オーデマ ピゲが、ブランドの故郷に
新ミュージアムをオープン予定。
コンペで選ばれたデンマークの建築家により、
ビッグプロジェクトの建築が始まりました。

Natural landscape, Landscape, Architecture, Grass, Hill station, Rural area, Building, Hill, Land lot, House, pinterest

ミュージアム完成予想図。

 AUDEMARS PIGUET

 スイスが世界に誇るラグジュアリーウォッチブランド、オーデマ ピゲ。男女を問わず高い人気を誇るこのブランドは1875年、ジュール=ルイ・オーデマと、エドワール=オーギュスト・ピゲの2人により、スイス・ジュネーヴ郊外にあるジュウ渓谷で誕生しました。

 その渓谷の中心に位置するル・ブラッシュにて、コンペで3年前に選出され発表されたミュージアムの建築工事が、ついにスタートしました。プロジェクトの中心となるのは、デンマークの建築家、ビャルケ・インゲルス。 

 彼の構想によると、この新しい“創業者の家”は古くからオーデマ家一族が住み続けてきた建物内にある従来のミュージアムと、全面が曲面ガラスで覆われ、地下から現れたかのような未来的なスパイラルで繋がった斬新なスタイルなのだとか。
 

Architecture, Design, Building, Interior design, Room, Lobby, Tourist attraction, Space, Art, pinterest

開放的な曲面ガラス。

 
 1枚あたり2トンを超える曲面ガラス壁の設置は、冬が来る前に行われ、美術館の展示内装や歴史的建造物の修復は2018年中に実施される予定です。 

 オーデマ ピゲ取締役会会長のジャスミン・オーデマは、「決して簡単なプロジェクトではありませんが、これはオーデマ ピゲのみならず、ジュウ渓谷全体にとっても重要なプロジェクトです。オーデマ ピゲは世界的企業であると同時に、地元に根差した企業でもあります。すべてのパートナーや近隣住民の方々のサポートと、そして前衛的なプロジェクトに対するご理解に感謝します」と、語っています。 

 時計のように複雑、かつユニークな構造のこの新ミュージアム。完成が今から待ち遠しいです。ファンのみならずとも巡るべき、新たな聖地になることでしょう。