ハリー王子とメーガン妃のロイヤルウエディングが開催された2018年5月19日、その日の午前9時少し前、ある一般の女性がひとり到着しました。彼女は20歳のコートニー・ヒューズさんです。
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イギリスの、そびえ立つウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂にニコニコしながら入っていく（米国の有名司会者・女優）オプラ・ウィンフリーに手を振ったそうです。
コートニーさんは、ハリー王子とメーガン妃の結婚式に選ばれた一般の招待客のひとりで、当日の豪華なイベントを楽しみました。そんな彼女が招待客だからこそ見ることができた「ビハインド・ザ・シーン」と、感動秘話を語ってくれました。（次ページへ続く）
チャリティ活動が認められ、結婚式1カ月前に届いた“ゴールデンチケット”
ハリー王子＆メーガン妃のロイヤルウエディングに招待された一般のゲストのひとり、コートニー・ヒューズ。
結婚式のおよそ1カ月前、オックスフォードシャーのディドコットでいつも通りの生活を送っていたコートニーさんに、現代版“ゴールデンチケット”が郵便で届きました。
それはハリー王子とメーガン妃の結婚式の招待状で、彼女が祖母を讃えて2012年から立ち上げたチャリティ、「Secret Santa」の活動が認められてのものだったのです。
6年間にわたって彼女は、2万個以上のプレゼントを詰め、老人ホームや病院、ホスピスなどに配る活動をしてきたのです。
「クリスマスにひとりぼっちなのは寂しいですから、少し愛と支援の気持ちを示したかったのです」と、チャリティの目的についてコートニーは言います。「プレゼントを渡したときに皆さんたちからもらうスマイルは、とても感極まるものですよ」と。
数々のセレブを目の前で拝見
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ハリー王子が行っているチャリティ活動の大ファンであるだけに、コートニーさんは当日、お気に入りの王室メンバーを支援するため結婚式に出席するのを心待ちにしていました。
彼女はロイヤルカップルに招待され、チャペルの外に座る一般のゲスト1200人のうちのひとりでした。
招待客はランチ（彼女はフルーツとチーズを詰めた）と“長時間”立っているのが困難な場合には、何か腰掛けるものを自分で用意するよう指示されていたのです。そしてコートニーさんはピクニック・ブランケットを用意して、「とてもお天気がいい日だったので、外で過ごすのにとても気持ちがよかったです」と語っています。
花嫁花婿から至近距離であったわけではなかったとはいえ、ハリウッドで有名なアマル＆ジョージ・クルーニー夫妻や、テニススターのセリーナ・ウィリアムズ、女優のプリヤンカ・チョープラーといった超が付く豪華ゲストたちの入場を、間近で見られるという絶好のポイントだったそうです。
ジョージ王子＆シャーロット王女はウキウキの大興奮！
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ハリー王子の4歳の甥ジョージ王子と3歳の姪シャーロット王女に関して、ページボーイとブライズメイドを務めることになっていたからでしょうか？ 式に到着すると「完璧に興奮状態だった」と、彼女は話してくれました。
「2人はクルマの窓から乗り出して、笑ったりほほ笑んだり手を振ったり。ウキウキしながら、みんなに手を振っていましたよ！」と。
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ジョージ王子を特に注目していたようで、「大きな笑顔を見せていました！」とコートニーさん。
礼拝堂はバラの香り＆白い花々のディスプレイ
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セント・ジョージ礼拝堂の外の敷地にはバラの香りが漂い、ハープ奏者とフルート奏者が「美しい」クラシック音楽を奏でていました（これをTVでご覧になった視聴者も、多かったのではないでしょうか）。
メーガン妃が7年間、米国人気TUドラマ『SUITS/スーツ』で共演したキャストたちは一団となって、「楽しそうに笑いながら」チャペルまで歩いていったそうです。
「彼らはひとつのグループとして一緒に固まって入っていき、何だか小さなファミリーのようでした」と、コートニーさんは振り返ります。そして、「みんな明るく楽しそうで…ハッピーでしたね。笑い声が聞こえてきました。とても楽しい時間を過ごしているようでしたよ」と。
すべてのセレブゲストの入場をインサイダーとして見終わると、コートニーさんはハリー王子とメーガン妃が誓いの言葉を交わすのをスピーカー越しに聞いたあと（TVスクリーンはなかったそうです）、チャペルの中に入ってみたそうです。
「式が終わったあと、私たちはチャペルの玄関のあたりを歩き回って、白いバラや花々の巨大なディスプレイが至るところに配されているのを見たのです。すばらしい香りでした」と。
ロイヤルウエディング記念品のお土産バッグがプレゼント
一般のゲストに配られたギフトバッグ。
招待客のひとりとして、コートニーさんは「パッケージに新婚夫妻の名前が書かれたショートブレッドと、イギリスのコインチョコ、冷蔵庫用マグネットや、夫妻の名前や花々が描かれたポストカードといった記念品が入ったおみやげバッグ」を受け取ったそうです。
この1日は彼女に、チャリティを設立するインスピレーションをくれた祖母を思い出させてくれたそうです。その活動のおかげで、当日は招待されたのだからと…。
「祖母は王室ファンでした。だから私が、『ロイヤルウエディングに招待されて、祖母のパールを身に着けて出席したわ』と報告したら、きっと驚くと思います。祖母は私を誇らしく思ってくれたでしょう…」とのことでした。
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Translation / Mitsuko Kanno
