2018.03.08

キモノのすすめ

「銀座もとじ 男のきもの」開店15周年記念、『はじめての「男の着物」着付けDVD本』出版記念パーティー報告

2018年1月27日(土)、帝国ホテルにて「銀座もとじ 男のきもの」15周年記念および『はじめての「男の着物」着付けDVD本』出版記念パーティーが開催されました。

「銀座もとじ 男のきもの」開店15周年記念、『はじめての「男の着物」着付けDVD本』出版記念パーティー報告
Photograph / Tatsuya Ozawa
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 1979年の創業以来、織の着物専門店「和織」、染めの着物専門店「和染」、和文化の発信基地「ぎゃらりー泉」など、着物に専門特化した店作りを行ってきた「銀座もとじ」。そんななか、2002年に泉二弘明さんは業界初となる男の着物専門店「男のきもの」をオープンしたのでした。 
 
 さらに2007年春からは、世界初となる雄だけの蚕品種“プラチナボーイ”から作られた着物の生産と販売を行うなど、「一本の糸から」を新たなスローガンに、新しい時代に向けての新しいキモノづくりに対し精力的に取り組んできました。
 

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檀上で挨拶をする(株)銀座もとじ代表取締役社長、泉ニ(もとじ)弘明さん。 
  
 
 そして2018年1月27日(土)に帝国ホテル 東京にて、「銀座もとじ 男のきもの」開店15周年記念というおめでたい節目とともに、『はじめての「男の着物」着付けDVD本』出版を記念したパーティーを開催。 
 
 もちろん、このパーティーのドレスコードは「着物」。それぞれの方の着物姿には、それぞれの人生という物語が映し出され、日本人の奥深さを再確認できた素晴しい夜に。450人を超える着物愛好家により、「男の着物」普及に尽力した泉二弘明さんの功績を讃えました。
  

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参加者は約450名、そのうちほぼ半数が着物姿の男性という圧巻の景色で彩られました。「皆さまのおかげで『男のきもの店』も15周年を迎えることができました。東京五輪の際には、着物姿で海外のお客さまをお迎えすることにより、日本文化発信の一端を担うことができたら…」というスピーチが印象的でした。 
 
  

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乾杯の音頭をとるのは、泉二弘明さんと古くから親交をもつ日本文学研究者・国学研究資料館 館長のロバート・キャンベルさん。「泉二(もとじ)さんに着物の着方を教えられました。…和装の精神は洋服を着るときにも生きている」と語ってくれました。
  
 
 東京・銀座に店を構え、来年(2019年)には、創業40周年を迎える「銀座もとじ」。その社長である弘明さんを代表したスタッフたちが、これまで大切にしてきたものは何でしょうか? この記念すべき会場で実感できました。それは、人々が大切なものを受け継ぐ「心」に他ならないのではないかと…。
  
 お客さまの感動をつくり手にも伝え、そして、そんなお客さまが「次にどんな感動を望んでいるか?」を作り手にフィードバックし、共に次を考える姿勢などなど、常に両者のパイプ役として心に向けて語りかけてきた商売を続けてきたからこそ、いまもなおその勢力は劣ることを知らないのだと納得したのでした。
 
 めまぐるしく流れては消えるトレンドと、使い捨てが当たり前となった20世紀は終わり、21世紀の今、あらためて和の文化が見直されてきています。そんな折、心を込めて作り上げ、さらに「親子三代通して着こなすことができる」と謳われる着物は、今の時代の最先端のアイテムとも言えるのではないでしょうか。
 
 歴史を紐解けば、着物は時代のモードを映し出す最先端のアイテムでもありました。これからも「銀座もとじ」を中心に、この和の文化を世界発信し続けたならば、きっともうすぐモードとしての着物が復権するかもしれません。そう願ってやまない夜でした。

 
 美しい着こなしが咲き乱れた華やかな会場のなか、泉二弘明氏の同じ奄美出身の歌手・元ちとせさんと中孝介さんのお二人が、本場奄美大島紬姿でステージに。圧倒的な声量と伸びやかで艶のある歌声で、来場者を魅了していました。
 
 そして最後に、泉二弘明さんと後継者である2代目啓太さんがともに登壇。恒例となっている「銀座もとじ五本締め」でパーティーの幕は閉じられたのでした。
  
   
【「銀座もとじ 男のきもの」開店15周年、
『はじめての「男の着物」着付けDVD本』
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Photograph / Tatsuya Ozawa
Text & Edit / Hikaru Sato, Kaz Ogawa

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