メーガン妃は、お気に入りのクロスボディバッグやトートバッグに代わって、クラッチバッグを持つようになりました。

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  Why Meghan has swapped her cross-body bags for clutches  

 2018年5月の挙式以前、公務でブランド「シャーロット・エリザベス(Charlotte Elizabeth)」や「ストラスベリー(Strathberry)」のトートなどを持っているのがスナップされていましたが、公爵夫人になってからのメーガン妃は、主にクラッチバックを持って公務に出席しています。

 おそらく、彼女が王室の上位メンバーが同席する公務に就くようになり、服装が以前よりフォーマルになったことがその理由だと思われます。

 例えば、チャールズ皇太子の70歳を祝うガーデンパーティーでは、メーガン妃はドレスと同系色のクラッチバックをコーディネイト。つい最近のエリザベス女王との初の共同公務の時は、シンプルな黒のクラッチを手にしていました。また現在では、自分でたくさんのものを持ち運ぶ必要がなく、側近に持ってもらうよう頼めることも理由だろうとされています。

 王室専門家のペニー・ジュノー氏は『ハーパーズ バザー UK』に、「メーガン妃がまだ女優だった頃は、クロスボディバッグの中にお金からメイクアップ道具まで、何でもかんでも入れていたと思うのです。私たちと同じようにね。しかし、もう彼女は公爵夫人になったので、口紅と、そしておそらく電話以上のものは自分で持ち運ぶ必要がないのです」と語ります。

 またスタイルの点で言えば、「クロスボディバッグはジーンズやパンツなど、カジュアルな服にはよく合いますが、ハイファッションにはあまりマッチしません。特に、あらゆる角度から写真を撮られてチェックされるような時は」とジュノー氏は説明します。

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 一方、エチケットのプロであるマイカ・メイヤー氏が言うには、メーガン妃のバッグの選択は、ロイヤルイベントの形式や、公爵夫人という称号にふさわしいものにするために、徐々に進化してきたのだそうです。

「王族は普通、出席するイベントの形式やドレスコードにあったバッグを持ちます。サセックス公爵夫人として、フォーマルなイベントに出席するようになったので、彼女が持つハンドバッグのスタイルは、大きめでカジュアルなトートから、よりフォーマルなクラッチへと移行したのです」」と説明しています。

 また、「お付きの人が必要なものは何でも持ってくれますから、彼女自身が実際に持つ必要のあるものはあまりなく、また小さなハンドバッグなら、空いた手で何かすることもできますしね」と付け加えています。

 以前、ハンドバッグを持ったことで王室の儀礼を破ったと非難されていたメーガン妃ですが…。というのも、エリザベス女王やキャサリン妃は、気まずい相手との握手を避けるために、クラッチやハンドルが小さなハンドバッグを両手で持つとされているからなのです。

 今後は、メーガン妃のファッションだけでなくバッグのチョイスにも注目してみても面白いですよ。

From Harper’s BAZAAR UK
Photography / Getty Images
Translation / Mitsuko Kanno