Clothing, Collar, Sleeve, Dress shirt, Facial hair, Beard, Fashion, Blazer, Street fashion, Button, pinterest

お洒落の基本は、「真似」から始まる
と言っても過言ではないでしょう。
そこから自分に合うもの合わないものを
見極めていくことが大切です。
そこで重要となるのがお手本です。
間違えなく参考になるのが、
この季節各国で行われる
ベストドレッサーアワードの
入賞者ではないでしょうか。
そこで今回、『エスクァイア US』のエディターは、
2015年のベストドレッサー候補として
挙げられそうな著名人10人を
事前にランキング形式で紹介しています。
ぜひとも参考にしてみてください。

#10 クリス・コリー

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アクセサリーが多いですが、スーツは完璧で、自信たっぷりな様子で歩いています。それから公平のために断っておきますが、彼は実際に雨が降っているために傘を使用しているのです。

クリス・コリー
アメリカ出身のファッションコンサルタント。長年に渡り、数々のハイブランドのコンサルテーションを行ったことで有名。「Fashion Week Online」と「NY Fashion Week Live」のシニア・エディトリアル・ディレクターを務める。

#9 ザ・ウィークエンド

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秋冬に白いスニーカーを着用することはいままで、あまり見なかった光景かと思います。ですが、時代は巡り、今年が白スニーカーがトレンドにもなっています。週末の街で足元を確認すればわかることでしょう。 

ザ・ウィークエンド
1990年2月16日生まれ、カナダ出身の男性R&Bシンガー。官能的な歌声が特徴の人気アーティスト。

#8 カニエ・ウェスト

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彼のジーンズはかなりのスリムフィットであり、ダメージ加工も施されたジーンズが目を引きます。が、彼のシャツの形状にも注目してみてください。何の変哲もない白シャツに見えますが、よく見れば、少々緩めに流れたフォルムのようにも見えます。アシンメトリーなデザインになっているようです。しかも、サイズも少々大きめのようにも見えるのです。そんなマイナス要素を抱えているにも関わらず、カニエ・ウェストが着こなすとサマになっています。この写真を見るに、全く非の打ち所がありませんよね。これはサイズが大き過ぎであっても、全体のフィット感のバランスが重要であるという証となっています。加えて、それが似合う個性の持ち主かという問いも忘れないことですね。 

カニエ・ウェスト
1977年6月8日生まれ、アメリカ・シカゴ出身のミュージシャン、音楽プロデューサー。これまで数多くの名曲を楽曲プロデュースし、自身も歌手として数々のヒット曲を連発。2015年時点でグラミー賞に57回ノミネート、うち21回受賞を果たしている。

#7 マイケル・ポーリッシュ

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ショート丈のトレンチコート、そしてTシャツ、ボトムスにはブルージーンズ。シンプルなアイテム通しのコーデになりますが、これ以上ベストなバランスで着こなし方法はないってぐらい、上手にコーディネイトしているマイケルでした。隣には最高のアクセサリーといっては失礼になりますが、最高の美女が着こなしに華やぎを与えるといった先方まで、さすがですね。

マイケル・ポーリッシュ
1970年10月3日生まれ、アメリカ出身の映画製作者。手がけた代表作は『Jackpot』(原題)など。兄マークと共に「ポーリッシュ兄弟」の名前で映画製作を手がける。妻は女優のケイト・ボズワース。

#6 パトリック・スチュワート

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そのプリントシャツを見ると喜ばしい気持ちにさせられます。あなたが常にあなた自身(サー・パトリック・スチュワート)であり続けられるからです。ここで学ぶべきことは、自分らしいと思うアイテムを常に着こなすという戦法もアリ!ということ。「○○さんといえばこのアイテム」という代名詞的アイテムを持っていれば、そのアイテムを着こなす時点でストーリーが芽生えるので、着こなしに厚みが出るのです。

