イマ、最も気になる美女は二人のエマ!
本当のところは実際わかりませんが…。でも、モニタや銀幕に映るこの二人の透明感は、「間違いない!」と思わざるを得ないのです。そして今後の映画界は、この二人のヒロインを中心に回転していくのではないのか?と、勝手な確信をするのでした。
写真左がエマ・ワトソン、右がエマ・ストーン、。
イマ、ハリウッドを中心とした映画界で、最も勢いのある女優の共通点といえば…「エマ」なのです。「エマ」はゲルマン語で、“すべての”“普遍的な”という意味の名前だそうです。
「すべて者に共通する」、「すべてに存在している」、そんなところでしょうか…。そんな素晴らしい名前が付いているイマを時めく女優は、この二人になります。この選択に不満を抱く方はいないことでしょう。互いに10代より芸の道に入り、まだ20代ながら様々な困難に立ち向かい、そして乗り越えてきたその姿は、ハリウッドの成功者として、美しくも気高く、さらに自信にも溢れた顔に映っていませんでしょうか。しかし、そこに驕ることもなく、女性としての嫋やかさもほのかに香らせている(ように映っている)。
そんな二人のエマは、カコどのように女優としての道を歩み、イマに至ったのかを少し比べてみました。
エマ・ワトソン(Emma Charlotte Duerre Watson)
こちらは2001年から公開された映画、「ハリー・ポッターシリーズ」で主演のダニエル・ラドクリフ、ルパート グリントと一緒に撮られた2000年10月頃の写真です。
この映画ではシリーズを通して、髪の毛はボサボサでソバカスだらけの賢い優等生ハーマイオニー・グレンジャーを演じてきたエマ。約10年にわたってこの役を演じていました。
彼女のデビュー作にしていきなりの大ヒットとなったこの映画ですが、新作が出るごとに彼女たちが「え!? こんなに大きくなっているの…」と、成長してゆく姿にとても驚き、毎回楽しみに観ていた方も多かったことでしょう。特にエマに関しては、回を重ねるごとに美しい女性へと成長していく姿に、モーパッサンなみの感動を得たことでしょう。
写真は2011年7月、英・ロンドンのトラファルガー広場で行われた映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のロンドンプレミアでの一枚。
ハリー・ポッターシリーズの最終章ということもあり、撮影が終了した後にエマは、ハーマイオニーのイメージを払拭するかのように長く伸ばしていた髪をバッサリとベリーショートにしたことでも話題となりました。可愛かった3人も、10年経ったらこんなにも変化するのね……とちょっと驚かされる1枚であります。
さらに主演のダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート グリントとの成長の差が甚だしく、やっぱり女の子って凄いんだなぁと思わせる1枚でもありますね。男子頑張れ! ショートヘアにしたエマはますますシャープで知的な印象になり、モデルとしてバーバリーの広告塔にも抜擢されることとなります。バーバリーの伝統的なトレンチコートは、その着心地は時代に合わせ進化しています。それは彼女のイメージにも、ぴったりと合った見事なキャスティングではなかったでしょうか。
人気作に出演し、実力も名声も富も築いた彼女ですが、自分がどのくらい稼いでいるのかを知ったときは、驚愕したそうです。あるインタビューでも、「これまで自分の学費以外では、パソコンとトヨタのプリウスを買ったことくらいが最も高い買い物だから、お金がありすぎて使い方がわからない」、と話しています(笑)。とても好感の持てるエピソードですね!!
