靴はトリッキーなアイテムであるとともに扱いにくい可能性が高く、多くの男性がこの迷いに陥るものです。でも、良質な一組のローファーをワードローブに備えるだけで、ご自身のスタイルをアップグレードさせるための画期的な方法となるのです。

 それを証明するためには、最高にうまく着こなした歴代の男性たちをご覧ください。

 例えばポール・ニューマンは、ローファーを最もクールに履きこなす人物の一人でした。なんと彼は白い靴下とも合わせて履きこなし、今もなお、カッコ良く見えているのです。マイケル・ジャクソンが後に証明したとおり、それは見事としか言いようがありません。現在、それもちょっとした復活の兆しも見られますが、率直に言えば、履物と同じように時代を超越した魅力があるのです。

 そのトリックは、ご自身の思いつきばかりではなく、スタリッシュな男たちというお手本から見つけ出すことが効果的かと思うのです。

 そしてさらに、パンツが正しい長さにカットされていて、テーパードされているかどうかを確認するのです。これら2つのディテールを確実なものにすれば、それほど間違いはないはずです。

 そこで、ローファーをマスターするための5つの方法を完全ガイドにしました。その完全ガイドをぜひ参考にしてみてください。

「投資する」

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 革靴に関して言うと、ケチしないことが確実に成功するルールとなります。ローファーに関しては、それが何よりも重要なことなのです。

 ソックレスにする場合、熱(と汗)がより迅速に革に伝わりますので、安価な靴だと絶対に長持ちしないのです。一方で高品質の革であれば足の形状により馴染みやすく、いっそう快適な履き心地になるのです。

「大げさなまねをしない」

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 ローファーを王道のスタイルとみなすことは簡単なことでしょう。しかしながら時として、ゼブラプリントやおかしなタッセル、キューバンヒール、センスの悪いディテールが施された履物を…まだまだあげるとキリがありません。

 春夏用に購入したいのなら、スエード革またはソフトレザーで淡い色合いのものを選びましょう。これにはトッズやエルメスのものが正しいチョイスとなります。

 また冬であれば、頑丈であるかどうかも確認してください。この場合は、グレンソン、クロケット&ジョーンズ、チーニーといった英国のシューメーカーのものなら十分に長持ちしますね。

「“隙間”を適切なものにする」

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スコット・ローファー(420米ドル)/グレンソン>>> grenson.co.uk

 ソックレスにしたいのであれば、実際に試してみることです。ただし、ご自身のパンツが靴の上でクッションしたのち、余計に垂れていないことを確認してください。中年の域に達した映画界の大御所、のように見えてしまう危険性があるのです。

 リネンやチノパンは春夏に最適であり、ウールやデニムは涼しい季節にぴったりですが、どちらの場合もそれらが足首近くで先細りしているか、または僅かな隙間を残しているかどうかを確かめる必要があります。ある程度、靴下にこだわりたい場合は、パンツの色にマッチさせてくださいね。

「クラシックを知る」

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 ご自身のワードローブにある残りものと同様、ワイドローファー全般には重要な部分がいくつか存在しており、そのスタイリッシュなピリ辛さに価値を見出している人であれば、誰もが知っておくべきことなのです。ペニーはたぶん最も一般的な形態で、その他にもホースビット、モカシン、タッセルがあります。

 ペニーはおそらく、とりわけオックスブラッドレザーでは最高のオールラウンダーとなります。ですが、どのスタイルにもそれぞれメリットがあるのです。ホースビッツはアイビー・リーグの雰囲気に適しています。モカシンはまさにモナコへドライブするためのチケットと言えるのです。

 そしてタッセルローファーは、スリーピースのマスター・オブ・ザ・ユニバーススーツを着用すれば、必ず見栄えがします。

「足のケア」

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 ソックレスにする覚悟を決めるのは結構ですが、とりわけローファーが革製である場合は、おそらく足がかなり熱くなることでしょう。 

 解決策(まだご存じでない場合)は、インビジブルソックスです。そう、そのニュアンスは女性もののようなルックスですが、それは足から出る汗を吸収してくれるのえ、乾燥させてくれるのです。

 よって無臭状態に保ち、多少ながら靴を快適なものにしてくれます。微妙に日焼けした足首も、素晴らしいと言えます。ただし、足首のみを日焼けさせるのはやめましょう。とんでもないことになりますからね。


※この特集は、『Esquire』US版で特集されたページを再掲載しているものです。掲載している商品は、日本で販売していないものも含まれます。また、ここに記載されているお問い合わせ先へのリンクは、すべてアメリカでのショッピングサイトです。日本での購入が困難なサイトもありますので、ご了承ください。


Source / ESQUIRE US
Translation / MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。