まだ準備にも間に合うので、さあ、変身願望を思う存分刺激されてみてください。
Aflo
「今年のハロウィンは仮装を楽しんでみようかな?」というあなたのために、さまざまなジャンルの映画からコスプレの参考になりそうな作品27本を年代順にピックアップしました。
『オズの魔法使』(1939)
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比較的マネしやすい主人公ドロシーは、コスプレ初心者にぜひ。乙女心をくすぐる水色のギンガムチェックと編み込みのおさげがキュート。ライオン、かかし、ブリキの木こりの4人でコスプレできれば、なおベター!
『百万長者と結婚する方法』(1953)
マリリン・モンロー、ベティ・グレイブル、ローレン・バコールという、伝説の3大女優が豪華共演したロマコメです。モンロー演じるポーラは極度の近眼で、モテないと考えているため男性の前では眼鏡をかけません。とはいえコスプレするときには、ぜひかけてください。
『ティファニーで朝食を』(1961)
時代を超越して愛される、オードリー・ヘプバーンの代表作のひとつ。髪はアップにまとめて、黒いドレス&黒いキトゥンヒール、大ぶりのネックレス、細長いシガレットホルダーでファッショナブルにキメてください。もちろん、男性こそトライを(笑)! ビッグな黒いサングラスをプラスしてくださいね。
『軽蔑』(1963)
ジャン=リュック・ゴダール×ブリジット・バルドーで贈る、男女の恋愛模様。バルドー演じる女優のカミーユは実にスタイリッシュ。太いヘアバンドにボリューミーなブロンドヘア、猫目メイク、モノトーンでクールに主張してください。
『昨日・今日・明日』(1963)
ナポリ、ミラノ、ローマの3編のオムニバスで、大人のエロスを描いたコメディ。上級者は、黒いランジェリーとコルセット、ガーターで、イタリアングラマーの象徴・ソフィア・ローレンの肉感的な魅力を再現してみてください。砂時計のようなシルエットで、周囲を魅了してみてはいかがですか?
『ロシュフォールの恋人たち』(1967)
カトリーヌ・ドヌーヴが、実の姉フランソワーズ・ドルレアックとともに双子を演じた名作ミュージカル。ポップな色使いは、実にチャーミングでフォトジェニック。ぜひ兄弟や親友と一緒にペアでなりきりましょう(笑)。
『俺たちに明日はない』(1967)
フェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティが、実在した銀行強盗ボニーとクライドに扮して大ヒットしたアメリカン・ニューシネマの金字塔として知られる今作です。いまだにインスピレーション源であり続けるダナウェイのこのシックなスタイルは、コスプレでなくとも盗んでおきたいスタイリングです。あ、もちろん、普通にウォーレン・ベイティ扮するクライド・バロウに仮装してもいいですが…。
『バーバレラ』(1968)
大女優ジェーン・フォンダの若かりし姿を存分に堪能できる、エロティックなカルトSF。今なお影響力を持つ主人公バーバレラは、キッチュ&コケティッシュにマネしてください。
『時計じかけのオレンジ』(1971)
言わずと知れたスタンリー・キューブリック監督の代表作です。色褪せない超アイコニックな主人公アレックスたちのスタイルは、男性にも女性にもおすすめ。右目だけの付けまつ毛で、インパクトを大。
『スター・トレック』(1979)
TVや映画で大人気のビッグフランチャイズ『スター・トレック』。コスプレするなら、1979年の映画第1作でツウを気取ってください。レトロフューチャリスティックな制服は、一家全員やクラスメイトと着ても注目を浴びそうですね。
『ブレードランナー』(1982)
SFの金字塔『ブレードランナー』も、コスプレ欲を大いに刺激してくれます。レイチェルの個性的なヘアスタイルと肩パッドが主張したスーツは、ディテールとサイジングに注意して抜かりなく着こなしたいところです。もちろん、ハリソン・フォード扮するリック・デッカードもいいでしょう。雨が降った日ならコート姿で傘も使わずに街を小走りしてください。また、ルトガー・ハウアー扮するところのロイ・バッティもいいでしょう。彼ならパンツ一丁で雨に打たれた感じに演出すればいいですね。などなど、この映画はネタが盛りだくさんです。
『チャイルド・プレイ』(1988)
世界で最も有名な人形のひとつといえば、名作ホラー『チャイルド・プレイ』のチャッキー。殺人鬼の邪悪な魂を宿しているとはいえ、どこか笑えて憎めないルックスは難易度もそう高くないので、ぜひ完コピしてください。月亭方正さんよりも、うまくやってくださいね(笑)。
『ターミネーター』(1991)
もちろん、シュワちゃんのT-800コスプレもいいのですが、タンクトップとサングラス、ラフにまとめたポニーテールのタフネスウーマン、サラ・コナーになりきるのもいいかもです。
『バットマン リターンズ』(1992)
バッドマンの仮装はもう飽きた…という上級者は、この辺で女性キャラでも人気筆頭格のキャットウーマンに変身してみてはいかがですか? さまざまなバージョンが存在しますが、ミシェル・ファイファーが演じたバージョンは、監督ティム・バートンのゴス趣味と相まって、存在感もピカイチです。
『レオン』(1994)
永遠のアイコン、傑作映画『レオン』のマチルダも外せない存在。ボブカット、チョーカー、ラウンドフレームのサングラスで、ナタリー・ポートマンを気取って。
『フィフス・エレメント』(1997)
リュック・ベッソン監督の世界的ヒットSF。初々しさの残るミラ・ジョヴォヴィッチが演じた謎の女性リールーのキュートな衣装は、色褪せない魅力でぜひマネしたい。ユニークなヘアは、オレンジのモップをかぶれば経済的!?