2014年9月、米・ニューヨークの国連本部で行われたで行われた男女の不平等をなくすためのキャンペーン『HeForShe』で、UNウィメン親善大使としてホストを務めたときの写真です。
エマ・ワトソンといえば勉強家としてもとても有名で、ハリー・ポッターの制作中にも関わらず、進学のために映画のスケジュールが変更となったことも。制作側がスケジュールの変更を行うなど、異例中の異例だと思います。それだけ「ハリー・ポッターシリーズ」の中での彼女は、重要な役を担っていたのだということです。
その甲斐(効)あって、イエール大学、コロンビア大学、ケンブリッジ大学などの大学に合格したのですが、彼女が選んだのは同じく名門の米・ブラウン大学。ヘリコプターで大学に通ったこともあるほど、真面目に授業にも出席。さらに仕事との両立のため、途中で休学し、オックスフォード大学にも留学していたのでした。2014年25歳で英文学の博士号を取得し、卒業することができました。
多忙にもかかわらずしっかりと勉強も両立するその姿勢は、新しい新時代セレブとしてのあり方のような気がします。その後はUNウィメン親善大使としてバングラディシュやザンビアなどに訪問したり、男女平等、フェミニズムについての様々な公演も行っています。こんないかつい大人たちに囲まれながらも、堂々としているその姿はさすがのものです。
2016年9月、米・ニューヨーク国連本部で行われた『HeForShe』のキャンペーンで、大学での性的暴力についてスピーチするエマ。知られすぎている有名人として、学校に通う難しさをたくさん経験したであろうエマ。自身の経験などをもとに、大学の性差別のあり方についてスピーチを行いました。
あの小さかった10歳のエマも、現在は26歳。まだまだ勉強がしたいと最近1年間は女優の休業を発表し、国連の親善大使としての活動にも力を入れています。シンプルなヘアと、シンプルなスタイリングによって、彼女の中身である「聡明」で「知的」なオーラがより一層力強く、でも謙虚に放たれているのが理解できることでしょう。
それでは、現在のエマはいちばんエマらしく映っている写真をご紹介しましょう。こちらです。2013年5月、仏・カンヌの第66回カンヌ国際映画祭で行われた映画『ザ・ブリング・リング』のプレミアでの一枚です。
エマ・ワトソンは1990年4月15日生まれの26歳。フランス・パリ出身の女優であり、現在はUNウィメン親善大使でもあります。イギリス人の弁護士の両親に生まれたのですが、5歳のときに両親は離婚。母親、弟とともに、英・オックスフォードに移住したのでした。
10歳のときに映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のオーディションに遊び気分で参加したところ、8回のオーディションののち、見事、ハーマイオニー役を務めることになったのでした。それ以降、10年にわたって同役をシリーズで演じることとなります。ハリー・ポッター以外の仕事としても、声優、モデルなど多岐にわたって活躍。2009年には「過去10年間で最も興収の多かった女優」の1位になっています。
そんなエマの女優復帰後の作品は、2017年公開。あのディズニーの人気映画『美女と野獣』の主人公ベル役で、主演することが決まっています。日本公開は2017年4月21日(金)。現在、予告動画が公開されているのでご紹介しましょう。まさに、この物語が語る「薔薇(バラ)」の意味にぴったりなエマ・ワトソン、彼女にとって「ハリー・ポッターシリーズ」以上の代表作になること間違いなしです!!
エマ・ストーン(Emily Jean "Emma" Stone)
写真は2015年5月、仏・カンヌで行われた第68回カンヌ国際映画祭で『教授のおかしな妄想殺人』のフォトコールにて。
エマ・ストーンは1988年11月6日生まれの27歳。米アリゾナ州スコッツデール出身。11歳のときに、『たのしい川べ』で初めて舞台出演を果たします。女優になるべく高校を中退後、ロサンゼルスに拠点を移し、2004年タレント発掘番組で役を勝ち取る。翌2005年にテレビドラマ『The New Partridge Family』が製作されますが、パイロットエピソードのみで番組は打ち切りに。幾つかの映画にゲスト出演した後、2007年にはフォックスのTVドラマでレギュラー出演するのですが、こちらも途中で打ち切りに、当初は不運続きの彼女でした。
アリゾナ州の平凡な家庭で生まれた彼女。女優としても道を志すために必要だったものはまず両親の説得でした。高校を中退し、チャンスをつかみやすい場所に拠点を移す為、Power Pointを使用し、両親にプレゼンテーションを行ったということは有名な話です。
そのユニークな方法には両親もびっくり。見事、理解を得ることに成功。15歳にして営業の才能もあったのでしょうか。自分のしたい事を、資料を交えて論理的に説明できるというのは当時からとても頭が良かったのだということが分かります。
それでは、カコのエマ・ストーンを振り返ってみましょう。
こちらは2007年8月、米・カリフォルニア州ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のプレミアでの一枚です。
カリフォルニアに拠点を移し、ドラマや幾つかの映画にゲスト出演を果たすなど、少しずつ女優としての階段を登っていったエマ。しかし、その階段はとても困難で、様々なオーディションで受けた苦労は様々なインタビューに掲載されていますので、気になった方はチェックするといいでしょう。
なかでもテレビドラマ『HEROS』の不死身のチアリーダー、クレア・ベネット役のオーディションにおいて、彼女は「10点満点中11点」と審査員に評されたヘイデン・パネッティーアに破れたのでした。この出来事はショックだったようで、彼女も「どん底」を味わった瞬間として語っています。
