映画の「スター・ウォーズ」シリーズにさほど詳しくない人でも、ルーク・スカイウォーカー、レイア姫、ダース・ベイダー、ハン・ソロ…という名前は聞き覚えがあることでしょう。
ですがE-3P0はどうですか? ベン・クワディナロスは? GA-87にパオ(Paodok’Draba’Takat Sap’De’Rekti Nik’Linke’Ti’ Ki’Vef’Nik’NeSevef’Li’Kek)は? …彼らの名前を聞いてすぐに顔を思い出すことはできますか? それができる、カルトなファンも無論いるでしょうが…。ここは一般的な皆さんに対して、再発見したいただく場にしましょう。
それでは、「スター・ウォーズ」シリーズに登場する、マイナーなキャラをご覧ください。かなり濃い顔ぶれなので、これを機会に顔と名前を一致させておいてください。それがこの先、どんなことに役立つかはわかりませんが(笑)。
◇サレシャス・B・クラム
DISNEY
『エピソード6/ジェダイの帰還』より
スター・ウォーズ史上もっとも「なんだこれ?!」と思ってしまうような、猿とトカゲを合わせたような奇妙な生き物ではないでしょうか。
この生き物はジャバ・ザ・ハットにつく道化です。『エピソード6/ジェダイの帰還』の見どころでもある反重カリパルサーリフトを利用した乗り物「スッキフ」が爆発するとき、この奇妙な生き物の笑い声が消える瞬間があります。そこに爽快感を得た人も、実際少なくないはずです。
◇パパノイダ男爵
DISNEY
『エピソード3/シスの復讐』より
これは、ブルーマンになったジョージ・ルーカスとも言えるでしょう(笑)。
◇ヤドル
DISNEY
『エピソード1/ファントム・メナス』より
マスター・ヨーダと同じ種族の女性になります。残念ながら、ヨーダの種族の名前はまだ明かされていません…。
◇カーベ
DISNEY
『エピソード4/新たなる希望』より
この小さな生き物カーペは、アウター・リム・テリトリーの惑星チャド出身のヒューマノイド型齧歯類知覚種族「チャドラ=ファン」の女性で、砂漠の惑星タトゥイーンで人気のカンティーナ(酒場)である「チャルマン」の常連客です。
0 BBY、オビ=ワン・ケノービとルーク・スカイウォーカーがこの酒場でハン・ソロやチューバッカと出会った日も、カーベは店内に居合わせていました。小さいながらも彼女は、なぜかとても印象的で覚えている人も多いかと思います。
◇テミリ・ブラッグ(ブルーム・ボーイ)
『エピソード8/最後のジェダイ』より
『エピソード8/最後のジェダイ』で最後に登場するのが、このテミリ・ブラッグです。彼は一生懸命に掃除をする、頑張り屋さんではありません。ですが、それはチェックすべき項目ではないようです。
彼はフォースの力を使って、ほうきを引き寄せます。そして、そのあと星を眺めています。まるで、「次回作も、皆さんの期待を超える作品だから観てね!」と言わんばかりに。彼がもう一度登場してくるかは謎です。が、「彼こそ”最後のジェダイ”だ」と言わんばかりの展開にも思えるのです。
なので、今後のキーマンのように感じ、脳裏に焼きつけた人も多いことでしょう。きっとそれが製作側の狙いであり、次回作ではブラッグが成長したジェダイ・マスターが暴れ回る可能性も…。そして、そのジェダイ・マスターが死を迎える瞬間に、ここでの映像が回想シーンとしてインサートされるような予感もするのでした。
◇ブレン・ダーリン大佐
DISNEY
『エピソード5/帝国の逆襲』より
氷の惑星ホスで、行方不明になったハン・ソロとルーク・スカイウォーカーを心配し、基地の扉で待つレイア姫。
そんなレイア姫に対し、渋々ながら基地の安全を考慮しながら扉の封鎖を言い渡した、あの男性になります。
◇ログレイ
DISNEY
『エピソード6/ジェダイの帰還』より
偵察兵として物語の進行役でもあったイウォークのウィケット。
ですので、一般的にはウィケット派の人のほうが多いでしょう。ですが、筆者は断然ログレイ派なのです。ログレイは帝国時代に衛星エンドアのブライト・ツリー村に住んでいたシャーマン(祈祷師)であり、イウォークのボス的存在。
エンドアの森の精霊と調和するため、部族のために儀式を執り行ったりしています。なので、チュリ鳥の頭蓋骨から作った大きな頭飾りをかぶっているので、とっても印象的なのです。
◇ティオン・メイドン
DISNEY
『エピソード3/シスの復讐』より
ティオン・メイドンは、ダース・モールとパルパティーン皇帝(ダース・シディアス)をまとめたような悪物の雰囲気がただよっています。
監督ジョージ・ルーカスに策略で、メイドンの外見はまるで死人のよう。それでわれわれはまんまと騙されたのです。実はメイドン、すばらしい人(?)格者なのです。
『エピソード3/シスの復讐』でオビ=ワン・ケノービが探すグリーヴァス将軍の居場所について、秘密裏に情報を与えてくれました。それによって、独立星系連合を滅ぼすことにも成功したのです。
◇E-3P0(イー・スリーピーオー)
『エピソード5/帝国の逆襲』より
このC-3P0にそっくりのドロイドは、「E chu ta」と言ってすぐに消えてしまうのです。
この謎のフレーズはフット族のものであることはわかりますが、その意味はよく知られていません。ですが、サウンドデザイナーのベン・バート氏著書である『Galactic Phrase Book and Travel Guide』よれば、その言葉はかなりわいせつな意味なのだとか…。
◇ダイアノーガ
DISNEY
『エピソード4/新たなる希望』より
体長10メートル大にまでおよぶ、巨大な頭足類のクリーチャーであるダイアノーガ。
その恐ろしさが頭に焼きつき、この季節に海に入ると、「もしかしたら、下からダイアノーガが襲ってきたらどうしよう…」と、恐怖を感じてしまう人も少なくないはずです。波打ち際で立ちすくんでいる人がいたら、きっと、その瞬間だと思いますよ(笑)。
Source / Popular Mechanics
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。