これ見よがしではなく、
適度に主張するモノグラムが魅力。

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今シーズンの新アイコンとして登場した、バリークレストを全面に配したクラッチバッグ。素材には、表面がコーティングされたプリントコーテッドキャンバスが使われているので、ガシガシ使っても傷がつきにくいのです。6万円(バリー/バリー銀座)  ●お問い合わせ先/バリー銀座 TEL 03・6215・6609 http://www.bally.jp/

【Scoop Article】 バリーの「クラッチバッグ」 ¥60,000

 世界最高峰のエベレストにヒラリー卿と一緒に登頂に成功したシェルパのテンジン・ノルゲイ氏が、バリーの「レインディアヒマラヤブーツ」を着用していたことはあまりにも有名な話。 

 バリー=靴をイメージする人が多いのは、そのせいでしょう。そんなバリーが最近、グッとモダンに進化したのです。今回紹介するバリークレストのクラッチは、その代表作ともいえます。 

 ブランドアイコンのバリークレストをモノグラムに配し、色使いもツートーンとポップ。男女兼用となりうるデザインは、新しいバリーの魅力といえます。しかもブランドの歴史を感じさせるスイスの山と月を使いながらも、これ見よがしではない。わかる人にしかわからないというのがポイントです。強印象ではなく好印象なオトナとしては、その絶妙なバランスがたまらないのです。 

 高価なブランド物を買うときのコツは、地味すぎず派手すぎず、その中間的なものを選ぶこと。せっかく買ったのに、誰にも突っ込まれないのは意味ないですからね。一見モノグラムが派手に見えますが、グラフィカルな柄は遠目には無地に。これならスーツスタイルのハズシに持つのもいいし、休日スタイルにだってしっくりはまります。まさに、オールラウンドで使えるのです。 

 

収納ポケットも充実しています!

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内部には上質なキャンバスが使われ、 
ポケットの縁にはレザーが配されています。 
大きめなポケットと小さいポケットが2つあり、 
ペン差しまでついているのでこれひとつあれば、 
近場での打ち合わせには完璧です。

Photograph/Takashi Nishizawa
Styling/Takehiro Abe
Text & Edit/Masahiro Nishikawa
西川昌弘 責任編集