そんな困難にもくじけなかった彼女は、ついにこの青春コメディ映画でヒロイン役として映画デビューを飾ったのでした。当時の彼女は、19歳。体型もまだまだふっくらしており、エネルギーに満ち溢れていますね。
2012年6月、米・カリフォルニア州ウエストウッドレジェンシービレッジシアターで行われた、『アメイジング・スパイダーマン』のプレミアに出席したときの一枚。
2010年、映画『Easy A(小悪魔はなぜモテる?!)』で初めて主演を果たし、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされるなど、コメディ映画を中心に女優としてのキャリアを築いてきた彼女。そんな彼女が一気にブレイクしたのが、2012年に公開され、世界的に人気を誇るアメコミのヒーローを実写化した『アメイジング・スパイダーマン』のヒロイン、グウェン・ステイシー役を射止めたことになります。
以前はちょっとだけ、いやちょっとだけですが人によってはチープに見える(ごめんなさい!)ドレスから、今回は一転、実にキュート。肩とウエストの赤い飾りがきれいに映える、ホワイトの“CHANEL(シャネル)”のドレス、そして足元は“Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)”を着用し登場したのでした。
女優はこのようにステップアップしていくのだと、まじまじと時間した瞬間なのでした。その姿はまさに、ヤングセレブの代表格としてその地位を築いた瞬間といって間違いないものでしょう。そして体型も…、前の写真で感じたような肉感的なものは少なく、スレンダーな大人の女性へと変身しているのでした。
こちらは2010年9月、米・カリフォルニア州ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『Easy A(小悪魔はなぜモテる?!』のロサンゼルスプレミアで、仲良しのテイラー・スウィフトと一緒に登場したエマ・ストーンです。
タイトなスパンコールのドレスは、“Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)”のもの。脚のみ露出することで、スラッとした曲線美がより引き立つコーディネイトになっています。
この作品で映画では初めて主演に抜擢されたエマですが、テイラーとの付き合いはそれよりも以前の17歳の頃からだそうです。今となっては“テイラー軍団”などと揶揄され、絶大な勢力を誇るテイラー軍団ですが、その元祖といえば彼女なのかもしれませんね。テイラーとエマが二人で会うときは、お互い料理とお菓子作りを担当し、女子会的な会話を長い時間愉しむのだそうです。
最近は最も稼ぐヤング女優の代表格、ジェニファー・ローレンスなどとも仲がいいようで、二人で食事をしているところなどもパパラッチされています。もはやスターの輝きを放つ、エマ・ストーンなのです。
2014年4月、伊・ローマで行われた『アメイジング・スパーダーマン2』のプレミアで、アンドリュー・ガーフィールドと一緒に登場したエマ・ストーン。
マコーレカルキンの弟であるキーラン・カルキンと破局した後、『アメイジング・スパイダーマン』で主役を演じたアンドリュー・ガーフィールドと恋にも落ちました。
この時も映画と同じように、仲睦まじい姿でマスコミの前に登場しました。公私共に最愛の彼にエスコートされて幸せいっぱいの様子です。
シースルーのロングのドレスはボウタイリボンがアクセントになっていて素敵です。ドレスは“VALENTINO(ヴァレンティノ)”のもの。エマ・ストーンはエマ・ワトソンと同様、あまり過度な露出は好まず、好感のもてるスタイリングが多いのも特徴です。
残念ながら1年ほど前に破局してしまった二人ですが、つい最近も彼のことを大切に思う気持ちを表明したり、今夏には二人でデートする姿が写真に撮られたりするなど、復活の兆しも見られる二人。ですが、どうなるのでしょう。好感の持てる二人だからこそ、上手くいってほしいと思ってしまいます…。
そして最後に、2016年10月に米カリフォルニア州ミルバレーで行われた映画祭でのレッドカーペット上で、イノセントな笑顔を見せるエマ・ストーンを。
『アメイジング・スパーダーマン』シリーズで、一躍トップ女優の仲間入りを果たした彼女ですが、その吸い込まれそうな大きな瞳に、バランスのとれたスタイルで、活躍の場をどんどんと広げています。身長は170cmには届かぬほど、そんな体躯も彼女の役どころを効果的に演出しているのです。そして、美しい顔から想像できないハスキーな声。そのギャップもたまりませんよ。
最近では映画『バードマン』に出演し、同作がアカデミー賞作品賞を受賞するなど多方面で高い評価を受け彼女。自身もアカデミー助演女優賞ノミネートをはじめ、ゴールデングローブ賞助演女優賞など数々の賞にノミネートされ、イマまさにノリにノッている女優なのです!
そして2016年9月には、2015年度に数々の賞を受賞し大ヒットを記録した『セッション』の監督デミアン・チャゼルの最新作である『LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)』が、ヴェネチア国際映画祭のオープニングで上映され、ヒロインを務めたエマ・ストーンが女優賞を受賞しました。
こちらは2016年12月2日にアメリカで公開の予定です。この作品がとにかく素晴らしい映画らしく、このページの担当編集は豪語しているんです。まだ、Official Teaser Trailerしか観てない段階で、「こんな切なくも愛らしい映画は、いまだかつてなかった」と涙しながらに言うんです。皆さんもぜひ、ご覧ください。ライアン・ゴズリングの“City Of Stars”、エマ・ストーンの“Here's to the Hearts”の歌も最高ですよ。