性に対するステレオタイプな表現を書き直したいとのこと…。


Katy Perry

 2008年にヒット曲「I Kissed A Girl」をリリースし、瞬く間に大ブレイクした歌手のケイティ・ペリーですが、このたび、もし同曲を今の時代にリリースするとしたら、性に対するステレオタイプな表現を書き直すなど歌詞を全体的にアップデートしたいと告白しました。 

『グラマー』誌のインタビューに応じたケイティは、「この10年で私たちは変わった ―― 最近まで、バイセクシャルやセクシャルフルイディティについて、ほとんど語られることはなかったわ」とコメントしています。 
    

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 この曲が発売された当時、「女の子同士でキスをすることは悪いこと」という内容の歌詞にLGBTQコミュニティは激怒。ジェンダーステレオタイプに縛られていて、バイセクシャリティに対する偏見をさらに深めたとバッシングされもしました。 

「もし歌詞を書き直せるなら、大幅にアレンジすると思うわ。性に対するステレオタイプな表現はすべて削除すると思う。この10年で私の考え方も大きく変わったの…」
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Katy Perry speech at Human Rights Campaign (Mar. 18, 2017)
Katy Perry speech at Human Rights Campaign (Mar. 18, 2017) thumnail
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 ケイティは昨年、アメリカ最大のLGBT人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンの授賞式で「National Equality(国民の平等)」賞を受賞。その時のスピーチでも「I Kissed A Girl」についてふれていました。 

「私はただの歌手&シンガーソングライターです。真実を歌い、ときには自分のファンタジーをポップな歌にのせています。たとえば、『I Kissed A Girl』なんかもそのひとつです。私は女の子とキスをしたこともあるし、それ以上のことも経験しました。でも、幼い頃から性的指向を矯正する教会に通っていたので、それを公にしていいものなのか、その時はわかりませんでした ―― でも、女性に興味があったことは確かだし、自分の性的指向がこのドレスのように白黒はっきりしていないことにも気がついていましたよ」 

 
「I Kissed A Girl」を現代風にアレンジするとしたら、どんな歌詞に仕上がるでしょう? そうなった場合、ついで2007年にリリースされた「Ur So Gay」もアップデートしちゃうかもしれませんね?

From Cosmopolitan UK
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Translation / Reiko Kuwabara
編集者:小川和繁