2018.10.11

Netflixの近未来的な取り組みとは

Netflix、テレビとビデオゲームの融合を目指す

オンラインストリーミングサービスを手がけているNetflixは、オリジナルコンテンツ『ブラック・ミラー』の新シーズンなど、複数の視聴者参加型作品のプロジェクトを進めているようです。

Netflix、テレビとビデオゲームの融合を目指す
Esquire UK / Netflix

 
Netflix Wants To Merge TV With Video Games. Are We Ready To Take Control?

 Netflixは2018年10月3日(米国時間)、Netflixオリジナルコンテンツ『ブラック・ミラー』の第5シーズンで視聴者が物語の展開を選択できるエピソードを1つ製作することを発表しました。このことにより、インタラクティブなテレビ体験を大きく前進させると注目を浴びています。 
  
 ディストピアドラマの最新シリーズでは、視聴者によって物語の展開やキャラクターの運命を決める選択が可能になるという試みも行っているようです。Netflixにとっては、子ども向けアニメ番組『長ぐつをはいたネコ: おとぎ話から脱出せよ! 』、『バディ・サンダーストラック: やるかも候補!』(どちらもかなりオススメです)以外では初となるインタラクティブ作品となります。 
 
 インタラクティブ作品は、長年テレビの未来の形として提案されてきました。ですが、実際に作られるようになったのは最近のこと。 
 
 2018年1月に放映されたスティーブン・ソダーバーグが手がけるHBO(米TV局)ドラマシリーズ『The Mosaic』(原題)は、そんなインタラクティブ作品の1つです。視聴者は専用のアプリをダウンロードし、自らが見たいエピソードを選びながら、およそ7.5時間のコンテンツを完成させることができる仕立てです。 
 

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写真:『ブラック・ミラー』シーズン1 第2話「1500万のメリット」の場面写真。Photograph / Netflix 
 
  
 このアプリでは、枝分かれする物語に登場するさまざまなキャラクターの視点を切り替えることが可能で、視聴者は自らの想像力を発揮して次に注意を向けるべき手がかりを決めることができました。ソダーバーグは「The Verge」のインタビューのなかで、この番組について「単なるTV番組や映画ではありません。まったくの別物なんです」と語っています。 
 
 「まったくの別物」と聞くと、確かに新鮮でエキサイティングなものにも思えます。ですが、『The Mosaic』(原題)に対する視聴者や批評家の反応は両極端なものでした。
 
 というのも、視聴者がこの番組で犯罪捜査のために調べることのできた証拠の量は膨大で、手に負えないような感情を抱かせ、「何かを重要なもの見落としているのではないか」という不安を助長したからです。 
  
 
『The Mosaic』(原題)の作品紹介動画: 

 
 
 殺人ミステリーというジャンル上、ストーリー展開が様々なキャラクターの視点を追うというアイデアにマッチしていたことは注目に値します。ですが、HBOはその後、すべてのコンテンツを6つのリニアなエピソードで放映しました。 
 
 これでは「何のために選択可能にしたのか」、という疑問も浮かびますが…。

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By Olivia Ovenden on October 4, 2018
Photos by (C) Netflix and Telltale Games
ESQUIRE UK 原文(English)
 
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊

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