「無知だったと批判したいけれど、(スナップチャットが)そんなにバカではないことも知っている…」とリアーナ。

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   Rihanna VS. Snapchat

 ユーザーに対して、「リアーナをビンタ」するか? 「クリス・ブラウンをパンチ」するか? …の2択を迫るスナップチャットの広告。これをリアーナが批判しました。

 その後リアーナはスナップチャットから謝罪を受けるものの、それを一切受け入れなかったそうです。 

 その問題の広告は、クリスが2009年に恋人だったリアーナを殴り、DVで逮捕されたことを引き合いに出しています。それを観たリアーナは、自身のインスタグラムに声明を投稿。「DVを軽視している」と、スナップチャットを糾弾しうたのでした。
 

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 
 また、スナップチャットに対する失望や嘆きは、「個人的な感情」からくるものではないと主張しました。 

「これは、個人的な感情からくるものではない。もう、そのような感情は私には残っていないから…。でも、過去に暴行の被害に遭ったことがある、もしくは、現在もそうした被害を受けている女性や子供たち、男性たちを代表して『失望した』と言いたいの。スナップチャット、恥を知りなさい!と…」 

 さらにスナップチャットは、「一番好きなアプリではない」と認めた上で、「なぜこのような広告を打ち出したのか?」と疑問を投げかけ、「無知だったと批判したいけれど、(スナップチャットが)そんなにバカではないことも知っている――DV被害者たちを侮辱するようなアニメーション広告に多額のお金を費やし、それをジョーク扱いした」と、コメントしたのでした。(次ページへつづく)

失った信頼を、すぐに取り戻すのはできるのか?

 そしてアプリ(app)+謝罪(apology)を掛け合わせて、「app-ologyごと捨ててしまったら」と提案したリアーナ。 
       

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Courtesy of Rihanna

 
 スナップチャットの広報はその後、「(問題の広告は)謝って承認されたものです。我々の広告ガイドラインに違反しています――広告は1週間ほど前に、削除させていただきました。このような事態を招きましたことを深くお詫びいたします」と、謝罪しています。

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Photograph / Getty Images


 英BBCによれば、リアーナの声明の影響によって、スナップチャット運営会社のスナップ株が4%下落したそうです。 

 先月もカイリー・ジェンナーの「スナップチャットのアプリを活用しなくなった人、他にもいる?私だけかな.....なんだか悲しいね」というつぶやきにより、株が急落したと報じられたスナップチャット。今後どのような対策を行い、信頼を取り戻していくのか? 要注目です。

From Harper’s BAZAAR UK
Courtesy of Rihanna, Royce Mann
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara