今回トランプは、人気モデルのハイディ・クルムのルックスについて、軽率な発言をしてしまいました。

 そんな発言に誰が共感するのでしょうか…。そしてハイディは、トランプに対して反論!その姿が実にチャーミングなのです。

 今回「エスクァイア US」のエディターが注目したのは、ハイディがトランプに対して反論した動画です。

ハイディ・クルムって?

 ハイディ・クルム:1973年6月1日生まれ、ドイツ出身のファッションモデル、女優。身長176cm。スーパーモデルの長者番付では常に上位で高給取りなモデルの一人として知られています。


 ドナルド・トランプから不必要な侮辱を受けたことに対し、今度はハイディ・クルムが応じる番となったわけです。2015年行われた「ニューヨークタイムズ」でのインタビューでのこと。トランプは、自分の無遠慮な性格を敬遠する有権者を味方に引き入れようとしながら、「容赦ない野次り」をどう続けていくべきか?を検討しているとのことでした。

 「時々わたしは少しやり過ぎてしまう…」とトランプ。彼が自身の選挙運動に関して、多少なりとも自己認識を得たのち自粛していくのか?と思う前に、彼の以下の発言について、ぜひとも検討したい。

 「ハイディ・クルム、残念だが彼女はもう10点満点ではない…」、であります。

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トップモデルとして君臨し続けている、ハイディ・クルム。 トランプは一体彼女の何が気に入らなかったのでしょうか?

彼にはいつも「やれやれ」ですね

 トランプの発言には、まったくやれやれです。でも、まだクローゼットのなかを熊手でひっかき回して対策を探す必要はありません。もうすでに、それはハイディが手にしているからです。彼女は彼の侮辱にこう反撃しました。(下記の動画をご鑑賞ください)

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 ハイディ…このドイツ人スーパーモデルのファンなら誰しも、彼女のユーモアは最高でセンスのいいことを周知のとおりなのです。今回、彼女は馬鹿な性差別主義者のコメントを受けて、愉快なジョークで応じたのでした。見ての通り、彼女はこんなハッシュタグをつけて、楽しんでいます。 

"#トランプが言っていたけど #残念 #9.99点 #もはや10点満点じゃない #十分な走りだったわ #ハイディが切り札を出してトランプに勝つ #美しさは見る人次第" 

 トランプの屈辱的な発言に対して、大人の対応を示したハイディ。彼女の「好印象」はさらに深まり、それは永遠に続くことでしょう。

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さらにハイディの写真をご紹介

  ね、永遠に続くわけですよ!

  でしょ、そうお思いの方は多いかと…!?

しかし、なぜトランプはそんな発言をしたのか?

 直言居士(ちょくげんこじ)なところ、いえいえ一言居士(いちげんこじ)と言ったほうがいいかもしれませえん。毎日のように、その問題発言が日本にも報じられているドナルド・トランプ。

 我々は不思議に思えるのですが、アメリカの有権者の一部からは共感を集め、今や2016年米大統領選挙の共和党候補中でトップの支持を得ているといわれていますね。そんな彼でも、やはり女性への軽率な発言はかなり責められています。

 今回のハイディへの発言は、2015年8月6日にテレビで放送された共和党大統領候補による初の討論会でのこと。女性司会者から過去に女性を蔑視する発言をしてきたと指摘されることに始まって、女性司会者からは「あなた は女性有権者を敵に回すことになるでしょう…」と厳しい口調で質問されても涼しい顔だったのです。

 現政権を痛烈に批判し、他国になめられているアメリカの現状を訴え、「この国に必要なのは有能な人物だ」「自分ならアメリカを再び強い国にしてみせる」と高らかに宣言し、拍手喝采を浴びた。

 そして、この討論会は、8月第1週に放送された番組の中でダントツの視聴率ナンバーワンとなったのです。で、2位の国民的人気オーディショ ン番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の倍以上の視聴者数を獲得したとして、「ドナルド効果はすさまじい!」と大きな話題に。

 その後の「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで、「確かに自分は言いすぎることがある」と弁解した後、視聴者数で大きく 引き離した『アメリカズ・ゴット・タレント』の顔ともいえる同番組審査員であるハイディ・クルムについて触れたのでした。「残念ながら、彼女はもう10点満点じゃないし」と。ここで、再び非難されることになったのでした。

 この問題の発言ですが、「オレが出た討論会の視聴率は、ハイディが審査員で有名な番組を抜いたぞ。彼女も大したことないな。彼女の人気はもう10点満点 じゃない」という意味にもとれますね。

 しかしながら、ドナルド・トランプは自身の外見について「変な髪型」「カツラじゃないか」と散々言われることに憤りを感じていたようで、「ニューヨーク・タイムズ」ではヒラリー候補とヒラリーのライバルとされる元ヒューレット・パッ カードの女性最高経営責任者であるカーリー・フィオリーナ候補について、「彼女たちの外見のことを批評するのは厳禁だという風潮がある」と批判した上で、 「まぁ、私が彼女たちの外見についてアレコレ言うことはないですけどね」と見下すように語ったとか…。

 そのため、今回の発言は「女性の外見批判したくてたまらな いドナルド・トランプが、ハイディが劣化したと言った!」という解釈で、ネット上で大騒ぎとなったというわけです。

 ここで不意打ちをかけられたハイディの、かなり素早い反応に感動したわけです。Twitterにパロディ動画を投稿、ドナルド・トランプを逆にディスったわけですね。り返した。ハイディが「10」と書かれたゼッケンをTシャツの胸に貼って写真撮影をしていると、ドナルドのお面を被っ た男が背後に忍び寄り、ゼッケンをはぎ取ります。ゼッケンを取られたTシャツには「9.99」と書かれているわけです。

 で、ハイディはにっこり笑 い、「気にしないわ~」とアピール。動画の最後には、「#HeidiTrumpsTrump」というハッシュタグが現れます。これは、「ハイディ がトランプに勝った」という意味とのこと…天晴れではないでしょうか。

Source / ESQUIRE US
Translation BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。