『この世界の片隅に』に新場面を追加した別バージョン、12月公開へ

By エスクァイア編集部公開日:2018/07/24

　2016年11月12日（土）の劇場公開以来、なんと1日も途絶えることなく映画館での上映を続けている大ヒットアニメーション映画『この世界の片隅に』。200万人以上が観賞し、70を超える賞を獲得してきた本作に、新規場面を付け足した別バージョンが、2018年12月に公開することが決定しました。

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　『この世界の片隅に』

　タイトルはズバリ、『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』。片渕須直監督によるアイディアを、原作者こうの史代さんが快諾したタイトルだそうです。それにあわせて、特報映像とティザービジュアルも公開となりました。

　片渕監督は「原作にはまだまだ魅力的なエピソードがあり、それを描き足すことにより、主人公のすずだけではない『さらにいくつもの人生』を描き出したい」と考え、今回の制作が実現。これまでの現行版とは一部主題も変わってくるため、別の題名をつけた「もう1本の映画」として制作することにしたそうです。

　新たに追加されるシーンは、主人公すずと、彼女が嫁ぎ先（広島県・呉）の町で初めて出会う同世代の女性リンとの交流を描いた昭和19年秋と、20年冬～春にかけてのエピソードや、妹すみを案じて過ごすなかで迎える昭和20年9月の枕崎台風のシーンなど。新たな登場人物や、これまでの登場人物の別の側面なども描かれることにより、彼女たちの心の奥底で揺れ動く複雑な想いが描き出されます。

　多くの人の心を強く掴んできた本作の別バージョン、今から公開が待ち遠しい！　続報にも期待してください。

これはThird partyの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。