品がよく、さらに機能性を兼ね備えるという目線でバッグを選ぶなら、イタリアのブランドに勝るものはありません。なかでも、『メンズクラブ』がおすすめしたいのがフルラ。なぜならフルラは、上質素材でさらに機能が優れているから。そこで『メンズクラブ』が推す、3つのポイントをこちらでご確認ください。

FURLA 

 
【1】
新しさがあるのに
“上質な革”だからONに使える!

 デザインはもちろん、バッグを選ぶ際に重要なのは上質感です。90年の歴史をもち、巧みな革加工技術にコンテンポラリーなデザインを注入できるフルラだからこそ、その上質感を発揮することができます。

 巷では、なぜイタリアンレザーが重宝されるのか。古くから革のなめし技術が確立していたイタリアでは革の染色技術も同時に発展し、しっとりと柔らかく美しい発色の革を生み出す優れた技術があるからです。このブリーフケースは落ち着いた色合いですが、ヌバックとスムースレザーで切り替えられたデザインにそこはかとないセンスを感じさせます。また、メイン内装は仕切りも多く、A4サイズの書類も収納できるのでビジネスシーンでもしっかり活躍します。
 

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バッグ(縦29×横37×マチ6㎝)10万円(フルラ) ●お問い合わせ先/フルラ ジャパン TEL 0120・951・673 ジャケット13万1000円(デ ペトリロ)、ネクタイ1万円(ブリッラ ペル イル グスト)、パンツ3万3000円(PT01) ●お問い合わせ先/すべてビームス ハウス 丸の内 TEL 03・5220・8686 シャツ1万6000円(サウスウィック)、チーフ6900円(ニッキー) ●お問い合わせ先/すべてシップス 渋谷店 TEL 03・3496・0481 メガネ2万9000円(ペルソール) ●お問い合わせ先/サンライズ TEL 03・6427・2980 時計(スタイリスト私物)

 アイビールックの紺ブレは、キャンバスやナイロン素材のバッグではアイビーリーガーよろしく学生のようになりがち。上質なレザーのブリーフケースだからこそ、着こなしをワンランクもツーランクも格上げします。
 

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幾何学的な模様が配置されたフロント部分は色によって素材がヌバック、スムースレザーと異なるのがポイント。またフラットなパネルなのに、シームが表に出ていないのも注目。これこそ熟練の職人のなせる業なのです。

【2】
品があるのに“ファンクション”がすごい!

 ただでさえ合理性を求めるのに、そもそも機能性がなければ男がバッグを持つ理由はありません。ではなぜフルラのバッグが男性にも人気なのか。それは品のよさと機能性の高さをバランスよく兼ね備えるから。

 定番の「ジョヴェ」から登場した新作のメッセンジャーバッグは、とにかく機能性がすごい。フラップトップに配置したジッパーによりメインコンパートメントへ簡単にアクセスができ、ショルダーストラップを中に入れることでクラッチバッグとしても使えます。シーンによってスタイルが変わる…、こんなバッグこそ出張や旅行のサブバッグとして活用したいですね。

 またブルーに塗られたコバなど気の利いたデザインもフルラらしい品性を感じさせます。
   

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バッグ(縦25×横35×マチ7㎝)7万3000円(フルラ) ●お問い合わせ先/フルラ ジャパン TEL 0120・951・673 ジャケット7万9000円(タリアトーレ)、セーター2万2000円(エストネーション)、パンツ2万8000円(セラードアー) ●お問い合わせ先/エストネーション TEL 03・5159・7800 スカーフ7800円(アルテア) ●お問い合わせ先/シップス 渋谷店 TEL 03・3496・0481

 
 ジャケットにも合わせたい大人のショルダー。フルラならではの革の上質感が着こなしの品のよさを際立たせます。クラッチバッグにもなるなど利便性の高い2WAYは、旅先でのちょっとした街歩きにも最適です。

【3】
遊び心があるイタリアンデザイン

 フルラは創業から90年を迎えた老舗といえども、お堅いバッグデザインばかりではありません。その文化が育まれてきた歴史的背景にプラスして、イタリアンブランドならではの美意識の高さから、ときにふっと力の抜けるような遊び心のあるデザインが生み出されます。

 今季のフルラはヴェネチアをテーマに設定。毎シーズン好評のミニクラッチバッグも、シックな幾何学模様の上に、海をインスパイアさせる生物やツバメ、ギリシャ神話にも登場するアオサギが躍ります。にぎやかなプリントには、ディレクターであるファビオ・フージ氏の遊び心が詰まっているのです。また今季は定番のチャームがイチ押し。きっとキュートなデザインに心が動かされるはず。
 

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写真左/バッグ(縦37×横33×マチ10㎝)7万2000円、チャーム(ヨット)1万1500円、(シャチ)1万3000円、(ロブスター)1万4000円、写真右/上からミニクラッチ(縦29.5×横21㎝)各2万4000円、いちばん下のクラッチ(縦26.7×横34.5×マチ2㎝)3万円(すべてフルラ) ●お問い合わせ先/フルラ ジャパン TEL 0120・951・673

 
 フルラのチャームは普段、この手のアイテムに食指が動かない男性にも人気。それはモチーフの秀逸さと職人の仕事を感じさせる、上質な革の仕上がりが融合しているからなんです。話の種としても活用できますね。

 
フルラには常に新しいものを
生み出す哲学があるんです

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ファビオ・フージさん(FURLAクリエイティブディレクター)

 
Q.
フルラにはとても遊び心がありますね。この春夏シーズンも海を感じさせる配色や柄使いが印象的です。老舗ブランドでクリエイションをするにあたり、こういったチャレンジが難しいことはありませんか?

A.
 フルラは確かに、1927年から続くクラシックな企業です。しかし、フルラのようなシンプルで上質なブランドこそ、常に変化を求めていかないといけません。幸いなことに、新しいことへチャレンジするDNAがフルラにはしっかり根付いています。

 今シーズンの海をイメージさせるブルーは、フルラのクオリティだからこそ発色のいい革に落とし込むことができました。イタリアのブランドとして海は、注目すべきテーマのひとつです。また2018年秋冬もモータースポーツをイメージソースにした新しい提案ですが、モーターバイクはイタリアでは長い歴史があります。フルラは歴史あるブランドで、イタリア人のライフスタイルに深く浸透しているテーマを取り入れるなど、老舗のクリエイションへうまく融合させる形でデザインしています。

 
Q.
新しいアイデアを創造するために、あなた自身が何か努力していることはありますか? たとえば旅とか。

A.
 おっしゃるとおり、旅へはよく行きます。日本へも昨年11月に行きましたよ。旅先で新しいカルチャーを体験する際、私はストリートに注目します。街にいる人々がどんな服を着ているか、どんなモノを持っているかを観察するのはとても実りのあることです。

 国やジェネレーションにとらわれずに発想し、クリエイションをすること。それが、フルラが常に新しいコトに取り組むことができる理由です。

 
●お問い合わせ先
フルラ ジャパン
TEL 0120・951・673 
www.furla.com

Photograph / Taisuke Ota
Styling / Kohei Kubo (quilt)
Hair & Make-up / Saori Hattori
Model / Hiroyuki Kubota(INDIGO)
Text / Yasuyuki Ushijima(NO-TECH)
Edit / Kazumoto Kainuma