LVMHprize2018
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)が若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした「LVMHプライズ フォー ヤング ファッション デザイナーズ」。その第5回目となる2018年度グランプリが、2018年6月6日(現地時間)にパリで発表され、「Doublet(タブレット)」を手がける井野将之氏が選出されたのです。
井野氏は1979年、群馬県生まれ。東京モード学園を卒業し、企業デザイナーとして経験を積んだ後に、ミハラ ヤスヒロで靴とアクセサリーのデザインチーフを担当することに。その後2012年に、パタンナーの村上高士氏と共にダブレットを立ち上げ、2013年春夏コレクションでデビュー。
「違和感のある日常着」をコンセプトに、ベーシックなアイテムにひねりを効かせたデザインを提案。日本では、ドーバー ストリート マーケット ギンザやラブレスなどで展開しています。海外でも人気で、すでにケンダル・ジェンナーらおしゃれセレブたちが愛用していることでも注目されています。
今回のグランプリを祝して助成金30万ユーロに加え、LVMHの専門チームによる1年間のメンターシップ・プログラムという形でLVMHグループからの支援を受けるということです。
なお、LVMHの授賞式には今年審査員を務めたLVMHを代表するメゾンのアーティスティック・ディレクターが集結したのです。冒頭でご紹介したように、ファッションを志す者にとっては興奮せずにはいられないメンバーたちに挟まれていたわけです。しかも、プレゼンターはエマ・ストーンです。それは複雑な表情になってしまいますよね。
そんな井野氏そして「ダブレット」は今後、要チェックです。
Courtesy of Doublet via instagram
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