LVMHprize2018

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左からシドニー・トレダノ(LVMHファッショングループ会長兼CEO)、カール・ラガーフェルド、ニコラ・ジェスキエール、デルフィーヌ・アルノー(ルイ・ヴィトン、エグゼクティブ・バイスプレジデント)、プレゼンターを務めた女優エマ・ストーン、クレア・ワイト・ケラー、グランプリを受賞した井野将之氏、キャロル・リム、ジョナサン・アンダーソン、特別賞を受賞したロック・ファン、ウンベルト・レオン、プレゼンターのジェイデン・スミス、マリア・グラツィア・キウリ、マーク・ジェイコブス、ジャン-ポール・クラヴリー (ベルナール・アルノー、アドバイザー兼LVMH社会貢献活動部門責任者)…と錚々たるメンバーに挟まれたお2人の表情を。たぶん、緊張もピークとなった瞬間だったのでしょう。ちょっと難しい表情にも見受けられますが、うれしいに決まっていますよね。

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)が若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした「LVMHプライズ フォー ヤング ファッション デザイナーズ」。その第5回目となる2018年度グランプリが、2018年6月6日(現地時間)にパリで発表され、「Doublet(タブレット)」を手がける井野将之氏が選出されたのです。

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 井野氏は1979年、群馬県生まれ。東京モード学園を卒業し、企業デザイナーとして経験を積んだ後に、ミハラ ヤスヒロで靴とアクセサリーのデザインチーフを担当することに。その後2012年に、パタンナーの村上高士氏と共にダブレットを立ち上げ、2013年春夏コレクションでデビュー。

 「違和感のある日常着」をコンセプトに、ベーシックなアイテムにひねりを効かせたデザインを提案。日本では、ドーバー ストリート マーケット ギンザやラブレスなどで展開しています。海外でも人気で、すでにケンダル・ジェンナーらおしゃれセレブたちが愛用していることでも注目されています。 

 今回のグランプリを祝して助成金30万ユーロに加え、LVMHの専門チームによる1年間のメンターシップ・プログラムという形でLVMHグループからの支援を受けるということです。

 なお、LVMHの授賞式には今年審査員を務めたLVMHを代表するメゾンのアーティスティック・ディレクターが集結したのです。冒頭でご紹介したように、ファッションを志す者にとっては興奮せずにはいられないメンバーたちに挟まれていたわけです。しかも、プレゼンターはエマ・ストーンです。それは複雑な表情になってしまいますよね。

 そんな井野氏そして「ダブレット」は今後、要チェックです。

Courtesy of Doublet via instagram
Photograph / Getty Images