HAPPY BIRTHDAY !!
本日、2月22日はハリウッド女優
ドリュー・バリモアの誕生日。
この誰もが知る演技派女優、
その経歴がかなりなもの!
彼女の強さを知れば
ファンになること間違いありません。





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1997年04月25日、ロンドンにて撮影Photograph//Martin Godwin(Getty Images) Happy Bday Drew Barrymore

 1975年2月22日 、(祖父は俳優ジョン・バリモア、祖母は女優ドロレス・コステロ、大伯父は俳優ライオネル・バリモア、大伯母は女優エセル・バリモア、父親は俳優ジョン・ドリュー・バリモアと)バリモア一族として有名な演劇一家に生まれます。現在、二児の母。

 1982年公開の映画『E.T.』での可愛らしい演技で、一躍、天才子役として注目されたドリュー。現在では、名声と実力を誇るハリウッドスターとして彼女を知らない人は、この世に(!?)いないのではないでしょうか?
 

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 ラブコメディが代名詞として上がる女優のひとりですが、現在では監督業、慈善活動、ワインのプロデュースなど活動の幅も広げ、最近では、“人肉を求めるゾンビ化した妻”を演じるブラックコメディードラマ『サンタクラリータ・ダイエット』が話題をよんでいます。

 そんな、不動の地位にいる女優ドリューですが、“天才子役にはつきものの宿命…”とは安易に言えないほど、過酷な子供時代を送っていたことは、ご存知でしょうか…。

 
次ページから、ドリューの波瀾万丈な人生を振り返ります⇒

どん底からのカンバック! 女優しかない!

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2006年3月28日、ニューヨークにて。
こちらの写真、オフのショットです。
パパラッチにも笑顔を見せてくれる余裕。参りました。
Photograph/James Devaney(WireImage)


  
 学校では有名な子役ということで、いじめられることに。そして、学校に満足に通うことができなくなるのでした。そのため、彼女は一般常識を知らずに育つこととなります。“ステージママ”の母親(元売れない役者だった)は、まだ子供のドリューに仕事ばかりさせ、いわゆるネグレクト(育児放棄)状態。子供を学校に通わせるという権利を、ドリューから奪っていたのです。父親も父親です。心理的虐待を受けていたと、ドリュー本人はのちに語っています。

 そして、幼い頃から夜遊びを覚えた彼女は、9歳から飲酒や喫煙を始め(この頃、両親が離婚)、10歳から薬物に手を出し、リハビリ入院を繰り返していました。さらに、14歳の時には自殺未遂を…。

 どん底まで落ちた彼女ですが、ココから改心が始まります! 入院中にテレビでたまたま、映画『E.T.』が流れたそうです。純粋に演技を楽しんでいた昔の自分(6~7歳)を観て、本当の自分を取り戻そうと決意したとのこと。立ち直るために、ドリューは自堕落の原因が母親にあると判断し、母親と決別する道を選ぶのでした。ドリュー15歳のとき、母親からの独立することを裁判で訴え、成人として認められたのでした。

 独立したバリモアはアルバイトをして生計を立て、以前とは異なり、たばこ、アルコール、薬物を一切絶ち、オーディションを受ける毎日。そして23歳にして転機が…。 

 ヒロイン役で出演した映画『ウェディング・シンガー』が大ヒットとなり、24歳のときには映画『25年目のキス』も再び大ヒット。これがキッカケで、キャリアが一気に上向きとなります。ここから、彼女はコメディ女優として開花していきました。そして、25歳であの世界的大ヒット映画『チャーリーズ・エンジェル』です。こうして彼女は自分の意志で、スターダムへとカンバックしたのでした! 

カンバック後のドリューもパワフル!

 2005年からは慈善活動に関わっており、2007年には飢餓撲滅親善大使にも選ばれています。2009年には映画監督デビュー。ゴールデングローブ賞主演女優賞も獲得しました。天才子役という世間のレッテルと過去の自分の殻を破り、一流の女優、一流の大人、そして一流の親になったのでした。
 

 ロサンゼルスにある『チルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルス』にて、わが娘のように病気と闘う女の子をハグするドリュー

 今は「子どもが何よりも優先」とし、子育てをしながら演技を続けているドリュー。自らの幼少期に味わえなかったたっぷりの愛情を、いま、自らの子供たちに向けて注いでいるのでしょう。15歳のときは、自らの心の隙間に自力で愛情を注いだいたドリュー。いま、その愛情の矛先を子供たちへと転換しているのでしょう。

 ドリューの力強く人間味あふれる演技は、そんな力強い愛情の流れが源となっているのですね。今後もますます、ドリュー・バリモアから目が離せません。

近作は、Netflixオリジナルのコメディ『サンタクラリータ・ダイエット』!

 我々日本人にはちょっと理解できない感じの、グロさのあるストーリー設定と絵作りをしています。ですが、そこに目をつぶれば…内容は(ブラックですが)ユーモアのある仕立て方。ちょっとクセになるかもです。