森美術館で、日本の建築にフォーカスした展覧会がまもなく始まります。400点を超える多才な展示内容で、見応えもたっぷりです。

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安藤忠雄 『水の教会(星野リゾート トマム)』 1988年 北海道 画像提供:星野リゾート トマム

『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』

 世界中から、熱い視線を集め続けている日本の建築。丹下健三、安藤忠雄、谷口吉生、妹島和世、杉本博司といった、数多くの日本人建築家たちが国際的に高い評価を得ているのは、「古くからの豊かな伝統に基づいた日本の現代建築が、ほかに類を見ないオリジナリティに満ちた発想を内包しているからだ」と言って間違いないでしょう。 

 そんな日本の建築にフォーカスした要注目の展覧会『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』が、いよいよ2018年4月25日(水)より森美術館でスタート。縄文時代の住居から最新の現代建築プロジェクトまで100に及ぶプロジェクト、展示総数400を超える圧巻のスケールで日本建築の本質に迫る本展。会期は9月までなのでですので、ぜひとも足を運んでみてください。
      

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ライゾマティクス・アーキテクチャー 『Power of Scale』 2018年 インスタレーション ※参考図版

日本建築の過去から現在、そして未来を照らし出す

 現存する日本最古の茶室建築である国宝『待庵(たいあん)』を原寸大で再現したものや、丹下健三の『自邸』を1/3のスケールで再現した巨大模型、引っ張りだこのライゾマティクス・アーキテクチャーによる日本の名建築の数々をレーザーファイバーで再現した体験型インスタレーションなど。

 それに加え、貴重な資料や模型などさまざまな側面から日本建築の過去から現在、そして未来を照らし出しています。 
      

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原寸大の『待庵』は、左官職人や大工たちプロフェッショナルとともに、ものつくり大学の生徒たちが再現に挑む。伝千利休 『国宝・待庵』 安土桃山時代(16世紀)/2018年(原寸再現) 制作:ものつくり大学 ※参考図版

 
   

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フランク・ロイド・ライト 『帝国ホテル(正面中央部入口)』 1923年 東京 写真提供:帝国ホテル

   

◇詳細 
『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』

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会期/2018年4月25日(火)~9月17日(月・祝)
※会期中無休
会場/森美術館
住所/東京都港区六本木6-10-1
  六本木ヒルズ森タワー53階)
時間/10:00~22:00(水~月曜日)、
  10:00~17:00(火曜日)
  ※いずれも入館は開館時間の30分前まで
入館料/一般 1800円、
   学生(高校・大学生)1200円、
   子供(4歳~中学生) 600円、
   シニア(65歳以上) 1500円
   ※すべて税込み、本展のチケットで
   展望台 東京シティビューにも入館可、
   屋上スカイデッキへは要別途料金
TEL/03・5777・8600(ハローダイヤル)
URL/https://www.mori.art.museum/jp/