第90回アカデミー賞で見事主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン。そんな彼が、受賞作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の続編の可能性に言及しています。

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 名優ゲイリー・オールドマンが最新出演作の続編の可能性について語る

 ゲイリー・オールドマンは『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の続編で、再びチャーチル役を演じる可能性をほのめかしました。 

 第90回アカデミー賞では、主演男優賞の筆頭候補に挙げられているオールドマン(2018年3月5日に発表され、見事初受賞となりました)ですが、そんな彼が2月下旬『ハリウッド・レポーター』誌に、ジョー・ライト監督が第2次大戦時代を描いたこの伝記映画の続編について語っています。 
  

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写真:見た目も話し方も、チャーチル元首相にそっくりとなったゲイリー・オールドマン。(c)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. 

  
 オールドマンは、「続編が実現する可能性はあります。戦争の終盤では、スターリンとルーズベルトとの首脳会談がありますから…。ルーズベルトは素晴らしいキャラクターで、それから間もなく大統領の座を下りることとなります。ですから、あるかもしれないということです」と語り、1945年に大戦後の平和実現を目指して開催されたヤルタ会談に言及しました。 

 ですが、今のところ彼は、しばらくの間メイクアップチェアから離れられることを喜んでいるようです。なにせチャーチル首相役のメイクには、毎回かなりの時間がかかったようですから…。(次ページへつづく) 

ゲイリー・オールドマンがチャーチル役を舞台で 演じるかもしれない!

 また、オールドマンがこの葉巻好きの英国首相役を演じる可能性があるのは、続編映画だけではないようです。彼は、チャーチルが1947年に書いた『The Dream』という短編を、舞台化する試みにも言及しています。 

「この短編は、チャーチルの父であるランドルフの幽霊がチャートウェルにあるチャーチルの家を訪れるというストーリーです。出演者は2人だけなのでたいしてお金もかかりません。これに挑戦して、舞台化を手がけてみようかと思っています。舞台には、前から戻りたくて仕方がなかったんです。やるとなれば間違いなく、ドキドキするでしょうけど…。20年ぶりですからね」とオールドマン。 

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写真:ゲイリー・オールドマンにとっても、チャーチル役を演じることは深い思い入れがあるのかもしれません。(c)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. 

  
 オールドマンはゴールデングローブ賞に続き、先月の全米映画俳優組合賞、2月の英国アカデミー賞(BAFTA)でも主演男優賞を受賞しました。オスカーを逃すことになれば、逆に大きなサプライズとなっていたことでしょう。 

 そんなオールドマンの『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』は、2018年3月30日から日本で公開されます。



編集者:山野井 俊