華してくれるのだ。
[Staff]
Photograph / MITSUO
Styling / Kazumi Horiguchi
Text & Editing / america
※『エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック』SPRING/ SUMMER 2024(2024年4月15日発売)より転載。掲載内容は発売日時点の情報です。価格の変更や売り切れの場合がありますので、最新情報については問い合わせ先よりご確認ください。