30年以上第一線で活躍し、独特の幻想的なイメージで知られるサラ・ムーン。彼女の個展が、シャネル・ネクサス・ホールで開催です。
La main gelée, 2000©Sarah Moon
『D'un jour à l'autre 巡りゆく日々』
銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、女性写真家の偉大なパイオニアのひとりサラ・ムーンの個展『D'un jour à l'autre 巡りゆく日々』が、2018年4月4日(水)~5月4日(金・祝)の期間で開催されます。
彼女自身が構成を手がけたという本展は、タイトルが示すとおり“時の流れ”が重要なテーマに、ファッションから動物、自然の風景まで、日本初公開作を含む約100点もの作品が上陸します。
「私が写真に表現できるのは、対象が何であれ、それを見るという経験を通じて自分が感じるエコー(こだま)だけなのです。だから、実際の現実とは違っています。自分の人生を語り始めたら、それはもうフィクションであるように、ものごとはいったん語られてしまえば、別の物語に変容してしまうもの。それは、写真も同じこと」と語る彼女。
時間の移ろいとはかなさを感じさせる作品を、心に深く刻み込んでください。
今年77歳ながら精力的に活動を続けるサラ・ムーン。Photograph / Getty Images
◇詳細
『D'un jour à l'autre 巡りゆく日々』
会期/2018年4月4日(水)~5月4日(金・祝)
会場/シャネル・ネクサス・ホール
住所/東京都中央区銀座3-5-3
シャネル銀座ビルディング 4階
TEL/03・3779・4001
URL/http://chanelnexushall.jp/