DCコミックス最大の悪党「ジョーカー」を演じる最有力候補にいま、ホアキン・フェニックスが挙がっています。

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(c) DC Entertainment and Getty Images

ホアキン・フェニックスは
ジョーカーを救うのに
最適な俳優だ

2012年にクリストファー・ノーランによる革新的な「ダークナイト」3部作を完成させた後、DCフィルムはほぼノンストップで映画を作ってきました。そして過去6年間で公開された5作品のうち、4つは完全な失敗作でした。

そのためDCフィルムでは、危機的なコミックブック業界を救うための新しいアイデアを必死に模索しているようです…。メソッド演技で知られるジャレッド・レトが演じた「ジョーカー」に関しては、「これはイケるのでは⁉」と思ったに違いありません。ですがこれも…結局のところは、どちらかといえばヒップホップのマックルモアのようなものでした。しかながらDCコミックスは、現在の窮状(きゅうじょう)を抜け出すためには再び一番有名な悪党を頼ることしかないようです。 

DCフィルムはトッド・フィリップスを監督に、そして巨匠マーティン・スコセッシをプロデューサーに迎え、「バットマン」シリーズの有名ヴィラン(悪役)であるジョーカーの単独映画を制作する計画を発表しました。本作と「DCエクステンデッド・ユニバース(日本では「DCフィルムズ・ユニバース」と呼ばれることもある)」との関係性は微妙なものとなっていますが、今回のストーリーはそれよりも、スコセッシ監督作品に影響を受けたジョーカー誕生秘話に焦点を当てています。 

このコミックブックを原作とした映画に、さらにお墨付きを与えてくれたのが、「オスカーノミネート俳優のホアキン・フェニックスがジョーカー役を引き受けた」と報じられたことでした。「バラエティ」誌によれば、2017年にフィリップス監督はフェニックスと既に顔を合わせていて、あとはスタジオのゴーサインを待つばかりとなっているようです。 

この映画はメソッド演技で知られるジャレッド・レトによって、並外れてゴシック調のジョーカーが演じれた『ジャスティス・リーグ』や『スーサイド・スクワッド』などのDCユニバースには含まれません。 

もしかするとホアキンは、この有名なキャラクターのイメージを一新させる理想的な俳優かもしれません。良くも悪くも彼は悪名高いメソッド俳優で、ヒース・レジャーや残念なことにメソッド俳優ジャレッド・レトと同じ傾向の役者なのです。さらにホアキンは、変わり者としても知られていて、必要であれば非常にダークで不安定な人物になりきることもできます。それこそが、最近の失敗作を払しょくするために、DCコミックスが今必要としている要素ではないでしょうか。 

あらゆるジョーカーがこれまで出現してきただけに、もしホアキン・フェニックスが抜擢されたら、どんなジョーカーが誕生するのか非常に楽しみなところでもあります。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
ダークナイト(吹き替え)
ダークナイト(吹き替え) thumnail
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と言っても、ホアキン・フェニックスによるジョーカーが完成するまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。なので、ここはヒース・レジャー演じるところの「ジョーカー」を再確認して、思いを募らせておきましょう。

By Matt Miller on February 12, 2018
Photos by (C)DC Entertainment and Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Trans Mart
※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