これまでも愛車と一緒に撮影したことがあったので、ピエルイジ・ボリオリさんがクルマ好きというのは知っていました。が、今回はここまで見せてくれました!
そうです、今回はクルマ専用のガレージまでお見せしてくれました。それはもう、ただただ圧巻!
そのコレクションはクルマ好きというより、もはや「コレクター」と呼ぶにふさわしいほど。どれも歴史に残るクラシックカーばかりで、そのフォルムの美しさは眺めているだけでも満足できそうなくらい。
しかし、ピエルイジさんは眺めているだけのコレクターとは違います。このクラシックカーで、イタリア発祥の伝統的な自動車レース「ミッレミリア」に参戦しているとのこと。まさに正真正銘のクルマ好きなのです。
そんなピエルイジさんに対し、「クラシックカーに乗るときのスタイルは?と尋ねてみると…「ジャケットはありえない、必ずスポーティーかつカジュアルなスタイルだよ」とのこと。彼にとってクルマは、ジャケットを着てエレガントに見せることではなくて、スピードや乗り心地を楽しむものなのです。
「クラシックカーにクラシコイタリアな着こなしだと、コスプレのように見えてしまう」と言っています。
ピエルイジさんのスタイルはトレンドのスポーツモダンに仕上げていますが、そこにクルマは味のあるクラシックカーを持ってくるところが、実にカッコいいナイスなバランスなのです。要は「大人の余裕」、そこにギャップが生まれ魅力は倍増するわけです。それは逆もしかりで、クラシックな格好なのに最新のスポーツカーというのもいいわけです…。
トラッドな大人にとってクルマは、必要不可欠なもの。だからこそ車種はもちろん、それに乗るスタイルにもこだわりを持ってほしいわけです。
Photograph / Massi Ninni
Photograph / Massi Ninni
Coordination & Text / Minako Shimada
Edit / Emiko Kuribayashi