これまで多くの大ヒット作に出演し続けてきた彼が
このたび演じるのが、2010年にメキシコ湾内で起こった
世界最大級の火災事故の主役であるマイク。
彼はエンジニアで、この事故で多くの命を救いました。 


そんなマーク・ウォ―ルバーグが仕事とプライベートに
関するあらゆる質問にしっかりと答えてくれました!

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映画『バーニング・オーシャン× マーク・ウォールバーグ

メンズ・プラス編集部(以下、編集部):今回、演じられたマイクについて教えてください。マイクや本作の魅力は何でしたか?

マーク・ウォールバーグ(以下、ウォールバーグ):その明らかな人為的災害で、何が起きたかは誰もが知っています。でも、あらゆるメディアで報道されていたのに、どこも現場で多くの人が死んだことにフォーカスを当てていませんでした。本当のフォーカスすべきは、映画も報道も一緒だと思ってる…映像で大切なのは登場人物のキャラクターであり、その後、そのキャラクターがどのように変化し成長していくかにあると思っていますから。そうして、ディープウォーター・ホライゾンで命を失った11人の思い出に敬意を払いながら、チーフ・エンジニアであるマイク・ウィリアムスを演じることを決意したのです。真夏のニューオーリンズで、石油堀削装置の上にいるのは楽しいことじゃないのは分かっていました。そして明らかに、ピーター・バーグ監督はどんなチャンスでも(爆破で)僕を吹き飛ばそうとするしね(笑)。でも、それを忘れさせるほど、素晴らしいストーリーでしたよ。そして、ものすごく圧倒されるものがあって、刺激的でした。


編集部:多くはセットで撮影されたわけですが、石油掘削装置のリグまで行きましたか?

ウォールバーグ:はい、行きました。当然、ディープウォーター・ホライゾンが浮かぶ海のど真ん中にも。でも、僕らがそのリグに行くことは、あまり好ましいことではありませんよね。なぜって、僕らがそこに行くことによって、実際の事故に携わった人たちは穏やかな気持ちでいられるわけがありませんですから。 
 



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写真:ヘリコプターに乗って、ディ―プウォーター・ホライゾンに向かうマイクたち。この服装で歩いていれば、彼がハリウッドスターであると気づく人はあまりいないかもしれませんね。ここでも一般人に徹しているウォールバーグ。©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

マーク・ウォ―ルバーグの驚くべき体作り

編集部:毎回、作品ごとにあなたは、肉体改造をし、そのキャラクターのあった体型へと変化させるなど肉体的な準備をしますが、今回はどんな特別なトレーニングをしましたか?それとあなたの通常のトレーニングは、どんなくらいのレベルのものなのですか? いつものワークアウトや食事を、シェイプを維持するために続けていたのですか?

ウォールバーグ:作品によりますね。今回ピーター(バーグ監督)から、「あなたに少し太鼓腹になって欲しい」と言われたんです。だから、できるだけ食べるようにしました。準備は、リグ・ワーク(装置の訓練)とか、そういったことでした。それと2週間ほどマイク本人と、直接仕事をしました。とても楽しく過ごすことができましたね。食生活に関しては、なんでも好きなものを食べました。ルイジアナ州にいたため、辛い料理にも慣れていました。ピーターと僕は、『パトリオット・デイ』(2017年6月9日公開予定)の前に、他の映画を一緒にやろうとしていましたよ。8月に撮影を終えて、それから(次の映画を)12月から2月の中旬まで撮影しようとしていたのです。その間に映画を1本、すごい早さで撮影しようとしていました。そのため、僕は8月から12月まで、狂ったようにトレーニングをしていました。厳しいダイエットをしながら、お酒は飲まず、パスタやパンもなし。そしたら、その映画を撮影することがなくなってしまったのです。それでピーターから、「オッケーだよ。『パトリオット・デイ』だけ撮影しよう。役作りのために、また太ってもらいたい」と、言われたのです。(笑) 
 


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写真:確かに言われてみたら、作品ごとに体型が少し変わっているかも…。「役作りのために太ってくれ!」と言われても、しっかり実践できていることが素晴らしい!そして、しっかり元通りにするところも。©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


編集部:それで続けて食べることにしたのですか?

ウォールバーグ:撮影開始する3週間前まではね。そして僕は、『トランスフォーマー』シリーズ最新作の撮影をやらなければならなかったので、マイケル・ベイ監督に会ったら(太った僕を見て)「どうしたの?」となりましたよ。僕は「心配しないで、痩せるよ。ちゃんと準備する」と答えて、10週間のトレーニングメニューを3週間に詰め込んで実施しました。 
 



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写真:施設主任ジミー(左、カート・ラッセル)と共に、火災を止めようと試みるマイク。©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

実在するマイクとの熱い信頼関係とは?

