アート好きの新巡礼地となった草間彌生美術館。10月より、3回目の展覧会が始まる。
草間彌生美術館
1階外観 Photo by Shintaro Ono(Nippon Design Center, Inc.)。
2017年の10月、東京・新宿区にオープンした草間彌生美術館。
国内外のアートマニアたちの注目を集めて必訪スポットとなったここで、2018年10月4日(木)より、新しい展覧会『未来へのわが展望をみてほしい-植物とわたし』が開催となります。
草間彌生10歳の頃のポートレート(C.1939) ©YAYOI KUSAMA
1929年、種苗業を営む長野県の旧家に生まれた草間彌生。
幼少期から彼女を取り囲んでいた植物は、彼女の作品における重要なモチーフであり続け、愛すべき存在であるが同時に幻覚による恐怖を彼女に与える存在でもあります。
つまり植物は、草間彌生のアイデンティティを反映するひとつの鏡像と言えるのです。
『残夢』(1949)岩彩、紙 136.5×151.7cm ©YAYOI KUSAMA
本展ではそんな植物モチーフと、現在まで数多く描き続けている自画像との関係性を問う内容となっており、10代の頃のスケッチや日本画の技法を用いた初期の大作から1960年代のパフォーマンス作品、1970年代のコラージュ作品、近作のインスタレーション作品、そして最新の絵画群までがずらりと登場します。
植物のように生命力がみなぎる彼女のクリエイションの世界に、足を踏み入れてみていかがですか? 2018年8月1日(水)より、同年10月分のチケット予約がスタートするので、出遅れないように。
◇詳細
『未来へのわが展望をみてほしい-植物とわたし』
会期/2018年10月4日(木)~2019年2月28日(木)
会場/草間彌生美術館
住所/東京都新宿区弁天町107)
開館日/木・金・土・日曜日および国民の祝日
開館時間/11:00~17:30
休館日/月・火・水曜日
観覧料(税込)/一般1000円、小中高生600円
※未就学児は無料
TEL/03・5273・1778
※チケットは日時指定の予約・定員制(各回90分/定員70名)で、毎月1日10:00(日本時間)より、下記ウェブサイトにて翌々月分のチケット発売開始。※チケットは美術館サイトのみで販売、当日券の販売なし。
URL/https://yayoikusamamuseum.jp/