「スター・ウォーズ」シリーズは現在、7本の映画が製作中となっています。そのことについて、偉大なるルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルが物申しました。

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©Lucasfilm

Mark Hamill Is Worried About All Those New Star Wars Sequels

 ディズニーは「スター・ウォーズ」シリーズを、ファンたちの寿命が尽きるまで続けるつもりのようです。

 このシリーズは現在、『ゲーム・オブ・スローンズ』のショーランナー(製作総指揮)であるD・B・ワイスとデイヴィッド・ベニオフによる3部作と、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の脚本・監督を務めたライアン・ジョンソンによる3部作などを含めた7本の映画が製作中となっています。 

 また、ディズニーとルーカスフィルムは最近、ジョン・ファヴローが製作総指揮と脚本を務める「スター・ウォーズ」シリーズの実写版ドラマについても、プロジェクトに取り掛かっているのです。 

 …そう、一体何本の「スター・ウォーズ」作品を作るつもりなのでしょうか。 

 この製作ペースについては、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルも、「ディズニーとルーカスフィルムは、世界中の「スター・ウォーズ」ファンを飽きさせてしまうのではないか」と、心配せずにはいられないようです。米映画情報サイトの「シネマブレンド」に、ハミルは次のように語っています。 

「ディズニーとルーカスフィルムは、製作ペースを考えるべきだと思います。なにせ、ファンたちに飽きられてしまいたくはないでしょうから…。ディズニーには、まさか? 最後のジェダイの5カ月後に、もう『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を公開するの? クリスマスまで待てないの?と言ってしまいました。ですが、彼らはすでにスケジュールを決めており、マーベル映画やディズニー映画もありますから、私が口出しできることではないんです」とマーク・ハミル。 

 
 たしかに、ハミルの心配はもっともです。

 ディズニーが「スター・ウォーズ」の世界を拡大してきたことで、新たな作品群にはすでに反発の声も上がっており、『最後のジェダイ』へのファンの反応も二極化しています。ただしハミルは、ファンがシリーズに飽きることを心配してはいます。が、「スター・ウォーズ」の世界に無限の物語があることについては認めています。 

「まぁ、『スター・ウォーズ』の世界は無限のキャンバスですから、そこで起こる物語に限界はないはずです。単独の作品群については、それぞれの独自性をもたせることができるでしょう。たとえば、なんとなくですが『ローグ・ワン』はより現実的な、戦争映画のような方向に進められるかもしれません。また、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、よりコミカルな作品になるかもしれませんね。彼は悪党だし、ギャンブラーで、女好きですから…(笑)。単独映画の強みは、3部作のやり方に従う必要がないということです。それぞれの作品が独自に前提を作り、そのなかで物語を進め、観客にもっとも見たいと思わせればいいんです。ですから、無限の可能性があるんです」とマーク・ハミル。 

 もちろん、ディズニーに十分な製作費がある限り、語るべき物語は間違いなくあることでしょう。とにかく、彼らが素晴らしい作品を作り続けてくれることを祈るばかりです。 

「スター・ウォーズ」シリーズ次回作は、人気キャラクターハン・ソロの若き頃の物語を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。こちらは2018年6月29日公開予定となっています。 

https://www.youtube.com/watch?v=XRgZ8crYSNQ 

By Matt Miller on March 29, 2018
Photos by ©Lucasfilm
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