1961年7月1日生まれ、1997年8月31日没…2018年8月31日は、ダイアナ元妃の21回目の命日でした。
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そして1997年9月6日には、ダイアナ元妃のための準国葬「王室国民葬」が取り行われました。
1996年に離婚し英国王室を離れたダイアナ元妃でしたが、チャールズ皇太子の意向(女王は「ダイアナは離婚してウィンザー家を去った人。遺体は民間の安置所に安置されるべき」と主張していましたが、時の首相トニー・ブレアの支持も得て、皇太子は女王を説得)により、イギリス王室が彼女の遺体を引き取ったのでした。
大砲の台車に乗せられたダイアナ元妃の棺は、葬列を伴ってウェストミンスター寺院へ運ばれました。そして、棺のすぐ後ろにはチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子、そして皇太子の父エディンバラ公フィリップ、ダイアナの弟スペンサー伯爵チャールズが歩いていた映像は歴史的一場面のひとつだったのではないでしょうか?
こうして、波瀾万丈と言っていい人生をおくった故ダイアナ元妃。抜群の美貌と華やかなファッションで、日本でもいちやく“ダイアナ・フィーバー”を巻き起こしてもいます。その中でも、皆さんの記憶の中に残る故ダイアナ妃の姿はきっと、ときに何のくったくもなく、ときにはにかみながらの笑顔に違いありません。
そんな故ダイアナ元妃の表情…愛する家族から病気で苦しむ子どもたちまで、すべての人を癒した美しく慈愛に満ちた笑顔を、ここで一緒に再確認しましょう。
1981年7月29日
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イギリス王太子チャールズとの結婚式は、セント・ポール大聖堂で行われました。そこには、世界中の王族や元首などが大集合。日本からは皇太子明仁親王と美智子皇太子妃が、アメリカからはファーストレディのナンシー・レーガンが出席していました。この結婚式の模様はテレビ中継され、全世界70カ国7億5000万人もの人々が見守っていたということ。
1983年3月
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オーストラリア訪問時、エマニュエル ウンガロのドレスをまとって華麗に舞う故・ダイアナ元妃。
1983年
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待望の第1子、ウィリアム王子と微笑み合う幸せの2ショット。
1984年9月15日
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ロンドンのセント・メアリー病院にて、ダイアナ妃&チャールズ皇太子にとって第2子となるハリー王子が誕生。生まれたばかりの王子を、愛おしそうに見つめる眼差しが美しい。
1985年3月
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ネパールの赤十字を訪れたダイアナ妃。ウィリアム王子とハリー王子の2人が現在、チャリティ活動に熱心に取り組むのは、社会貢献に情熱を捧げたこのような母の背中を見て育ったからにと違いありません。
1985年
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ポロの試合の後、にチャールズ皇太子との熱烈なキス。
1985年8月
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チャールズ皇太子とバチカンを訪問した際に、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世とご対面したときのご様子。
1985年11月9日
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ホワイトハウスのディナーで、ヴィクター・エデルスタインのドレスに身を包み、俳優のジョン・トラボルタと踊るダイアナ妃。ちなみにこの日は、土曜日…まさに、サタデー・ナイト・フィーバーだったのでした。
1986年5月9日
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英皇太子夫妻として来日し、京都の二条城を訪問。京都府等から贈呈された京友禅本振袖「瑞祥鶴浴文様」をまとって、満面の笑みを見せてくれました。
1986年
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オーストリア・ウィーン訪問の際、ウィーン少年合唱団のメンバーと記念撮影。天使の歌声に癒されたと同時に、団員たちも彼女の微笑に癒されたことでしょう。
1986年6月4日
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アン王女とともに、競馬ダービーステークスにて。何やら楽しそうな女子トーク(?)に花を咲かせているようです。
1989年6月
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学校の運動会で、保護者競技の徒競走に参加。1位でゴールをきって最高の笑顔を見せてくれました。
1989年9月11日
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ウィリアム王子、ハリー王子の二人が通う、ウェザビースクールへの見送りのシーン。愛しい息子の成長を嬉しそうに見つめる、ママの顔です。
1991年
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ブラジルのエイズ感染者施設を訪問し、感染した子供をやさしく抱きしめながら…。
1991年9月24日
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パキスタンにて、ファミリーサポートセンターを訪問したダイアナ元妃。慈愛に満ちた笑顔で、地元の母親たちを励ましていました。
1992年4月
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できるだけ王子たちには、普通の生活を体験させてあげたいと育てようと努力していたダイアナ妃。時には、ウィリアム王子&ハリー王子を連れて遊園地へ。家族そろってジェットコースターに大興奮!
1995年9月1日
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戦後50周年記念式典で、当時10歳だった息子ハリー王子とにこやかに話すダイアナ妃。
1995年9月12日
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ボスニアの子ども立ちへの支援を目的とした、ルチアーノ・パヴァロッティのチャリティコンサートがイタリアで開催され、その会場にかけつけたダイアナ妃。パヴァロッティと再会したときの楽しそうな表情は、実にすがすがしい。
1997年3月17日
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南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領と、熱い握手を交わすダイアナ元妃。マンデラはダイアナ元妃の影響により、彼の内閣が地雷の生産廃止をすることができたと感謝を述べました。
1997年8月
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ボスニア視察にて、NATOのフランス人たちと冗談を言い合うダイアナ妃。これは地雷による被害者の苦しみを、人々に知らせるための視察でした。ダイアナ元妃の笑顔が、とっても魅力的です。
1997年1月15日
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赤十字によって行われたアンゴラでの地雷廃止運動にて、笑顔で地雷を手に持つダイアナ妃。このような地雷問題やエイズ問題などの世界的な課題に積極的に取り組んだ彼女は、いつだって恐れを感じさせない…むしろ、やさしくもパワフルな笑顔だったのです。亡くなった今も世界中を虜にしているのは、この最高の笑顔をわれわれに披露してくれたからに違いありません。
Photograph / Aflo, Getty Images