エリザベス女王が18歳のときに飼い始めたコーギーの直系子孫で、第14代目にあたる愛犬「ウィロー」が2018年4月15日に世を去りました。
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大の愛犬家として知られ、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークをこよなく愛する英国のエリザベス女王。
そんな女王が溺愛するコーギー犬のウィローが2018年4月15日(現地時間)にこの世を去ったことが明らかとなりました。英紙「デイリー・メール」によると、14歳のウィローは癌を患っていたそう…。これ以上苦しい思いはさせたくないという想いから、女王は安楽死を決意したと報じられています。(次ページへ続く)
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即位してから飼ったコーギーの数は30匹以上と言われているエリザベス女王。
ウィローは、女王が18歳の時に飼い始めたコーギー犬スーザンの直系の子孫で、第14代目にあたる愛犬でした。2012年に開催されたロンドンオリンピック開会式で流れた映像にも出演し、『007』シリーズのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とも共演しているのです。またアニー・リーボヴィッツが撮影した女王の90歳記念ポートレートにも登場しています。
その際の映像がこちら。
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Courtesy of @Buckingham Palace(Instagram)
これまでコーギーの繁殖を積極的に行ってきた女王でしたが、2015年頃を境に繁殖をやめたといわれています。
その理由について、英国王室の元アドバイザー、モンティ・ロバーツさんは「2012年頃にコーギーの繁殖を進めましたが、エリザベス女王はこれ以上子犬を増やしたくないとおっしゃっていました。自分が先にこの世を去り、コーギーたちが残されたらかわいそうだと思ったようです」と米誌『ヴァニティフェア』に語っています。
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現在エリザベス女王に残された愛犬は3匹となりました。
1匹はかつてサンドリンガムハウスで働いていたスタッフが亡くなった際に譲り受けたコーギーのウィスパーで、あとの2匹はダックスフントとコーギーをかけあわせた「ドーギー」のヴァルカンとキャンディ。
ウィローの死により、80年ほど続いたロイヤルコーギーの血統が途絶えてしまい、女王は「意気消沈している」と伝えられています。
From Harper’s BAZAAR UK
Photograph / Getty Images Translation / Reiko Kuwabara