47都道府県をテーマにした、渋谷ヒカリエ内のミュージアムd47 MUSEUMで現在、修理と手入れに関する興味深い展示が開催中です。
岩手のうるしぬりたしろからは、漆継ぎの技法を
『47 REPAIR & CARE -47都道府県の修理と手入れ展-』
2012年の開館以来、「旅」「グッドデザイン」「子どもの道具」など、多彩なテーマで47都道府県の個性を紹介している渋谷ヒカリエ内の「ミュージアムd47 MUSEUM」。ここで、第21回企画展となる『47 REPAIR & CARE -47都道府県の修理と手入れ展-』が開催中です。
思い出として残るようなモノや、後々まで楽しめそうな体験・経験が求められているうえ、モノを“買わない”“持たない”姿勢が大きく受け入れられ、修理や手入れをすることで得られる「長く使い続けられる安心感」が、モノを選ぶ基準として改めて重要視されている昨今。
本展では、暮らしにまつわるさまざまなモノの修理や手入れをしているメーカーや作家などを、47都道府県からひとつずつ選出して、その取り組みを紹介&展示。たとえば、割れた陶磁器を漆で直す「漆継ぎ」や、自生する草木を用いた衣類の染め直し、まな板の削り直しなど、各地の資源や風土と深くかかわり、その地の特性を感じさせるものがずらりと集合しています。
木桶のメンテナンスを紹介するのは、徳島の司製樽。
このほか、修理・手入れのための道具の販売も行われるので、「作る」「得る」「使う」というそれぞれの立場から、モノの消費のあり方を考えてみてはいかがでしょうか。
会期中はワークショップなども行われるので、詳細は下記公式サイトをチェックしてください!
◇詳細
『47 REPAIR & CARE
-47都道府県の修理と手入れ展-』
会期/~6月11日(月) 会期中無休
会場/d47 MUSEUM(東京都渋谷区2-21-1 渋谷ヒカリエ8階)
時間/11:00~20:00 ※入場は閉館の30分前まで
料金/入場無料
TEL/03・6427・2301
URL/http://www.d-department.com/jp/47-repair-care