ジェームズ・ボンド役であるダニエル・クレイグの妻であるレイチェル・ワイズが、制作の噂が流れている女性版ジェームズ・ボンドについて語ってくれました。

 ジェームズ・ボンド役で知られる夫ダニエル・クレイグとの間に、生命を授かったことで注目されている妻レイチェル・ワイズ。これまで多くの作品で、美貌を活かしたさまざまな役を演じてきました。

 おめでたいニュースも流れるワイズですが、夫が出演する「007」シリーズの今後の方向性について、「女性版ジェームズ・ボンドを制作するべきではないわ」という考えを明かしました。 

 またワイズは、「テレグラフ」紙に「自分自身のストーリーのためにも、女性は007役を演じるべきではない」とも語っています。 

「(原作者イアン・フレミングは)膨大な時間をかけて、この特別なキャラクターであるジェームズ・ボンドを作り上げました。ボンドはとても男性的で、女性たちと独特な関係を築いています」と、ワイズはコメント。さらに…。 

「誰かの功績に頼ったり、歴代の男性俳優たちと比較されるくらいなら、自分で新しいストーリーを創るべきではないでしょうか。非常に魅力的で興味深い女性には、女性のためのストーリーがあるべきでしょう」とのこと。 

 レイチェル・ワイズは、『007 カジノ・ロワイヤル』、『007 スカイフォール』、『007 スペクター』でジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグと結婚しています。クレイグは、次のボンド作品にも出演予定です。 

 現在、ワイズは彼女自身の複数の映画プロジェクトが進行中で、その多くが女性によって書かれた、強い女性が主人公の作品となっています。 
 

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My Cousin Rachel Trailer #1 (2017) | Movieclips Trailers
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 また、女性作家(国籍不問)が英語で執筆し、前年にイギリスで刊行された創作長編小説のうち、最も優れたものに与えられるBaileys Women's Prize for Fiction(ベイリーズ賞)を受賞したナオミ・オーダーマンの同名小説を映画化した『Disobedience』(原題)にも出演しています。   

 あらすじは父の死後、故郷のロンドンに戻ったユダヤ人女性の役で、レイチェル・マクアダムス演じる元親友との恋愛を再燃させるという物語になっています。 

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DISOBEDIENCE | Official Trailer
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 今後、女性版ジェームズ・ボンドが登場することはあるのか、全世界が注目していることでしょう。

 レイチェルの近況としては、2017年にダフニ・デュ・モーリエの『レイチェル』の映画化の際、主役のサム・クラフリンの相手役として、同名のレイチェル役を演じています。


From ESQUIRE UK 原文(English)
Translation / Trans Mart
※この翻訳は抄訳です。