現在、再び注目を浴びているマーガレット王女…美しきスタイル&ビューティアイコンとして、当時もマスコミは釘づけだったそうです。
Princess Margaret
Photograph / Getty Images
ドラマ『ザ・クラウン』でヴァネッサ・カービーが演じたことにより、自由奔放に生きた恋多きプリンセス、マーガレット王女に再び注目が集まっています。
それに影響を受け、英「BBC」は2018年9月11日(現地時間)、王女のドキュメンタリー『Princess Margaret: Rebel Royal』を放送。彼女の素顔や知られざるエピソードを紹介したそうです。
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このドキュメンタリーによると、2002年に逝去したエリザベス女王の妹マーガレット王女は、その美しさと抜群のファッションセンスで、スタイル&ビューティアイコンとして崇められていた。そのためマスコミは、彼女が身につけているアイテムをレポートするのに、どんな苦労も惜しまなかったよう。
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ロンドン博物館のファッションキュレーターで歴史家のベアトリス・バーレン(Beatrice Behlen)氏曰く、マーガレット王女は18歳の時にイタリアを訪れ、記者やフォトグラファーに「しつこく追いかけられた」とのこと。「彼女はアイコン的な存在でした」「……マスコミは、彼女が使っているマニキュアを見るためだけに、彼女のホテルの部屋にまで侵入したのです」とドキュメンタリーで語っています。
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このエピソードは当時、米『ライフ』誌で紹介されたと英『ハロー!』誌は指摘しています。
その記事には、王女のホテルの部屋に侵入したイタリアの新聞記者が、「部屋の中で、『Busman's Honeymoon』という本やTweedの香水、ペギー サージのネイルポリッシュを発見した」と書かれていたと言います。
ペギー・サージとは、アメリカ出身のペギー・サージ氏が1925年に立ち上げたコスメブランドで、現在もベルギー、ドイツ、オランダ、スイスなどヨーロッパを中心に展開しています。日本では販売されていないませんが、アマゾンで購入することは可能ということ。ぜひ彼女に、このストーリーとともにプレゼントしてはいかがですか?
ドキュメンタリーでは他にも、18歳のマーガレット王女がパリを訪れた際の映像も公開されています。
その際、王女はクリスチャン ディオールのブティックに立ち寄り、デザイナー本人と対面。ディオール氏は王女に会った瞬間、「完全に魅了された」ということです。『ザ・クラウン』シーズン3からは、個性派女優のヘレナ・ボナム=カーターがマーガレット王女を演じるということで、ますます王女人気はヒートアップしそうですね。
From Harper’s BAZAAR UK
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Translation / Reiko Kuwabara