「時勢が読めて、トレンドに敏感であること」は、自身の装いの印象UPに貢献する点で重要です。ですが、さらに一段上の格好よさにたどり着くためには、トレンドだけではない自分のスタイルを確立する必要があります。
男の味わいを深めるためにも、ファッション先進国の洒落者がどんなスタイルを実践しているのかに焦点を当てて、その装いのキモを探ってみました。
飾らないスタイルが
自然体でカッコいい
ハドソン・ゲインズ-ロスさん(コー・ファウンダー)
NY出身のゲインズさんは、3年前にスタートしたRISE Brewing Co.というニトロコーヒー(窒素を注入してビールのように泡立てたコーヒー)のブランドのファウンダー。その他、数々のブランディングを手がけています。
最近はペインティングをはじめていて、描いた絵をチャリティー用に販売したりもしています。「絵を書いてるときがいちばんリラックスできるんだ」(ハドソンさん)。
ファッションは基本、シンプルかつ飾らないスタイルが好み。「バックメイソンのTシャツは着心地がよく、ユニフォームってくらい愛用しています」(ハドソンさん)。ウォッシュデニムにTシャツというスタイルでも、ジャストサイズで着こなしているので、大人の清潔感があります。
(写真は)自宅でのリラックスタイム。小襟がモダンなデニムシャツはサタデーズのもの。その下は、上品な色落ちA.P.C.のデニムにお気に入りのバックメイソンのTシャツ。全身をインディゴカラーで統一しているのが、ナチュラルでカッコいいです。
【STYLE 1】ハドソン・ゲインズ-ロス
自宅近くのプラントショップへ。「買い物がなくても、ちょっとよって立ち話をするのが楽しい」(ハドソンさん)。
お気に入りのA.P.C.のデニムに合わせたサタデーズのシャツは、赤とブルーの細かいドット柄が絶妙なアクセントに。
【STYLE 2】ハドソン・ゲインズ-ロス
自身ファウンダーでもある、RISE Brewing Co.にて。
「ニトロコーヒーは、ミルクを入れずに味わってほしいね。少し甘みがあって、新鮮な喉越しにきっとやみつきになるよ」(ハドソンさん)。サングラスはオリバーピープルズ、スニーカーはムーンスター。
[U.S.A.]
Photograph/Omi Tanaka
Coordination/Momoko Ikeda