編集部:先ほど、マイク・ウィリアムスと関係を築いたことを話されていましたが、そのことについて、もう少し話してもらえますか? 彼は、あなたにどんなことを教えてくれましたか?

ウォールバーグ:僕は役作りを行ううえで、マイクに会わないといけませんでした。関係者たちは、「あなたは彼に会うべきだ。でも、それは役作りの範囲としてだよ」といった感じで、僕は「どういう意味だい? 僕は彼にずっと僕と仕事をしてもらいたいし、彼にこの映画でコンサルタントになってもらいたい。彼はリグのことについて、他の誰よりも知っているだろ」と言いました。そして、一度彼に会ったのですが、彼は平然な表情で対談してくれました。「基本的に、これを追体験するのは問題かい?」とマイクに話したら、彼は「僕はそのことをリアルに経験したんだよ。幾つかの偽物の爆弾やハリウッドのメイクや血なんて、僕には何でもないことさ」って感じの答えでした。そうして彼が、作品に関わることになったのです。彼は最初から終わりまで、僕らと一緒だったのです。僕らは、素晴らしい関係を築きました。彼は僕が(この役に)いかにコミットしていたか、僕らがいかに彼だけでなく、特にリグを降りることができなかった11人とその家族、彼らの大切な人たちに対し、敬意を払っていることを理解してくれていました。実際に、この事故を体験したマイクたちにとっては、そのことが一番の心配だったようです。そもそも彼らと彼らの家族たちは、この映画が作られるというアイディアに首を傾げていたのです。それが予想できたので、僕らは事故に直面した人たちと、すぐにコミュニケーションを取りたかったのです。自分たちの意図を知らせるために…。僕らは彼らの思い出に敬意を表し、彼らに値するヒーロー的な面を見せたかったのです。それ以後、マイクたちはものすごく応援してくれて、僕らがやりたいことに対し、すべてに同意してくれたのです。 

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写真:今回マークが演じたマイクは、決して目立ちたがらない優秀なエンジニア。冷静沈着に物事を考える姿は、私たち男性のお手本と言えるでしょう。©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


編集部:この事故が起こったときのことを覚えていますか?

ウォールバーグ:もちろん覚えていますよ。でも、自分がこの脚本を読んで、心が熱くなったときのように、当時の自分の胸には刺さっていなかったのも覚えています。その後は実際に、そこにいた人たちに何が起きたのかを想像しました。 
 





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写真:まさか、ここまでハードな役だったとは、きっとマークも思ってもいなかったはず。彼らの熱演に要注目です!©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


編集部:ピーター・バーグ監督との仕事で、どんなことを一番エンジョイしていますか?

ウォールバーグ:すべてだね! 彼は素晴らしい人間であり、まるで兄弟のような関係です。僕らは『ザ・ファイター』で、一緒に仕事をしかけました。それが初めて実際に会って、話したときでしたね。そして、『ローン・サバイバー』の撮影に臨んだ後に、僕は自分のキャリアの残りで、すべての映画を彼とやることができると感じたのです。僕は、彼の仕事の仕方が大好きですから。彼のアプローチ、彼の献身ぶり、彼のコミットメント、彼の役者との仕事の仕方が大好きです。




マーク・ウォールバーグのプロフィールと映画の詳細

マーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg) 
1971年6月5日生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州出身の俳優。代表作は『ザ・ファイター』、『ディパーテッド』、『ローン・サバイバー』、『テッド』シリーズなど。これまで多くのヒット作に出演し続けてきた人気演技派俳優。現実味溢れる、少し地味な役を演じることが多いため、世界中の男女から高い人気を得ている。明るいキャラで知られており、物事をハキハキと答える一面を魅せている。次作は、2017年6月9日から公開予定の『パトリオット・デイ』であり、こちらもピーター・バーグ監督が手がけた作品となっている。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
映画『バーニング・オーシャン』本予告編
映画『バーニング・オーシャン』本予告編 thumnail
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バーニング・オーシャン』 
2016年/アメリカ/カラー/英語/107分
原題:Deepwater Horizon
配給:KADOKAWA
2017年4月21日(金)より、全国ロードショー  
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公式サイト
>>>http://burningocean.jp/


映画『バーニング・オーシャン』の作品情報ページはコチラ↓
>>>http://www.mensclub.jp/lifestyle/news/burningocean17_0417_link/






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編集者:山野井 俊