ここ数年間であっという間に
トップスターまで上りつめた、
イギリス人俳優のエディ・レッドメイン。
昨年、オスカー俳優の仲間入りを果たした
エディ・レッドメインがこのたび演じるのが、
「ハリー・ポッター」新シリーズである
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の
主人公ニュート・スキャマンダー。
今回、エディ・レッドメインに
ここでしか聞くことのできない話を
メンズ・プラス編集部が聞いてきました！
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 ×エディ・レッドメイン
© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights©JKR.
メンズ・プラス編集部（以下、編集部）：『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の中心人物ニュート・スキャマンダー役について、デイビッド・イェーツ監督から初めて連絡があったとき、どのような気持ちが湧きましたか？
エディ・レッドメイン（以下、レッドメイン）：いつも、その瞬間は不安でたまらなくなるよ（笑）。でも同時に、この素晴らしい世界観の一員になれることにワクワクした。だから、不安と歓びがミックスしていたね。デイビッドとは１年間ほとんど毎日のように会っていたけれど、最初はこの作品のすべてがとても秘密裏に動いていたんだ。でも、彼と会うたびにディテールがわかってきて興味が湧いたし、徐々に、ニュートや物語へのアイデアが明らかになり始めた。
自分が情熱をもてる作品に配役されると、脚本を読んだあと、不安とものすごい高揚感が交互に湧き上がってくる。実在の人物を演じる時とよく似ているよ。『リリ―のすべて』では、僕はリリー・エルベという、多くの人たちにとって象徴となるような女性を演じることがわかっていた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、誰もが、Ｊ.Ｋ.ローリングとハリー・ポッターを愛していることがわかっている。だから、とにかく失敗できないよね！？（笑）
写真：これまで難易度の高い役柄を演じることが多かった、エディ・レッドメイン。本シリーズでは、魔法動物学者として世界中を旅する。© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights©JKR.
編集部：映画の冒頭のニュートはどんな人で、このアドベンチャーが彼をどう変えていくと思いますか？
レッドメイン：ニュートは母国イギリスでは魔法省で仕事をしてきたんだ。でも、過去１年は外に出て、生物を見つけて修復したり、トランクに入れて彼らを保護したりしてきた。そして1920年代に、変化と変革と興奮の街ニューヨークに到着する。でも、彼はあらゆる意味において場違いな人間だった。そして彼はこの自由奔放な混乱の中に巻き込まれていく。
ニュートは過去の関係で傷つき、その結果、バリアを築いている。Ｊ.Ｋ.ローリングがそう脚本に指摘しているんだ。でも、彼らと出会い、友情やある種の愛情を通して、彼らと親しい関係を築き始める。そのおかげで、築いていたバリアが崩れ始めるのだと思う。
本作でのお気に入りシーンについて語る
編集部：本作での経験を振り返って、お気に入りのシーンとか、特に記憶に残ったセットでの瞬間がありますか？
レッドメイン：たくさんあるよ。デパートの屋根裏でオカミー（本作で登場する胴体が蛇で翼の生えている、姿や大きさを自由自在に変えることのできる魔法動物）が目覚めるシーンや、ティーポットや昆虫を振り回して大声で叫んだりする超現実的なシーンは絶対に忘れないだろう。それに、巨大なグリーンの跳ね馬のような装置に乗って、グリーンのラバースーツを着た男性ふたりと一緒に宙づりになる撮影もあった。そのときずっと考えていたんだ。「僕の仕事って何だろう？僕は生活のために何をしているんだろう？」ってね（笑）。でも素晴らしかったよ。
桟橋でのキャサリンとのささやかなシーンがあるのですが、そのシーンも楽しかったね。この映画にはふたりの人間が話しているシーンがとても少ないんだ。ドンパチガラガラ、スモーク満載が終わったあとで、穏やかな瞬間をもてるのはやっぱりいいものだよ。
写真：エディ・レッドメイン演じるニュート・スキャマンダーは、これまで保護してきたあらゆる魔法動物と信頼し合う。優しい笑顔が印象的なエディにピッタリの役柄です。© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights©JKR.
編集部：「ハリー・ポッター」シリーズを思い出してお気に入りの瞬間がありますか？
レッドメイン：僕のお気に入りのひとつは最後の映画の、ハリー・ポッターとヴォルデモートとの対決なんだ。とても感動的だと思う。ダニエルとレイフ・ファインズとの対峙は素晴らしいと思った。少し戦ったあとで、杖を手に立ち尽くす。あの映画では、それがとてもシュールで強烈に見える。ふたりの演技に感銘を受けたよ。オペラみたいで素晴らしかった。
エディ・レッドメインのプロフィールと映画の詳細
エディ・レッドメイン（Eddy Redmayne）
1982年1月6日生まれ。イギリス出身の俳優。代表作は『博士と彼女のセオリー』、『リリーのすべて』、『レ・ミゼラブル』など。昨年行われたアカデミー賞で、初のアカデミー賞主演男優賞を受賞したことは記憶に新しい。舞台俳優としても活躍していただけに、幅広い演技力を持つ若手No.1の演技派俳優として知られている。スタイルの良さから、バーバリーなどのモデルも務める。人懐っこい性格も加わって、世界中のファンから愛されている。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2016 年／アメリカ／カラー／英語／133分
原題：FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM
配給：ワーナー・ブラザース映画
11月23日（水・祝）より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights©JKR.
公式サイト
>>>wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の作品情報ページはコチラ↓
>>>http://www.mensclub.jp/lifestyle/news/fantasticbeast16_1118_link/
（C）2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©JKR.
編集者：山野井 俊