『キューティ・ブロンド』(2001)
リース・ウィザースプーンの知名度を一気に上げた痛快サクセスコメディ。リース演じるエルのようにピンクのレザーに身を包んで、ヴィヴィッド&ポジティブなムードを振りまいてみて。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
ウェス・アンダーソン監督作には毎回、独特で強烈なスタイルの登場人物がてんこ盛り。なかでも大ヒット作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のマーゴは、一度はマネしてみたいキャラ。アイラインをしっかり引いて、不機嫌そうにポージングしよう。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001~)
ケイト・ブランシェットがハマり役だった、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場する高貴なエルフ、ガラドリエル。コスプレするなら、超然とした態度で臨んで。もちろん耳も尖らせることをお忘れなく。
『ミーン・ガールズ』(2004)
リンジー・ローハン主演で大ヒット、いまだに語り継がれている学園コメディの決定版。ピンクのピタピタトップ×超ミニスカートに華奢なミュールサンダルを合わせて、2000年代前半の空気感をしっかり醸し出して。
『ゴーストバスターズ』(2016)
1984年の大ヒット作を、主人公を人気コメディエンヌに置き換えてフレッシュにリブートさせた今作。4人組でコスチュームを揃えれば、さらに楽しめそう。初心者にもオススメ。
『ラ・ラ・ランド』(2016)
日本でもメガヒットした今作、エマ・ストーン扮するミアのコスプレは、できればライアン・ゴズリング演じるセブ役も用意して、ペアで完成させたい。またはルームメイト4人組で赤、青、黄、緑のドレスに身を包むという手も。ダンスも練習しておこう。
『メッセージ』(2016)
名監督ドゥニ・ヴィルヌーヴによる、地球にやって来た異星人との交流を描いたSF映画。エイミー・アダムス演じる言語学者ルイーズの宇宙服姿を再現できたら、ぜひ「HUMAN」と描いたスケッチブックも手に添えて。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)
世界中にトラウマを植え付けた1990年の旧作もいいけれど、先取り派なら続編が待ち遠しい2017年版をチョイス。ルネサンスやヴィクトリア朝など複数の時代の要素を取り入れたというペニーワイズの衣装は、メイクアップとあわせてお目立ち度も抜群。
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)
フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの波乱に満ちた半生を、マーゴット・ロビー製作&主演で描いた大ヒット作。派手な衣装に90sなヘア、濃いめメイクで仕上げて。アカデミー賞助演女優賞に輝いたアリソン・ジャネイが演じる母親も、コスプレ向きのインパクトある見た目なので、ペアでマネしてみては?
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
大人気ヒーローたちが縦横無尽に活躍する、マーベル映画の“ザ・集大成”な本作には、ブラック・ウィドウにスカーレット・ウィッチ、マンティスにオコエにネビュラ……と、コスプレ欲をくすぐる女性キャラが勢出演。コアなファンに負けないよう、スキのない変身を心がけたい。
『デッドプール2』(2018)
きわどいギャグや放送禁止用語の連発で大ヒットの異色ヒーロー、デッドプール。2016年の第1作目に引き続き大ウケした2018年の続編からは、忽那汐里演じるユキオと、ブリアナ・ヒルデブランド演じるネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドのミュータントカップルのコスプレをぜひ。ザジー・ビーツが演じたドミノも、候補に入れたいところ。
Photograph / Aflo