ジェームズ・ボンドの盟友であるCIAエージェントのフェリックス・ライターが、映画「007」シリーズ第25作目となる次回作で復活し、再びボンドを助けることになるかもしれません。
2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』以降、ずっとライター役を務めてきたジェフリー・ライトがそんな可能性を口にしています。
ライトは、Reddit上で行われたチャットセッション「何でも訊いてくれ」の中で、参加ユーザーから「『007』次回作について何か聞いていますか? すでに(製作陣からの)打診はありましたか? あなたの演じたフェリックスは素晴らしい」という質問とコメントを受けました。
それに対してライトは、「それはあり得る。ありがとう」と正直に答えています…。
「"It's possible. Thanks."」というわずか3つの単語に、これほどドキドキしてしまうのは実におかしなことです(笑)。
ライトのこの発言は、当たり障りのない返事に聞こえるかもしれません。しかし、彼がすでに役柄になりきり、『007 カジノ・ロワイヤル』の中で悪役ル・シッフルに、テキサス・ホールデム(ポーカーの一種)のテーブルからクリーニング工場へ連れ去られたときに見せていたのと同じようなストイックさで、情報を漏らさないようにしているとの可能性も考えられるのですから…。(次ページへつづく)
ほぼすべてのD.クレイグ版「007」に出演していた、ジェフリー・ライト
ライトが演じたフェリックスは、『007 カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』に顔を出し、『007 スペクター』では少しばかり顔を見せただけに留まっています。
Photograph / Getty Images
そのため、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの最後の作品となる次回作の中で、ボンドとライターの独特な職業上の友情を締めくくるというのは筋の通った演出であると言えるでしょう。
なお、次回作については、ベン・ウィショーがQ役で再び出演することもわかっています。一方、ナオミ・ハリスはミス・マネーペニーを再び演じることになるかどうかについて、まだ分からないとしています。
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。