来月、2017年2月26日(日本時間27日)に、
第89回アカデミー賞授賞式が開催されます。
映画ファンのみならず、映画界最高峰の
華やかな授賞式は世界中が注目する
一大イベントですね。
そんな授賞式で司会も務め、セレブたちと一緒に
セルフィーを撮影することで、世界の司会者となった
彼女をご存じですか? 本日、1月26日は、
そんな彼女、エレン・デジェネレスの誕生日です。
Ellen DeGeneres
実際には、まだまだ彼女を知らない方も多いかもしれませんね。でも、こちらのツイッター写真には見覚えはあるのではないでしょうか!?
写真前列左から、ジャレッド・レト、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、エレン・デジェネレス、ブラッドリー・クーパー、ルピタ・ニョンゴの兄弟、後列左からチャニング・テイタム、ジュリア・ロバーツ、ケビン・スペイシー、ブラッド・ピット、ルピタ・ニョンゴ、アンジェリーナ・ジョリー
そう、世界一豪華な写真! 「If only Bradley's arm was longer. Best photo ever.(ブラッドリーの腕がもうちょっと長かったら。今までで最高の写真だったのに)」と、授賞式の最中にツイートして、一時ツイッターがダウンするほどの記録的なリツイートを樹立したことで有名な彼女です。思い出しましたか?
そんなエレン、日本ではアメリカほどの知名度はないかもしれませんが、陽気な姿とは裏腹に、実はベストセラー作家であり活動家という、マルチな才能を発揮する人物なのです。
また2016年には、大統領自由勲章の受章者のひとりとして、当時のオバマ大統領(いまとなっては非常に恋しい!)から表彰されています。彼女がホストを務めるアメリカのトーク番組『The Ellen DeGeneres Show(エレンの部屋)』は、アメリカ国民で知らぬ者はいないほどの人気番組。絶大なる影響力をもつ人物なのです。
そんなエネルギッシュかつ勇敢な女性、エレン・デジェネレスの姿をもう少し探ってみましょう!
とにかく踊ることが大好き!
エレンのダンスは恒例(好例?)!
2015年3月13日公開
エレンが司会を務めるトーク番組『エレンの部屋』にそれぞれ出演したことのある、オバマ夫妻。ミシェル夫人をゲストに迎えたときも、当時ファーストレディであった彼女と一緒に、マーク・ロンソンとブルーノ・マーズの名曲『Uptown Funk』に合わせ、息の合ったダンスを披露してくれました。
映画『LA LA LAND』のプロモーションで、『エレンの部屋』に出演したエマ・ストーンとのダンスバトル。
お世辞にも決して上手とは言えないエレンのダンス。しかし、そんな飾らない彼女の姿がファンを虜にさせるのです。
コメディアンである彼女は、人を笑わせることが好きなウィットに富んでいる女性。それに加えて、実はベストセラー作家という一面も! 2003年に出版した『The Funny Thing Is...』は、「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストに載ったこともあるんですよ(2003年11月16日『The New York Times』デジタルコンテンツ参照)。
影響力は絶大!大統領自由勲章の受章者
終始笑顔だったエレンが、感極まって思わず涙を流した場面。
バラク・オバマが米大統領を務めていた2016年11月16日、大統領自由勲章の受章者21名を発表。そのひとりとして、レズビアンであることをカミングアウトしているエレンを、「世界をより楽しく、よりオープンに、より愛すべき場所にできるということを示してきました」とオバマは評価し、インフルエンサーとしての彼女のこれまでの発言を称えて表彰しました(多様性を重んじるオバマが、大統領として大統領自由勲章を与える人選ができるのは、このときが最後でしたからね………)。
一流の女性は、パートナーも一流の女性
アメリカのテレビ、音楽、映画の賞
『ピープルズ・チョイス・アワード 2017』に
出席した際の写真
そんな、第一線で活躍するエレンの相棒は、いかなる人物なのか?
上の写真を見て、「I've been down down down~♪」と、ヴォンダ・シェパードの曲が流れてきた方はお分かりですね。そう、米ドラマ『Ally McBeal(アリー my Love)』のネル・ポーター役で、世の男を虜にしたブロンドの美女ポーシャ・デ・ロッシがパートナーなんです。彼女たちは2008年に、カリフォルニア州が同性同士の結婚を認める判決を下したのを受け結婚。
時代を切り開き、人々の指針となる、そんな第一線を走り続ける人物は、ゆるぎない信念と他者へのリスペクトが必要不可欠であるを、エレンの身をもって示す、まさに活動家であります。
コメディアンであり作家であり活動家であり、多彩な面をもつ彼女ですが、自分を大きく見せることなど一切しません。底上げをせず、偽ることなくありのままでいることが、唯一無二の彼女のスタイル。それは彼女が多くのファンに支持される理由であることが皆さんも理解できるはずです!
そんな彼女を、これからも応援しようじゃアリーませんか!!
(C)Aflo
編集者:佐藤 光