惨殺事件よりも、彼女の人生に焦点を当てた映画になるそうです。

Hair, Fashion, Beauty, Fashion model, Shoulder, Dress, Skin, Haute couture, Hairstyle, Model, pinterest

KATE BOSWORTH

 チャールズ・マンソン率いる米カルト教団、「マンソン・ファミリー」によって惨殺された女優シャロン・テート。彼女の人生を描いた伝記映画『Tate』の主演に、ケイト・ボスワースが抜擢されたことが明らかになりました。 

 同映画の監督は、ケイトの夫マイケル・ポーリッシュ。プロデューサーはシャロンの妹であるデブラ・テートが担当。ケイトは先日、自身のインスタグラムにセルフィーをアップし、映画に出演する喜びを語っていました。「映画『Tate』でシャロン・テート役を演じることができ、とても光栄に思っている――これは彼女の人生を祝う映画であり、彼女のプライバシーを侵害したり、事件の真相を明らかにするものではない」とのこと。
 

instagramView full post on Instagram

 
 さらにデブラに対しても、「デブラ・テート、お姉さんの人生の物語を私たちと共有してくれてありがとう。あなたがいると、とても心強いわ」とコメントしています。 また、夫マイケルにも感謝の気持ちとして、「毎日私を支え、女性を中心とした映画の制作に取り組んでいる、私の夫。あなたはとても偉大な人よ。愛しているわ」とのこと。
 

Hair, Face, Blond, Hairstyle, Eyebrow, Lip, Beauty, Bangs, Skin, Chin, pinterest

Photograph / Getty Images


 ハリウッドでは現在、シャロンやマンソン・ファミリーを題材にした映画が他にも3本ほど制作中。クエンティン・タランティーノ監督が手掛ける映画には、レオナルド・ディカプリオがチャールズ役でキャスティングされ、シャロン役にマーゴット・ロビーの名前が挙がっているそうです。 

 もうひとつの映画『The Haunting of Sharon Tate』は、事件当日の様子にフォーカスしたサイコホラーで、ヒラリー・ダフが主人公のシャロン役に。そして3本目の映画『Charlie Says』では、ドラマ『ザ・クラウン』のマット・スミス扮するチャールズと、死刑を宣告された実行犯の女性3人の視点から物語が描かれているのだそうです。(次ページへつづく) 

辛口の発言が多いデボラ…。さて自身の演技のほうがいかがなものか?

 デブラは「シャロンの死や事件を中心に描かれていない」という理由で、ケイト&マイケルの映画に協力することに…。

「悲劇のヒロインではなく、ひとりの女性としてのシャロンを表現している。ケイトはシャロンの素顔、感情、アティテュードを見事に演じると思う」とのこと。

 また、「シャロンのような女性は2度と現れない」と言いながらケイトは、「シャロンのように優しく、穏やかで、寛大な心をもっている」と彼女を大絶賛!   
    

Skin, Premiere, Fashion, Event, Technology, Dress, Gadget, Suit, Electronic device, White-collar worker, pinterest

Photograph / Getty Images


 そんなデブラは以前、タランティーノ監督がジェニファー・ローレンスをシャロン役の第一希望に選んだという噂が浮上した際、「ジェニファー・ローレンスのキャスティングには、あまり納得がいっていない」とゴシップサイト『TMZ』に発言していました。 

 そのことを振り返りデブラは、「彼女のことが嫌いとかではないけれど、シャロン役を演じられるほど、きれいではないと思うだけ。ひどい言い方に聞こえるかもしれないけれど、私にも私の考えがあるから…」と米『ピープル』誌に説明しています。 

 さらにはヒラリーの主演映画を、「品がない」や「搾取的」と批判していたデボラ。その後、理想の映画をプロデュースするチャンスと巡り会い、ケイトというぴったりの配役も見つかったということで、少しは安心している様子です。どの映画も、事件後50年となる2019年に公開予定との噂。それぞれ違う視点で描かれたシャロンの映画を見比べてみたいものです。

From Harper’s BAZAAR UK
Courtesy of Kate Bosworth
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara