自動車産業を描いた映画は、過去に多く公開されてきました。今回、製作されている新作映画は、人気自動車メーカーのフォードとフェラーリのライバル性についてだそうです。

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'Logan' Director Is Making A Ford Vs Ferrari Movie

 怪奇的でありながらも、勇気あふれる見事な大人へと成長したウルヴァリンを描いた映画『LOGAN/ローガン』は、成功をはたしました。そこで気になるのは、この『LOGAN/ローガン』を手がけたジェームズ・マンゴールド監督の次回作です。

 それは、まったく新しいジャンルの映画になるようです。

「デッドライン」紙が報じたところによれば、マンゴールドは20世紀フォックスと契約し、フォード対フェラーリの映画作成プロジェクト(タイトルは未定)に乗り出したそうです。映画が常に欲しているものといえば…そう、車です(もちろん、「ワイルドスピード」シリーズの9作品があっても、まだまだ足りません)。 

 この映画はフォードとフェラーリという2つの巨大自動車メーカーの、1960年代のライバル性に注目したものとなるようです。F1世界選手権でのライバル関係を描いた、『ラッシュ/プライドと友情』と似ていると言えるでしょう。 

 
 私たちがこれまで知らなかった、フォード対フェラーリのストーリーは、「エキセントリックで意志の固い」米国のエンジニアチームが、「勝ちを独占していたフェラーリを1966年のル・マン24時間レースで敗れるように、まったく新しいレーシングカーを作る」、という課題に直面することを軸に描かれるようです。(次ページへつづく)

製作中の新作映画には、 ポストクレジットシーンがない!

 マンゴールド監督が、どのようなフォード対フェラーリのストーリーを描くのかは分かりません。ですが、ポストクレジットシーン(映画の最後で他の作品と関連付けるシーン)がないことだけは確実です。 
  

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写真:明るい性格のジェームズ・マンゴールド監督。Photograph / Jonathan Leibson 

   
 マンゴールド監督はマーベル・コミックの好きな映画ランキングでコメントを求められた際、最後に流れるポストクレジットシーンについて、「非常に恥ずかしい」とかなり手厳しく主張していました。 

「自分が撮った映画を、自分で終わらせることができないということになるわけだから…。たとえポストクレジットシーンについて、たとえ熱狂的なファンが10万件のツイートで求めたとしても、それでもあれはごまかしだと思う。(ポストクレジットシーンは)今この映画を作っているときに、次の映画を売り込むことになるわけだから。そういったことは、すべて恥ずかしく思う」と、彼は不満をあらわにしました。 

 はたしてどのような作品に仕上がるのか、クルマ好きや歴史好きの皆さんも、きっと注目していることかと思います。完成するまでじっくりと待ち続けましょう! そして、きっちりと最後を見届けてください。



編集者:山野井 俊