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2016年8月28日(日)から9月5日(月)まで
アメリカ・ネバダ州で開催された
「バーニングマン」フェスティバルをご存じです?
日本でもこの夏、さまざまなフェスが
週末ごとに開催されたかと思いますが、
この「バーニングマン」の規模はハンパでは
ありません。突如、砂漠に街と化すのです。
そして毎回セレブリティたちが奇想天外な
スタイリングで登場するのです。
今回初めて参加したパリス・ヒルトンに、
まずは注目です。砂の上を転がったり、
彼女らしくセクシーで自由奔放な彼女の姿から
このフェスの偉大さを推し量ってみてください!

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「バーニングマン」の会場である米・ネバタ州のブラックロック・シティの衛星画像。こちらの画像は「バーニングマン 2013」d、8月29日に撮影したもの。Photograph/DigitalGlobe via Getty Images 

 
 男性のなか多くは、自動車による世界最高速度記録の映像を一度はテレビで観たことがあるだろうし、それを覚えているのではないでしょうか。ここブラックロック砂漠は、その会場となった地です。1997年10月15日、ここでイギリスのスラストSSC(ジェットエンジン搭載の自動車)はイギリス空軍当時中佐のアンディ・グリーンの運転のもと、超音速を達成したのでした。

 その標高1191mの山岳地帯に位置して、東側をジャクソン山脈、西側をキャリコ山脈に挟まれた盆地。そして、アルカリ塩が堆積した土地で、サボテンも生えず、サソリもゴキブリも生息していないのです。まさにサンドベージュの乾いた泥地が見渡す限り広がっている地で、今年も「バーニングマン 2016」が行われ、約5万人の参加者が集まったのでした。

 
 このフェスは、単に音楽を聴くだけのものではないのです。何もない砂漠に1週間だけ街ができ、世界から集まった参加者はそれぞれ仮装を着て、パフォーマンスを繰り広げるのでした。100以上もの音楽ブースや謎の建築物が作成され、一週間砂漠のド真ん中で歌って踊って大騒ぎするのです。では、なぜ「バーニングマン」というのでしょう。それはこのお祭りの最後に、会場の中央に設置された巨大な人形「ザ・マン」を燃やすことに由来するのでした。
 

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Photograph/David McNew(Newsmakers)  

 
 そのため参加者は「バーナー」(burner=燃やす者)と呼ばれます。そして、砂漠の真ん中に巨大な架空都市を作り上げるのです。そこでは、その日知り合った者同士が助け合って共同生活を営むのです。 そして、そこで5万人の参加者が自ら演者となって、コスプレや様々なアート、パフォーマンスによって自分を表現していくという、最高で実にユニークなお祭りなのです。「バーニングマン」の期間中のルール、10箇条の根本理念を紹介しましょう。

【10 Principles】
・Radical Inclusion
 どんな者をも受け入れる共同体である
・Gifting
 与えることを喜びとする
・Decommodification
 商業主義とは決別する
・Radical Self-reliance
 他人の力をあてにしない
・Radical Self-expression
本来のあなたを表現する
・Communal Effort
 隣人と協力する
・Civic Responsibility
 法に従い、市民としての責任を果たす
・Leaving No Trace
 証拠は何も残さない
・Participation
 積極的に社会に参加する
・Immediacy
 「いま」を全力で生きる

 という10の原則が掲げられているのです。これだけで、感動しませんか。我々に忘れかけている大切なものを教えてくれるフェスとも言えるのです。そして、これに加えて、「No Spectators(傍観者になるな)」という合い言葉のもと、傍観するのではなく、このお祭りへの積極的な参加を推奨しているのです。  

 会場は外部の世界から地形学的にほぼ遮断されています。当然、電気・上下水道・ガスといったインフラは全くありません。一応、仮設トイレと食料の鮮度を維持するための氷が用意されているそうです。水や食糧に関しては、自らの責任において事前に準備する必要があるのです。突然の豪雨やサンダーストームに襲われることもしばしば…。でも、ここで優先されるのは、アートの数々なのです。

 そしてフェスの最終日、中央にある「ザ・マン」に火を放ち、発生したゴミは一切残さず持ち帰り、すべてを無に還すことでフェスはエンディングを迎えるのでした。 いわば、現代社会への強烈なアンチテーゼ。もしかして、いまの社会のほうが“乱痴気”なのかも…と思ってしまうのでした。

 では、セレブたちの楽しんでいる様子をご覧ください。しかしパリスとか、この原始的な生活は大丈夫だったのでしょうか???   

>>> セレブたちの「バーニングマン 2016」

Burning Man 2016 #01

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Photograph/Instagram/@parishilton

Paris Whitney Hilton
パリス・ヒルトン

今回初めて参加したパリス。砂の上を転がったり…と、彼女らしいファッションでの仮装は見事でした。しかし、それ以上に根っからのお嬢様の彼女がこの悪環境に耐えられたのでしょうか? それが気になります。

Burning Man 2016 #02

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Photograph/Instagram/@parishilton

Paris Whitney Hilton
パリス・ヒルトン

楽しすぎて、オブジェの上に登っちゃうってます。どうやって登ったのでしょうか? それは…。さらに、本当に楽しかったのでしょう、砂漠で泳いでいます。動画でどうぞ。

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Burning Man 2016 #03

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Photograph/Instagram/@parishilton

Paris Whitney Hilton
パリス・ヒルトン

これは初日でしょうかね。まだ、この環境に対しての不満は出ていないようです(笑)。楽しすぎて、ジャンプっしちゃってます。

Burning Man 2016 #04

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Photograph/Instagram/@parishilton

Paris Whitney Hilton
パリス・ヒルトン

この会場では、誰もが仲間。マジカルカップルと記念撮影。

Burning Man 2016 #05

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Photograph/Instagram/@ninaagdal

Nina Agdal
ニーナ・アグダル

レオナルド・ディカプリオの新恋人として一躍注目の存在となったニーナ・アグダルも参加kしていました。

Burning Man 2016 #06

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Photograph/Instagram/@ninaagdal

Nina Agdal
ニーナ・アグダル

スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集号のモデルも務めてもいるニーナ・アグダル。抜群のスタイルで、コンバットブーツにチェーンメールのスカートで登場です。さきほどの写真とは、水着らしきインナーは変わっていますね。そのまま、ゲームのヒロインになりそうです。

Burning Man 2016 #07

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Heidi Klum
ハイディ・クルム

43歳のスーパーモデルから女優へと転身、さらにはトランプとの騒動も記憶に新しいハイディも参加していました。が、自身が上げたインスタグラムの画像は、このように逆行によるシルエットでした。これもアートの一環ですね。

Burning Man 2016 #08

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Photograph/Instagram/@katyperry

KATY PERRY
ケイティ・ペリー

去年も参加しているケイティは、今年も個性的。もjはや上級者のようで、マスクにレインボーのサングラス&ヘアでセルフィーをしていました。

Burning Man 2016 #09

Magenta, Pink, Purple, Light, Violet, Darkness, Animation, Neon, Visual effect lighting, Fictional character, pinterest

Photograph/Instagram/@katyperry

KATY PERRY
ケイティ・ペリー 

夜、ライトアップされたオブジェと一体化しての記念撮影。遥か未来目指すための羽根でしょうか、タイトルは“A Cruel Angel's Thesis”ですね(笑)。

Burning Man 2016 #10

Tire, Wheel, Leg, Shoe, Tourism, Bicycle, Travel, Bicycle wheel, Rolling, Sneakers, pinterest

Photograph/Instagram/@caradelevingne

Cara Delevingne
カーラ・デルヴィーニュ

現在、ウィル・スミスやジャレッド・レトらと共演したアクション映画『スーサイド・スクワッド』に出演しているカーラ。奇想天外なモデルは、女優へと転身しました。そんな彼女も、「バーニングマン」に参加。常に自分らしさを求める彼女らしい行動です。「バーニングマン」が一番似合う女性かもしれませんね。

Burning Man 2016 #11

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Photograph/Instagram/@karliekloss/

Karlie Kloss
カーリー・クロス

カーリー・クロスも参加。カーラにキスされてます。