もし、本当に人間戦車のようになりたいのであれば、アミノ酸の一種であるロイシンを摂ると大いに効果が期待できます。
ロイシンについて、ロジャースさんは次のように語っています。「私たちは1日に8〜10グラムのロイシンを摂るようにすべきだが、人間の体は1度に約2グラムしか吸収できない。そこで、4〜5回に分けて摂る必要がある」(ちなみに、8〜10グラムのロイシンというのは、卵の白身約25個分に相当します。皆さんはおそらく、もう少し気の利いたやり方をしたいと思うでしょう)。
しかし、ロイシンを摂ること以外には、これといった奥の手はありません。ただひたすら努力あるのみです。マイケル・B・ジョーダンは役作りのために、1日に2回から3回ワークアウトするというスケジュールを週6日こなして、自分自身を絶対的な限界まで押しやっていました。
「実験室の条件で行なった最近のある研究で、参加者に対して10レップ・マックス(最大限の重さのウェイトを押すエクササイズを10回繰り返すというもの)をするように求めたところ、実際にその通りにした人はわずか8%に過ぎなかった」と、ロジャースさんは言います。
「もっと心配なのは、10レップ・マックスを16回以上もした参加者が37%もいたということ。これは、人はどれほど簡単にルーチンに入り込むかということを証明するもの。私たちは、ジムでは常に自分自身をプッシュして、昨日よりも多くの成果を挙げる必要がある」と、それはシンプルなのはわかっているのですが、そう簡単なことではないでしょう。
From ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。