パトリック・スチュワート
1940年7月13日生まれ、イギリス出身の俳優。代表作は「スタートレック」シリーズや「X-メン」シリーズ。2004年11月より、イングランド北部のハダースフィールド大学で学長を務めている。

#5 ファレル・ウィリアムズ

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ちょっと前まではタブーともされていたデニム・オン・デニムの着こなし。ファレル・ウィリアムズは見事にそつなく着こなしていますね。ダメージ加工・ユーズド加工により、視覚的効果もプラスに作用しているスタイルです。デニムによるテクスチャーのニュアンスは、オトナのカジュアルシーンの幅を広げているのは事実と言えるでしょう。この着こなしに表現されたボーイッシュな雰囲気が、ヤンチャなファレル・ウィリアムズの個性とのギャップを生んで、より一層の魅力を放っています。

ファレル・ウィリアムズ
1973年4月5日生まれ、アメリカ出身の男性音楽プロデューサー、歌手、MC、ファッションデザイナー。1990年代末から現在に至るまで様々なアーティストの楽曲プロデュースやフィーチャリング・コラボレーション、自身のソロ活動により数々のヒット曲を生み出しており、2014年時点でグラミー賞に24回ノミネート、うち7回受賞を果たしている。

#4 ナズ

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大人の男性は、どのように野球帽を被っているのでしょうか。そのお手本となるのがナズです。どうぞ注目してみてください。やはり、一番マッチするのは、白Tにブルージーンズ、そしてクラシックテイストの白スニーカーなのでしょうか? 時代を超越したカジュアルスタイルとも言えるでしょう。

ナズ
1973年9月14日生まれ、アメリカ出身のヒップホップMC・作詞家・音楽プロデューサー・俳優である。多くの楽曲は攻撃的なものとなっており、違法薬物の売買やギャングの生活を題材としている。

#3 ジャン=マルク・ヴァレ

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これほど洒落た映画監督がいたなんて…。ヴァレは、ネクタイの幅とジャケットのラペル幅、さらにはシャツの襟の大きさが統一された基本的ルールを守った着こなしをしています。さらにスーツ全体のシルエットもスリムも仕上げれたものを着こなしているので、完成度の高い大人のモードな着こなしを実践できていますね。その結果、紛れもなくシャープな印象に映っているのです。本人の中身以上に…(笑)、これは何の根拠もない冗談ですが…。

ジャン=マルク・ヴァレ
1963年3月9日生まれ、カナダ出身の映画監督。代表作は『ヴィクトリア女王 世紀の愛』や『ダラス・バイヤーズクラブ』など。

#2 ヘイミッシュ・ボウルズ

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これは高名な紳士に似合う、ワンステップ進化させた着こなしパターンです。ちょっと全体を真似することは難しいとは思いますが、ここでもネクタイの幅とジェケットのラペル幅、そしてシャツの襟の大きさが比例していることにご注目してください。それが重要なのです。

ヘイミッシュ・ボウルズ
1963年7月23日生まれ、イギリス出身のファッション・ジャーナリスト。かつて、欧州版「VOGUE」誌の編集者として活躍した経緯がある。

#1 ジェイク・ギレンホール

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ジェイク・ギレンホールは、今年のベストドレッサーの最有力候補です。シンプルなオーダーメイドスーツに、モノトーンのネクタイ。フリルは使用していません(笑)。なによりも、サイジングが完璧なところに注目ください。フィット感もそうですが、各アイテムの丈が完璧。特にジャケットの袖口から覗く、シャツのカフスのバランスが最高です。セレブの着こなしとなると、ここを見落とす方が多いのです。

ジェイク・ギレンホール
1980年12月19日生まれ、アメリカ出身の俳優。代表作は『ドニー・ダーコ』、『ブロークバック・マウンテン』、『デイ・アフター・トゥモロー』など。2010年には一時、人気歌手のテイラー・スウィフトと交際し、騒がれていました。

By Andrew D. Luecke on September 14, 2015
Photos by Esquire US
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。 

編集者:山野井 俊