2018.03.10

【連載】ベストセラー作家・水野敬也の美女とのデートはお洒落が9割

作家・水野敬也が大政 絢とデート!「天心爛漫な売れっ子美女にはワイルドで勝負の巻」前編

『夢をかなえるゾウ』シリーズ売り上げ300万部、『人生はニャンとかなる!』シリーズ売り上げ200万部の、人気作家・水野敬也が、自身の最大の弱点「お洒落」に体当たりで臨む企画。日本で活躍する最高峰の美女たちに、水野のお洒落理論は通用するのか⁉

作家・水野敬也が大政 絢とデート!「天心爛漫な売れっ子美女にはワイルドで勝負の巻」前編

今月のお相手・大政 絢
「天心爛漫な売れっ子美女には
ワイルドで勝負の巻」

 
 
男性の外見に好みがない。
そんな彼女に響く、
男らしい装いとは?
 
 
 日本を代表する美女たちを魅了できるような服装を研究するこの企画、今回で6回目を迎えたのですが、担当編集Sから、「次回の会食のお相手は大政 絢さんに決まりました」という一報を受けた瞬間、(つ、ついにこの日が来たか……)と震度16くらいの武者震いをすることになりました。
 
 この興奮を理解してもらうためには私の半生をさかのぼり長時間にわたって語る必要があるのですが、あなたが聞きたくないと言っても語りたい。なんなら今回の原稿料をメンクラ読者の頭数で割って配ってもいいから語りたい。それくらいの思いが、今回の大政 絢との会食に込められているのです。
 
 忘れもしない、17歳の夏。コンビニの雑誌コーナーに置かれたヤングジャンプの表紙を飾っていた広末涼子に胸を撃ち抜かれて以来、上京して広末のような美女と会い、仲良くなることを夢見てきました(統計では、私と同じ76世代の5人に4人がこのときの広末スナイパーに撃ち抜かれたとされています)。
 
 「東京に住めば広末級の美女に会える」その思いを頼りに地獄のような受験勉強を耐え抜き東京の大学に進学したものの広末級はどこにも出没せず、それでも広末級の待つ約束の地にたどりつくには名をあげねばならぬと自分の中に眠っている才能を探し続けたのですが一向に見当たらず「俺の才能、埋もれすぎだろ!徳川埋蔵金かよ!」と枕を涙で濡らしつつも「こうなったらリアル徳川埋蔵金の発見が先か水野の才能の開花が先かで勝負だわ!」と勝手に糸井重里をライバルにして自分を奮い立たせ、様々な可能性を模索し続けたところ「文章」というジャンルに一縷の望みを見い出し、ここに人生を賭けひたすらパソコンを打ち続けた結果、ヤングジャンプの広末の衝撃から13年後、ついに、自分の書いた本がドラマ化され、芸能人の集まる「打ち上げ」という名の約束の地にたどりつくことに成功したのですが、打ち上げ会場で誰からも話しかけられずどこにも居場所のない私がいました
 
 「一体、俺は何のために頑張ってきたんだ!」その日の夜、枕を涙で濡らしながら思ったのは、全部、東野圭吾と池井戸潤が悪いってことなんですよね。(次ページへ続く)

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Photograph / Rintaro Ishige 
Styling / Tatsuya Imai[Keiya Mizuno]、Natsuki Takano[Aya Omasa] 
Hair &Make-up / KUBOKI(Three PEACE)[Aya Omasa] 
Text / Keiya Mizuno 
Edit / Yasuhiro Sato 
Cooperation / THE CAPITOL HOTEL TOKYU

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