Burberry Check Syndrome
レディスの世界でありますが、ワールドコレクションを巡業する早耳ファッショニスタたちは今季のワードローブの主役に、こぞって指名買いしたのがBURBERRY(バーバリー)のチェックコートらしいのです。 今回のショーがラストショーとなるクリストファー・ベイリーへのオマージュもあってか、ロンドンのストリートには新作のラミネート加工されたネオンチェック、アイコニックなヴィンテージチェック、定番タータンチェックなど、さまざまなチェックに溢れていたのです。 英国トラッドを象徴する伝統的パターンを、あえてストリートライクにドレスダウンしたハイブリッドなレディスの着こなしをチェックして、自らの着こなしにも応用してみてはいかがですか!?
Photograph / Getty Images, IMAXTREE
おしゃれスナップクイーンであるカロリーンが、BURBERRY(バーバリー)の中からいち早くピックアップしたのは、大ヒット中のラミネート加工されたロイヤルタータンチェックのコート。 トラッドなコートを主役にしたぶん、大ぶりのステートメントイヤリングやメタルフレームのミニバッグで、さりげないフェミニニティをプラス。安定感のあるおしゃれを披露しています。
カロリーン・ダウール(Caroline Daur)
これ1枚で今季の気分を表現できるとあって、とにかくカブリ率が高いBURBERRY(バーバリー)のロイヤルタータンチェックコートでした。 着こなしの基本はベルトマーク、ボトムに異なるチェックを選んでも相性もバツグンです。
「BURBERRY(バーバリー)」のロイヤルタータンはまだまだ続きます! 写真のファッショニスタは襟元にレース、足元にハードなレースアップブーツで。甘辛トラッドに着地しています。
ロイヤルタータンと同じくらいヒットしているのが、ティファニーのような個性派ファッショニスタがオーダーしたラミネーティッドネオンチェックです。 カット・オフ・リップドなデニムを合わせてストリートライクに。足元はBALENCIAGA(バレンシアガ)のブーツやOFF-WHITE(オフ-ホワイト)のバッグなど、ネオンカラーとリンクさせるカラーコーデでティファニー流エッジ―モードを完成させています。
ティファニー・スー(Tiffany Hsu)
ピンクのラインが走る、ラミネーティッドのネオンチェックも。 80年代を彷彿させるブリンブリンなメダルネックレスとの合わせ技が、かなり上級テクニックです!
ラミネーティッドのネオンチェックコート。同じものでも、こんな風に片側だけまとう大胆な着こなしをキャッチ! 難易度が高いように見えて、チェックとリンクさせたピンクニットを合わせたことで脱・奇抜になっています。ソックス&サンダルの足元も、ガーリーなイメージづくりに効果的ですね。お見事! しかし、これをメンズに応用するのはちょっと難しいかもしれません。
BURBERRY(バーバリー)のネオンチェックコートに、BALENCIAGA(バレンシアガ)のダッドスニーカーという、究極に旬なコーデはいかがですか?
気に入ったアイテムは、色違いでGETするのはレディスもメンズも同じです。 ロイヤルタータンのラミネーティッドトレンチを愛用中のカロリーンは、もう1枚同じ型でスコットタータンもオーダーしました。 シックな1枚をフーディと合わせて、こなれたレイドバックスタイルに仕上げています。
こちらも2017年9月に行われたBURBERRY(バーバリー)のランウェイショーで目を引いた、オーバーサイズのポンチョです。 こちらがウエスタンブーツを合わせ、洗練されたカントリーレディを気取っていますね。
主張の強い柄ニットとタータンが、こんなにマッチングするなんて! プリント・オン・チェックだってへっちゃら!というグッドサンプルです。
端正な白シャツにサスペンダーパンツというジェンドルマンスタイルを、ハウスチェックのコートと首元に巻いたスカーフ、そしてアクセントカラーに差し込んだボルドーのブーツで、レディライクに昇華したスタイルです。
タータンチェックのセットアップに、同柄のコートをまとったパワフルコーディネート。ストロー素材のバッグが、ハズしのアクセントに。
チェックはBURBERRY(バーバリー)だけじゃありません! 「ネッタポルテ」のファッション・ディレクターであるリサは、NYブランドのtibi(ティビ)のプレイフルなディストリクトタータンのセットアップで登場です。 Simon Miller(サイモン ミラー)のクラッチバッグを合わせて、モダンなカラーブロッキングをエンジョイしています。
リサ・アイケン(Lisa Aiken)
もはやタータン・オン・タータンは、おしゃれに決める上級テクニック。ワンピースとコートをともに、同パターンのタータンでシンクロさせるというのはいかがですか!? メンズなら、コートとパンツでタータン・オン・タータンを。同系の楽器で違う、ちょっとしたリズムを奏でるのもオツです。
ギンガムチェックの袖×タータンチェックのボディ×プリンス オブ ウェールズ チェックのラペルという、BURBERRY(バーバリー)渾身のマルチチェックコートです。 ブリットトラッドなスタイルを、ホットピンクのネル風マフラーとボリューミーなレースアップブーツで。足し算トッピングでいまどきカジュアルにアレンジしています。
今季ぜひ狙いたいのが、BURBEREY(バーバリー)が1960年代に初めて使用したプリント・ヴィンテージチェックをフィーチャーしたアイテムの数々。 リバーシブルのコートは、チェックを惜しみなく披露するのが旬度満点です。
「ヴィンテージチェックでトータルコーディネートし、足元はダッドスニーカー!」という、これぞ90年代なコーディネートもカムバックしています。 インにまとうは、もちろんフーディというあたりもブリットな感覚です! これはメンズでもすぐ応用を。そのまま映画の主人公にもなれそうですね。
今回、ロンドンで発表されたばかりのレインボー ヴィンテージチェックを発見しました! メンズライクなハリントンジャケットは、インにシルキーなブラウス、袖からフェザーを出してセンシュアルな雰囲気をミキシング。もっとも、ボトムはラインパンツとダッドスニーカーを合わせて、ストリートライクに落ち着かせているところは技アリですね。
ステートメントピースのコートのように、全身でチェックをまとうのにはまだ抵抗が......という方は、パンツやバッグなどどこか1点投入するだけでも、瞬時に今季っぽさを出せるという参考例です。 こちらメンズでも即応用できるので、ぜひご参考に!
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