2018年3月19日(月)に、シンガポールに到着したオバマ前大統領(56歳)。2018年は勢力的に活動の場を広げているようです。これは2017年1月に大統領を退任して長期休暇をとって以来、初の国外への旅行となったのでした。

 地元の「ザ・ストレーツ・タイムズ」紙によれば、シンガポール銀行で行われたプライベート・イベントへの参加のため訪れたようで、初日には「シンガポールは教育の促進を図っており、若い女性に権利がある環境で東南アジア全域に関心をもち、彼らが見たいと思う世界を創造することへの楽観的なコミットメントを表明する若者たちがいる」とツイートしていました。

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 そして2018年3月21日にはニュージーランド訪れたオバマ前大統領。その後、3日間の滞在しました。

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 この訪問には、首相を含む政治家などとのゴルフの会合も含まれていたようで、4.05平方キロメートル(東京ディズニーリゾートおよそ2個分!)もあるラグジュアリーリゾート「Landing」に滞在。近くの「カウリ・クリフス」や「Tara Iti」などのゴルフ・コースでゴルフを楽しんだようです。

 余談ですが、歴代ゴルフ好き大統領とも肩を並べるほど、オバマ前大統領はかなりのゴルフ好きです。2014年には、「1年のうちに54回もゴルフに行き、就任以来、年々行く回数が増えている」と、米メディアでバッシングされたことも(我々メディアの世界にも多いかと思います…笑)。そんなオバマ前大統領の腕前も気になるところですが…。 

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オバマ前大統領が訪れた国

 次に訪れたのはオーストラリア。シドニーにて、マルコム・ターンブル首相と会ったようです。

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 そして2018年3月24日にオバマ前大統領はアメリカへ戻り、3月に行われている銃規制の行進を彼と彼の妻で支援していることをツイートしています。

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「ミシェルと私は、今日の行進を起こしたすべての若者たちに対し大きな感銘を受け、そして影響を与えられてもらいました。それをぜひ続けていってください。あなたたちはもはや、私たちの指導者なのです。変化を求める数百万の声を妨げることなんて、誰もできることではないのですから…」

オバマ前大統領が描く未来像

 つづいて、オバマ氏の次なる旅程が日本でした。オバマ前大統領は2018年3月25日(日)に東京に訪問し、演説を行いました。

 そのコメントでは、北朝鮮について「国際的規範から逸脱し、他の国と切り離されている国の一例」と指摘し、指導者と核兵器プログラムについて交渉することの難しさを語っています。彼はまた、「人間の進歩であるリレー競走のバトンを取ることができる、多くの若いバラク・オバマやミシェル・オバマを作りたい。私ができる最も重要なことは、次世代の成長を手助けすることだ」と、リスナーに呼びかけていました。

その演説時の動画
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Netflix 新シリーズの番組制作

 そして2018年3月初めには、オバマ氏とミシェル夫人による議論が、映像ストリーミングサービス「Netflix」でシリーズ番組として制作されるという新しい報告がありました。

 2018年3月8日(木)の「ニューヨーク・タイムズ」紙によれば、「この番組は、インスピレーションを与えるような物語性をハイライトすることに重きをおいた番組作り」と報じています。さらに「トランプ大統領や批評家の意見や声に応えるものではなく…」と付け加えています。

 さらに、「オバマ前大統領と前夫人は、ストーリーテリングによって生まれる力を常に信じてきました。彼らは自身の生活のなかで、『変化を生む努力をし続けている人たちによってこそ、少しずつ世界がより良くなっている』というストーリーをもち続け、そして実行しています。オバマ前大統領は自らの将来の計画を見据えながら、他者から話を聞き、そして、それぞれの考えや意見を共有する新しい方法を探し続けることしょう」と、前大統領の上級顧問であったエリック・シュルツ氏の弁として「ニューヨーク・タイムズ」紙は綴っています。

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 この番組制作の内容の候補に上がり、制作の可能性があるものとしては、ヘルスケア、議決権、移民問題、外交政策、気候変動など、彼が大統領であったころに取り組んでいた話題に関することも含まれていました。

 もう一つの案はミシェル前大統領夫人を主役に、彼女がホワイトハウスで日夜奮闘していた話題についてでした。一体どんな内容なるか? 正式にリリースが楽しみでたまりませんね。

番組にゲスト出演したオバマ前大統領

 2018年3月27日(火)には、今年2回目の出演となるネットフリックスで新たなニュースが放送されました。  

 同年1月に彼は、コメディアンのデイヴィッド・レターマン氏のNetflixシリーズ、「My Next Guest Needs No Introduction」の初回エピソードに登場しました。このエピソードでオバマ氏は、「2017年、ハーバードに入学した長女のマリアを寮の部屋に引っ越しに立ち会った際、自分はほとんど役に立たっていなかった…」と語っています。オバマ氏は単に、感傷的になり過ぎてしまったようです。

「私は基本的に、全く役に立たなかったのです。ここ3週間の間、私は泣いたり、曇った表情を続けてきました。家族は皆それを観ています。マリアは非常に思慮深く、『パパ、この箱にこのランプがあるの。デスクランプをセットするのを手伝ってくれる?』と言ってくれるのです。それは、どう見ても3分か5分くらいでできると見積れるものでした。小さなパーツを、ちょっと組み合わせればすぐにできることなのです。4つしかパーツはなかったのに…。ですが私はそこに座って、セットし終えるまでなんと30分もかかってしまったのですから…と、その番組では大統領としての顔ではなく、パパとしての顔で話していたのでした。

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Why Obama "Stays in the Pocket" with His Dad Moves | My Next Guest Needs No Introduction | Netflix
Why Obama "Stays in the Pocket" with His Dad Moves | My Next Guest Needs No Introduction | Netflix thumnail
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 他にも、オバマ氏がホワイトハウスを出てからの休暇の過ごし方や、ダンス中の「パパの動き」をどのようにコントロールするか? などなど、オバマ氏の笑いアリの様々な表情が見ることができるでしょう。ぜひ、お楽しみください。そして、新たな番組を楽しみに待ちましょう。

From Town and Country(原文:English)
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。