2018年5月のロイヤルウエディングで、ヴァージンロードを一人で歩き始め、途中からチャールズ皇太子に付き添われたメーガン妃…。実父は挙式を欠席しましたが、人気法廷ドラマ『SUITS/スーツ』でメーガンが演じるレイチェル。彼女の父親役を演じたウェンデル・ピアースは、ドラマで結婚式のシーンを撮影する直前、メーガンに励ましの言葉を贈っていたそうなのです。
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Duchess of Sussex's on-screen Suits father reveals the advice he gave her before the royal wedding
俳優ウェンデルによると、彼と娘役を演じたメーガン妃は、マイク・ロス(パトリック・J・アダムス)との結婚式のシーン撮影でヴァージンロードを歩く前、親子水入らずの時間を過ごしたといいます。
当時メーガン妃の警備が強化されていたことから、噂の彼ハリー王子との間に「何かいいことが起きるかも?」と、2人の婚約を予想していたというウェンデル。
英紙「テレグラフ」に対し、「彼女の警備が強化されているのを見て、何か素敵なことが起こるような気がしていたんです。だからヴァージンロードを歩く前に一緒に過ごした時間は、私にとって大切な思い出でした。撮影が始まるまで、ウエディングドレスを着たメーガンと2人で待っていたんです。その時、私たちはふたりきりでした。だから彼女に『結婚を機に人生が変わるよ』って伝えたんです」と語っています。
さらにウェンデルは「結婚はとても素晴らしいものだよ。だから自分のことのようにうれしい。でも困った時は、私は君の友達のひとりであるということを覚えておいてほしい。たとえどこにいようと、何をしていようと、金魚鉢のようにプライバシーのない生活に悩むようなことがあれば、いつでも相談にのるから電話してね」とアドバイスしたのだとか…。
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54歳の俳優ウェンデルは、メーガン妃の実父で数々のメディアのインタビューに応じているトーマス・マークルについても、「父親としてメーガンのことを思うのであれば、何か発言する前に娘のことを第一に考えるはずです。娘を愛しているのであれば、愛しているという気持ちがいちばん大切です。それをわざわざ公にする必要はないはずです」ともコメントしています。
またウェンデルは、メーガン妃の挙式には招待されませんでしたが、自宅でお祝いし、TVの映像を見ながら涙したことも告白しました。
「メーガン妃の挙式は自宅で見ました。早起きして、シャンパンを片手にイチゴにクリームをかけたイギリス風スイーツを食べたんです。とにかくイギリススタイルでお祝いすることにこだわったんだ」と。
そしてウエディングドレスについては、「メーガンのベールにコモンウェルス(英連邦)の国々の国花が刺繍されていたのは、とてもクールだと思いました。彼女のドレス姿を見て、もちろん涙を流したよ。美しい日に、さまざまなカルチャーが混ざり合った素晴らしい挙式が行われたんです。これ以上素敵なウエディングはないと思いました」と振り返っています。
ドラマ『SUITS/スーツ』のシーズン7まで父親役を務めていたウェンデルだからこそ、メーガン妃に特別な思い入れがあるのでしょう。イギリス風にお祝いしたところからも、彼の優しさが伝わってくるようですね。
From Harper’s BAZAAR UK
Photography / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara