アメリカが世界に誇る女優として君臨し、モナコ公国のレーニエ大公と結婚してモナコの公妃となったグレース・ケリー…。彼女が幼少期に住んでいた、フィラデルフィアのイースト・フォールズ地区にある邸宅を、2016年に息子のアルベール大公が75万5000ドル(約8300万円)で買い取った際には、改修され、ミュージアムとして一般公開するのではないかと噂になっていました。

 しかし、アメリカのTV番組『トゥデイ』の看板ジャーナリスト、ホダ・コットブに対しレーニエ大公は、家族用と、彼の財団のオフィスとして保存すると明かしたのです。「いとこたちと相談した結果、この家がなくなったり、将来の持ち主が改築したりするのを見たくないということになったのです。家族の歴史の大きな部分を占める家ですからね」と…。

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 グレース公妃財団のエグゼクティブディレクターであるトビー・E・ボーシャックによると、レーニエ大公といとこたちは、家族の写真をもとに、2.5階建てのコロニアルスタイルのこの邸宅を、グレースが住んでいた当時と同じように修復したのだそうです。

「アルベール大公は、いとこたちや親戚を含めた一族ととても親しい間柄です。この家の2階に一族が滞在できるようにするなど、その愛情深さが感じられます。2階の大きな部屋を子どもたちのための遊び部屋にもしました」と、インタビューに語りました。

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An Inside Look At Princess Grace Kelly’s Childhood Home | TODAY
An Inside Look At Princess Grace Kelly’s Childhood Home | TODAY thumnail
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 ここは、アルベール大公一家がフィラデルフィアを訪れた際の滞在場所になるほか、モナコ公国アルベール2世財団のオフィスや、グレース公妃財団のアメリカ支部のイベントスペースとしても使用されるそうです。

「この邸宅でいろいろなイベントが開かれることを、非常に楽しみにしています」と、ボーシャックは語っています。その美しい邸宅の様子は、ぜひ動画(02:50からがおすすめ)でチェックしてみてください!

From Town&Country
Translation / Mitsuko Kanno
※この翻訳は抄訳です。